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利益を増やすための玉帳活用手順〜その仕組みと現実の方法

NYダウ 日経225 サヤ取り 玉帳 利益を増やす

 

玉帳(ギョクチョウ)を活用していけば利益を増やしていくことができます。

 

なぜ、そういうことが可能となるのか。その考え方と方法をここでまとめています。

 

 

玉帳でやっている作業

 

玉帳は売買の都度、出来るだけ時間をおかずに記入するのが基本です。

 

私は、玉帳記入をずっと手書きでやっています。

 

手書きでないといけないかどうかはわかりませんが、私はこのスタイルが合っているようです。

 

記入後、玉帳をたまに見直しながら、2つの事を確認します。

 

  • 損益の把握。
  • 定期的に売買の流れやポジション状況を見直す。

 

玉帳を記入することで、現在の収支状況を把握しておけます。

 

さらに、「現在の保有ポジション」「売買の振り返り」などで玉帳を見直しています。

 

見直しは、週末などのゆったりした時間が多いです。

 

 

こんなので、どうして利益を伸ばしていけるんだ。


 

簡単すぎて表紙抜けするかもしれませんね。

 

でも、この一見簡単なこの作業が、運用技術を向上させていくために効果的なんです。

 

玉帳活用が利益増につながる理由

 

玉帳の見直しは、「自分を知るための作業」と位置付けています。

 

孫子曰く・・

 

「敵を知り・己を知れば百戦危うからず」

 

この有名な文章の後には、残り二文があります。

 

  • 「敵を知らず・己を知れば50勝50敗」
  • 「敵を知らず・己を知らざれば百戦危うし」

 

この一連の文章には、2つの意味が含まれていると私は解釈しています。

 

  • 敵と自分をしることの大切さ
  • 自分を知らぬものは、敵がだれであろうと勝つのは難しい

 

前者の重要性は説明する必要もないでしょう。見落としがちなのは後者です。

 

相場運用でも、敵の分析=市場分析やチャート分析を一生懸命やっている人は沢山います。

 

でも、「自分の分析」をしっかりとやっている人は驚くほど少ない」のです。

 

え?

 

俺はできているって?

 

実際、自分の事は十分わかっていると反論する方は相当いるでしょう。

 

それが本当にできている方は既に実績をきっちり出しているはずですので、この先を読み必要はありません。

 

でもですね。

 

わかっているようでも、案外わかっていないのが自分自身です。

 

例えば、人間は同じ失敗を繰り返す生き物です。

 

相場運用においては、特にそれが顕著で、一生同じ間違いを繰り返してお金を減らし続ける方もいます。

 

自分がわかっていて、なぜ同じ失敗を繰り返すのか。本当に自分がわかっているなら同じ間違いはしなくなっていくのが普通のはずです。

 

この部分に、思い当たることがあれば、疑問を持つべきかもしれません。

 

私は、本当は自分のことを完全に把握してないのかもしれない・・・ってことをです。

 

方法は違えど、長く勝ち残っていく投資家は、「自分の分析」をやっています。

 

私も、投資の世界に30年以上います。通算で利益を出し続けていられるのは、玉帳を通じて「自分の分析」をし続けたお蔭かもしれません。

 

  • 自分の欠点を知るからこそ、危ない展開ではブレーキをかけられる
  • 自分の長所を知るからこそ、利益を増やすために活かそうとする

 

自分を知る努力をする効果は、「長所を伸ばす事」と「欠点を直す事」です。

 

でも、こういうのは1回や2回やって効果が出るものではありません。

 

玉帳を活用することで、何度も繰り返すことで「欠点を克服」して「長所を伸ばす」という流れが作れるようになります。

 

玉帳活用の手順

 

この作業は、スポーツ選手が自分の試合をビデオで見直したり、将棋棋士が自分の対局を振り返るのと同じようなところがあります。

 

どちらも、試合を振り返りながら「自分の欠点」や「自分の良かった所」などをチェックして、自分の能力・技術を磨くための「改善点」を見つけていくための作業です。

 

投資家は、これと似たようなことを「玉帳」を通じて行えます。

 

  1. 玉帳を見直す。
  2. 場帳・グラフ・相場ノートも必要に応じて一緒にみる
  3. 当時の売買環境を思い出してみる
  4. 仕掛けは適切だったか
  5. 決済は適切だったか
  6. 良かったのはどこか
  7. 悪かったのはどこか
  8. 今後の売買に活かすべき部分は何か

 

こんな感じで、当時の売買状況を自分の頭の中に再現していくんです。

 

売買道具が揃っていれば、いろんなことが思い出されるはずです。

 

そこから、いろんな気づきや改善点がでてきます。その気づきや改善点を相場ノートに書きだしていきます。

 

私の玉帳記入による気づき

 

この作業で、私が過去に気づいたことを列挙してみましょう。

 

  • 月曜日の新規ポジションは失敗が多い
  • 損きりすべきときにきっちりできていない
  • 利益確定は綺麗にできていない
  • 休みが少ない
  • 仕掛けのタイミングは早過ぎる
  • 決済のタイミングが早過ぎる
  • 分割売買が早過ぎる

 

これ以外にも沢山あります。

 

皆さんの目からみて、意外なのもあるかもしれませんね。

 

 

なんで月曜日に失敗が多いんだ? これは、たまたまだろ!


 

いいや、そうではありません。

 

 

週末にじっくりと戦略を考えられるから成功する確率が高い気がするんだけどな。


 

多分、それが・・・「裏目」・・にでるんです。

 

週末、いろんな事を考えて月曜に仕掛けて失敗する。

 

そういうパターンが多いってことだね。

 

 

そ、そんなばかな!


 

でも、そうなんです。

 

これ、私だけではないと思うんです。

 

週末の土日に熟慮して考えたアイデアというのは、得てして失敗の種になることが多いものです。

 

少なくとも、私にはそういう傾向があります。

 

小人閑居とでもいう状況です。

 

私のようなつまらない人間は、ヒマなときに相場のことをあまり考えない方が良いのです。

 

これは、あくまで私の場合です。

 

いずれも、玉帳をみながら自分の売買を知ることで浮かび上がってくる気づきなのです。

 

あと、全体的に売買が早過ぎるというのも私のテーマです。

 

「うねり取り」の板垣浩先生の著書の中でも「ヘタな人ほど売買が早い」と書かれているとおり、ここは改善していかねばならないところです。

 

こういう自己分析をきっちりやっていけば、運用技術は自然に上達していくだろうと思っています。


NYダウー日経225サヤ取り 目次

 

実際の売買

 

2020/08/03


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