FX1000pips以上 3つの利益確定基準の根拠
利益確定ルールの続きです。前回、買い平均値から10円以上上昇したら新規買いポジションは一旦停止するというルールについて説明しました。
その後も順調に上昇すれば、本格的に利益確定の検討に入ります。
利益確定基準は3つ用意してあります。
- 全体の買い平均値より15円以上上昇したら利益確定検討
- 個別ポジション買値より20円以上上昇したら利益確定検討
- 個別含み益がスワップ込みで3倍になったら利益確定検討
利益確定ルールは「全体ポジション」と「個別ポジション」の2つに分けて考えてあります。
一応、これにはモデルとなる事例はあります
利益確定基準は、亀千人投資術を中心とした私のスワップ投資売買結果をもとに決めています。
これを更に単純にしたのが「資産倍増計画」です。今回は、資産倍増計画の結果をもとにこれらの利益確定が可能かどうかを考えて見ましょう。
資産倍増計画の現状
資産倍増計画は、純ドルコスト平均法とは別のやり方でやっています。
ルールは単純で「30万円入金して1万豪ドルのスワップ放置ポジションをつくって資金が2倍の60万円になったら決済」というものです。
決済までポジション操作は全くしません。それ故、買う時期には配慮してやっています。現在2倍達成口座が2つあります。
豪ドルがあと数円上昇すると、更に数口座が2倍達成となるような状況です。まあ、今回は無理でもいずれは2倍になるだろうと思っています。
上記ページの下のほうに、これまで2倍になって決済したポジションの個別明細がありますのでそれもご覧ください。
セントラル短資FXの買いポジションは、一度2倍になったのに放っておいて長期間放置した口座ですのでここでは無視します。
注目頂きたいのは「大和証券くりっく365口座」で2倍達成したポジションの内訳です。
- 合計利益 300,945円
- 内為替上昇利益 212,721円
- 内スワップ利益 88,224円
- 保有期間 2年6ヶ月
30万円が2倍の60万円となったのですが、利益30万円のうち値上がり益によるものは212,721円です。買い値から21円上昇したことになります。
また、スワップポイントの累積による利益分が88,224円となっていて利益30万円の約3割を占めます。
このポジションの決済までの保有期間は2年6ヶ月です。2年6ヶ月でもこれだけのスワップポイントが貯まります。運用期間10年の純ドルコスト平均法であればこれ以上の効果が期待できます。
資産倍増計画について
最近読者登録された方は「資産倍増計画」については初耳かもしれませんので、もう少し補足させてください。この運用法は「豪ドルが大きく下げた後に下値を拾っていく」ようにしています。
豪ドルが大きく下げた後の見方は亀千人投資術で書いたのとほぼ同じです。私は、裁量トレードで亀千人投資術を基礎としてやっています。この資産倍増計画の買いポジション作成の判断は、場帖・グラフでも「この辺からはあまり下がらないかな」と感じるときにしています。
私がいつでも下値を拾えるということはないのですが、自信の無い方はメルマガなどで書く私の判断を参考としてやると良いかもしれません。
レバレッジは2.5〜3倍ぐらいです。一応、この運用法でも純ドルコスト平均法と同様に予備資金が用意してあるのですが、一度も使ったことはありません。
この資産倍増計画は、下げ続ける時期を待つ必要があるのでかなり根気が必要ですが、確実性は高いです。
多分この資産倍増計画だけやったら我慢できなくなる方が多いだろうと思います。買い場所がくるまで一年くらい待つこともあるからです。
でも、待つだけの価値はあります。
これも、スワップ投資の一つのやり方ですね。
この資産倍増計画の現状と実績も参考にしながら、純ドルコスト平均法の利益確定基準を決めています。
FX積立 純ドルコスト平均法 理論編 目次
- 第1回FXを使って10年で1000万円つくるには
- 第2回10年で1000万円のシナリオ FXを使って月3万円積立
- 第3回FXドルコスト平均法 現実運用から感じる効果と怖さ
- 第4回キヨヒサより有利にポジションを作る方法
- 第5回レバレッジ5倍でスワップポジション作り続ける理由
- 第6回予備資金の役割 FX純ドルコスト平均法のポイント
- 第7回定期買いと下げ相場への対応
- 第8回暴落時代に始めたドルコスト平均法 体験談
- 第9回FX積立 やる気がおきないときの対応
- 第10回ドルコスト平均法 利益確定までのルール
- 第11回FX1000pips以上 3つの利益確定基準の根拠
- 第12回FX利益 2倍返し・3倍返し 当たり前の理由
- 第13回運用停止ルール 純ドルコスト平均法のやり方
- 最終回銀行積立とFX積立 1000万円作るならどっちが有利
- 補足レバレッジ下げるスワップポイント効果一覧表
- 補足純ドルコスト平均法 予備資金を入れた効果表
運用状況は以下を参考にして下さい。