キヨヒサより有利にポジションを作る方法
純ドルコスト平均法では、3種類のルールを作ってあります。
- 基本ルール
- 利益確定ルール
- 運用停止ルール
まずは、基本ルールからはじめます。
純ドルコスト平均法 基本ルール
2013年3月現在、基本ルールは、8つあります。
- 毎月証拠金3万円入金して豪ドル買いポジション作る
- 出来るだけ、購入日を毎月●日と決めておく。
- 買い注文は成行注文が基本。
- 毎月約定代金15万円ずつ買いポジション作る
- 最高レバレッジ5倍以内で行う(やりながら調整予定)
- 予備資金100万円を万が一に備えて待機させる
- 毎月定期的に買うのが基本。
- どうしても買いたくない月はポジションを作らず入金だけも可
ご一読いただいてわかるとおり、単純なルールばかりで難しいものはありません。
簡単かもしれませんが複雑にする必要もありません。誰でも理解できて実践が可能な形にすることは大切です。
そもそも、あまり複雑なものは私には理解できません(汗)。
一つづつ簡単に補足させていただきます。
毎月証拠金3万円入金して豪ドル買いポジション作る 基本ルールその1
毎月3万円は、10年後に1000万円作るのに必要な金額として決めました。⇒連載第二回「10年で1000万円のシナリオ」
最初、1.5万円でやったときに10年で500万円くらい作れるシナリオができたため、「どうせなら1000万円作ろう」ということで金額を2倍に増やしています。
無料レポート・ブログ読者からも要望があったのも理由のひとつです。
毎月FX積立に回せる資金は、人それぞれだろうと思います。それぞれ無理のない範囲で10年後の目安を設定してやると良いと思います。
- 月3千円・・・10年で100万円
- 月9千円・・・10年で300万円
- 月6万円・・・10年で2000万円
- 月9万円・・10年で3000万円
この辺が一応の目安です。
この際にご注意いただきたいのは基本ルールの後半にある「予備資金」です。この資金は、運用開始3年くらいの間は重要な役割を果たしますので、積立金額に合わせて準備する必要があります。
出来るだけ、購入日を毎月●日と決めておく 基本ルールその2
私は、毎月1日に買うようにしています。
安い日を選んで買いたいという方もいると思います。それが理想なのですが、あまり狙うと買えなくなりますのでご注意ください。
経験上、こういう定期買いは基準日を決めて相場変動はあまり気にせずにやっていくほうがうまくいきます。
狙っていけば、大幅に有利にポジションが作れることもあるのですが後から見ればあまり関係なかったということもしばしばあります。
過去に私はそういう経験を何度もしているので、今回も購入日を決めて買い続けています。
買うタイミングがよくわからないという方も多いと思います。私が毎月1日を目安に買っているポジションは公開していきますので、参考にされてください。
買い注文は成行注文 基本ルールその3
この運用法での毎月の買い注文は成行注文で作っています。
この理由は、上記と同じで「狙いすぎるとうまくいかない」ということです。その指値でうまくポジションが出来ればいいのですが、「大きく下げそうだから注文を控えておこう」などと思っているとどんどん上げていくようなことはよくあります。
特に「ガンガンあがる相場上昇期」は、きつめの指値注文は入りにくいです。
参考:豪ドル ドルコスト平均法これまでの買いポジションまとめ
上記チャートで、これまで買ったポイントが示されています。別に安いところを狙ったわけではないのですが、2回目や3回目の買いポジションはその月の安値近辺で買えています。
この2回目・3回目の時期は、「豪ドルがガンガン上がっていた上昇期」です。こういう時期に2円や3円下で指値を入れると入らないまま上昇してしまいます。
ただ、逆の「豪ドル下げ局面」ではキツめの指値注文も入りやすいので有効な部分もあることは否定しません。私は、あまり手間なくストレスなくやりたいというのもあるので、この運用法は成行注文オンリーでいく予定です。
あまり、欲張るとうまくいかないのですが、少しくらいはいいかもしれません。
例えば、こんなのはいかがでしょう。
キヨヒサよりも有利なポジションを作り続けるやり方
あまり欲張るとうまくいかないと先程書きました。
でも、私よりも少しだけ有利なポジションを作っていくだけなら多分かなりの確率で可能だろうと思います。
参考:私の個別ポジション状況
私の成約値よりも10銭くらい下で指値注文を入れていくというやり方です。私のやり方で、その月の最安値で買えることはまずありません。
10銭くらいは下げることが多いと思いますので、その辺で毎月ポジションを作ることで「キヨヒサよりも安全な状態」にもできます。
まあ、「キヨヒサを踏み台にする」って感じですね。
でも、これくらいなら既にやっている人も多そうですね。
敢えて紹介する必要もなかったかもしれません。
FX積立 純ドルコスト平均法 理論編 目次
- 第1回FXを使って10年で1000万円つくるには
- 第2回10年で1000万円のシナリオ FXを使って月3万円積立
- 第3回FXドルコスト平均法 現実運用から感じる効果と怖さ
- 第4回キヨヒサより有利にポジションを作る方法
- 第5回レバレッジ5倍でスワップポジション作り続ける理由
- 第6回予備資金の役割 FX純ドルコスト平均法のポイント
- 第7回定期買いと下げ相場への対応
- 第8回暴落時代に始めたドルコスト平均法 体験談
- 第9回FX積立 やる気がおきないときの対応
- 第10回ドルコスト平均法 利益確定までのルール
- 第11回FX1000pips以上 3つの利益確定基準の根拠
- 第12回FX利益 2倍返し・3倍返し 当たり前の理由
- 第13回運用停止ルール 純ドルコスト平均法のやり方
- 最終回銀行積立とFX積立 1000万円作るならどっちが有利
- 補足レバレッジ下げるスワップポイント効果一覧表
- 補足純ドルコスト平均法 予備資金を入れた効果表
運用状況は以下を参考にして下さい。