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日米成長率差とサヤは連動するのか検証(2000−2018)

日経225 NYダウ 成長率差とサヤ変動 20年 2

NYダウと日経225の価格差変動を利用したサヤ取りを始めて3年になります。

 

昨日、20年間のサヤ変動グラフをみて、ここ20年間のサヤ変動が大きなものであることがわかりました。

 

 

今後の「NYダウー日経225 サヤ取り」売買に活かすために、私なりにこの背景となる数値を把握しておくために作ったのが今回のグラフです。

 

皆様の売買にも、なんらかの参考になるかもしれません。

 

 

日米成長率差 年度別データ

 

まずは、基礎データをご紹介します。

 

お急ぎの方は、どういう比較をしたのかだけ読まれて、最後のグラフに移動される感じで読み進めてください。

 

まずは、グラフ作成に使った「日米の成長率差」のデータです。

 

毎年の日本と米国の経済成長率と成長率差をまとめています。

 

このデータは、1年1年ネットで拾って手入力したものです。間違っている年など見つけたら教えて下さるとうれしいです。

 

日米 経済成長率差データ

 

米国成長率 日本成長率 成長率差
2000 4.10% 2.80% 1.30%
2001 1.00% 0.40% 0.60%
2002 1.80% 1.10% 0.70%
2003 2.80% 2.30% 0.50%
2004 3.80% 1.50% 2.30%
2005 3.30% 1.90% 1.40%
2006 2.70% 1.80% 0.90%
2007 1.80% 1.80% 0.00%
2008 -0.30% -3.70% 3.40%
2009 -2.80% -2.00% -0.80%
2010 2.50% 3.40% -0.90%
2011 1.60% 0.20% 1.40%
2012 2.20% 1.20% 1.00%
2013 1.70% 2.00% -0.30%
2014 2.60% 0.40% 2.20%
2015 2.90% 1.40% 1.50%
2016 1.50% 0.90% 0.60%
2017 2.30% 1.70% 0.60%
2018 2.90% 1.20% 1.70%

 

年度別でみると、1%以内という年も相当あります。

 

日本が成長率で上回った年は、19年の間に3回だけでした。

 

1年では僅かな成長率差も、何十年も続くと大きな差になります。

 

その成長率差がはっきりと出ているのが株価です。

 

日米株価差(サヤ)推移

 

日本株価と米国株価、その株価差(サヤ)をまとめたデータです。

 

株価は年初(大発会)の初値です。

 

年初だけの比較ですが、1年ごとに同じ基準で並べることで推移をみていきます。

 

  • 日本株価:日経225のこと
  • 米国株価:NYダウのこと

 

日本と米国という流れで比較しているので表上段は、米国株価・日本株価としてあります。

 

日経225−NYダウ サヤ変動推移

 

米国株価 日本株価 株価差(サヤ)
2000 10940 19395 -8455
2001 10887 13844 -2957
2002 9920 9998 -78
2003 8053 8340 -287
2004 10488 10784 -296
2005 10489 11388 -899
2006 10864 16650 -5786
2007 12621 17383 -4762
2008 12650 13592 -942
2009 8000 7994 6
2010 10067 10198 -131
2011 11891 10236 1655
2012 12632 8821 3811
2013 13860 11128 2732
2014 15698 14645 1053
2015 17164 17506 -342
2016 16466 17850 -1384
2017 19875 18992 883
2018 26319 23475 2844

 

この19年間で、両国の株価は大きく動きました。

 

2000年前は、両国のサヤは−8455だったんです。

 

それが米国株価上昇とともに逆転して、2018年には2844まで伸びています。

 

19年をトータルでみれば、サヤ(株価差)が大きく拡大しています。

 

2019年もサヤは6000までサヤが伸びているので、拡大傾向は継続中です。

 

でも、年度単位でみると、大きく縮小している時期もあります。

 

長期的には拡大傾向とはいっても、その変動は相当大きいですね。

 

成長率差と株価差 サヤ変動グラフ

 

日経225 NYダウ 成長率差とサヤ変動 20年

 

2000−2018年の19年間の日米の成長率差と日米の株価差をグラフにしたものです。

 

先程の2つのデータをまとめました。

 

  • 黄色線が日米の成長率差の折れ線グラフ
  • 青線が日米の株価差(サヤ)の折れ線グラフ

 

NYダウと日経225の株価差(サヤ)は、2000年1月のー8455から2018年には2844へと11,299拡大しています。

 

両国の経済成長率差が、株価に大きな影響を及ぼしていると感じます。

 

NYダウと日経225のサヤ取りも、この傾向を意識しておくとよさそうです。

 

グラフとデータをみながら、気づいた点をいくつか列挙しておきます。

 

グラフからの気づき

 

  1. 長期間でみれば、成長率差は株価に反映してきている。
  2. 年度ごとにみると成長率差と株価差(サヤ)変動が連動するとはいえない。
  3. 米国の方が成長率が高い年でも、サヤが縮小することもある。

 

長い目でみれば、成長率差は株価差に反映していくということは感じます。

 

しかしながら、その反映には相当な時間差があり、「今年は米国の成長率が高いからサヤは拡大する」というものではありません。

 

株価変動には成長率以外にも様々な要因があります。

 

このグラフで、それらすべてを取り込むのは無理があるのでしょうね。

 

今後も追いかけていくと面白そうなデータです。

 

いずれ、売買にも良い影響を出せればと思っています。

 

 

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2019/11/27


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