サヤ取りが低リスクって本当のところどうなの?【NYダウー日経225サヤ取りの特徴その1】

NYダウー日経225サヤ取り 特長 低リスク

ここからは、サヤ取りの特徴についての説明です。今回は「特徴その1:リスクが低い」です。

 

巷では、「サヤ取りが低リスクである」という認識はかなり浸透してきている気がします。

 

ただ、誤解も多く「どんなサヤ取りも低リスクだ!」と思わせるようなものもあります。

 

ここでは、NYダウー日経225サヤ取りのどの辺がリスクなのかを中心にまとめていきます。

 

私のサヤ取り教科書本「株式サヤ取り教室(栗山浩著)で書かれていることを引用させていただきながらすすめていきます。

 

 

サヤ取りの特徴その1:リスクが低い

 

仕事だから当然の条件であるが、サヤ取りにおいては、リスクはゼロまたはゼロに近い。〜株式サヤ取り教室より

 

こう、師匠林輝太郎・栗山先生の共著本には書かれているのです。

 

でも・・・・・ちょっと補足も必要・・・・な気もします。

 

 

おうおうおう、林先生の本にケチをつけるとはいい度胸じゃないか!


 

いや、ケチじゃなくて、あくまで補足なんですだけどね。

 

サヤ取りにもいくつか種類があり、内容によってリスクの取り方が違ってきます。

 

サヤ取りの組み合わせによっては、リスクはゼロまたはゼロに近いという感じではなくなる時もあります。

 

リスクの取り方

 

  • リスクがゼロに近いサヤ取り
  • リスクを相応に取るサヤ取り

 

今回のNYダウー日経225サヤ取りは、「リスクを相応に取るサヤ取り」です。

 

リスクの取り方は、期待できる利益と比例します。

 

つまり、リスクがゼロに近いサヤ取りは、利益もそれなりに少な目です。

 

それに対して、「リスクを相当に取るサヤ取り」は、リスクも取りながら大き目の利益も狙っていけるということになります。

 

いずれにしても、サヤ取りは一般の裁量トレードに比べるとリスクは低目になる傾向があります。

 

このリスクの低さは、「両建て」の仕組みが生み出しています。

 

両建てが生み出すリスクの低さ

 

NYダウと日経225は、値動き自体は違えど大きな動きは連動しやすくなっています。

 

  • NYダウが上昇傾向のときは日経225も上昇しやすい。
  • NYダウが下落傾向のときは日経225も下落しやすい。

 

ここら辺は、投資家であれば詳しい説明は不要かもしれません。

 

つまり・・・「売り」「買い」ともに同じ方向に動き易い、損失が大きくなりにくい・・・ということです。

 

世界同時株高・世界同時株安という状況が年に何度か置きます。

 

現在のように世界経済が相互に繋がっているときは、株価指数同士の値動きも大きな方向性は同じになりやすいものです。

 

無論、全く同じではないので、「上がり方」「下がり方」に差がでてきます。

 

それがサヤ取りの収益源にもなります。

 

NYダウー日経225サヤ取りでは、同じ方向に動きやすい銘柄同士を両建てにするので、損失がどこまでも大きくなっていく可能性は薄いのです。

 

その結果、「大きなケガはしにくい」ということにもなります。

 

 

この記事の3つのパターンで、NYダウー日経225サヤ取りでよくある収益パターンは「上げ相場」と「下げ相場」です。

 

両方が利益になる基本パターンは現実の売買ではほとんどありません。

 

つまり、NYダウと日経225の両方が「上げ」も「下げ」が同じ方向に動きながら利益を生み出すパターンが多いということです。

 

例えば、下げ相場で「サヤ拡大」の値動きはこうなります。

 

拡大狙いで利益となるケース

 

  • NYダウ買い 100下落
  • 日経225売り 300下落
  • サヤ取り損益 ー100+300=200(利益)

 

この場合、両建てポジション全体で200の利益です。

 

仮にこの仕掛けが、うまくいかなかった場合はこんな感じになります。

 

拡大狙いでうまくいかなかった場合

 

  • NYダウ買い 300下落
  • 日経225売り 100下落
  • サヤ取り損益 −300+100=−200(損失)

 

ここではサヤが200縮小したということになるので、結果として損益はマイナスになっています。

 

この時、裁量トレードでNYダウの買いだけ仕掛けていれば、損失は300となっていました。

 

両建てにしているので、失敗した場合でも日経225の利益がNYダウの損失を減らす役割を果たしてくれたということです。

 

こんな感じで、サヤ取りの方が1回1回の売買損失は少なくなる傾向があります。

 

必ずそうなるというものではありませんが、サヤ取りがうまくいかないようなときでもリスクは低目になることが多いです。

 

また、サヤは拡大し続ける訳でも縮小し続ける訳でもありません。

 

「拡大を狙った仕掛け」をしてすぐに拡大せずに縮小が続く場合でも、いずれは一定期間待つことで流れが縮小から拡大へと変化してきます。

 

この辺の流れも利用できるようになってくれば、最終的に損失を被るリスクは相当減ります。

 

例えばこんなケースです。

 

 

このときは、仕掛けてから逆方向にサヤが動き、含み損が増えていた時期です。

 

このケースでは、この後サヤ変動の流れが変わります。

 

数日後に、含み損が消えたところでNYダウ・日経225を完全両建てにしています。

 

 

この方法は、「全体の方向性をみながら次の売買に繋げたい」と考えているときに有効な使い方です。

 

くりっく株365は「建玉整理」という方法で、両建てポジションを相殺することができますので、完全両建てをしても2重にスプレッド・手数料負担はせずに済みます。

 

結局、この時はそのまま建玉整理でポジションを相殺しています。

 

 

このケースは、仕掛けた方向性が合わずに含み損が増加したのですが、サヤ変動の変化を待ってから利益決済に持っていったものです。

 

こんな感じで、高レバレッジとなりすぎるのを注意しながらやっていればサヤ取りで大きなリスクを負って大きな損失を出す可能性は少なくできます。

 

リスクが大幅に低くなるサヤ取りもある

 

参考までに、リスクをかなり低くしたサヤ取りもあります。

 

 

このサヤ取りは、同じ通貨ペアの両建てですので、為替が大きく動いても両建てポジションを維持できれば、両建てポジション全体での損失が大きく増えることはありません。

 

その安定した状態で、毎日のスワップポイント差を利益として積み上げていきます。

 

2020年6月現在は、世界的低金利の影響でスワップポイント差も大幅に縮小しているのですが、それでもチャンスをみながら仕掛けています。

 

NYダウー日経225は、スワップポイントサヤ取りに比べればリスクは高くなります。その代わり、利益も大きく狙っていけます。

 

着実にやっていきましょう。


NYダウー日経225サヤ取り 目次

 

 

実際の売買

 

2020/06/24


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