レバレッジ5倍でスワップポジション作り続ける理由
純ドルコスト平均法、8つの基本ルールの続きです。
ルール4 毎月約定代金15万円ずつ買いポジション作る
毎月3万円入金して約定代金15万円分の豪ドル買いポジションを作ります。
参考:これまでの個別ポジション
上記ページ「純ドルコスト平均法 実施記録」の中に入金額の横に約定代金という欄がありますが、この数字がいつも15万円近辺であることが確認できると思います。
ちなみにSBIFXトレードで「約定代金15万円分買う」という注文方法はありません。
計算式は簡単です。
15万円 ÷ 豪ドル現在値 = 注文数量
例えば、2013年3月のときだとこうなります。
15万円 ÷ 94.5968円 = 1585豪ドル
約定値を計算してから注文を出して約定するまでの間に豪ドル値は動いていますので、15万円きっちりという数字にはまずなりません。毎月の積立金額が違う方は大体以下の目安となります。
- 月3千円⇒約定代金1.5万円
- 月6千円⇒約定代金3万円
- 月9千円⇒約定代金4.5万円
- 月6万円⇒約定代金30万円
- 月9万円⇒約定代金45万円
この「約定代金で買う」というのは、1通貨からの売買のできるSBIFXトレードの登場によって可能になりました。
念のためですが、SBIFXトレードさんには「ドルコスト平均法のための注文方法」はありません。この約定代金ベースでの注文数量は毎回電卓で計算して行います。
ルール5 レバレッジ基準はやりながら定期的に調整
現在のところ、この純ドルコスト平均法は、3万円入金で約定代金15万円分買い続けています。これは、レバレッジに換算すれば5倍になります。
スワップ投資としてはずいぶん高いレバレッジよね。
これには次に説明すする「予備資金」が重要な役割を果たしてくれます。
スワップ投資を純粋にレバレッジ5倍でやるのは危険です。
特に、2013年3月時点のように豪ドルがガンガン上昇してきたような状況では急落で一挙に含み損が膨らむ事態もあります。
ここ、大事なところです。
最初レバレッジ5倍でもスワップポイントが貯まっていけば、レバレッジは下がっていきます。
スワップポイント70円で計算しても、4年も経過すればほぼ3倍の水準になります。
とはいえ、その4年の間に大きな下落があれば・・・・アウトです。
この危険な時期に大きな役割を果たしてくれるのが予備資金です。この予備資金なしでレバレッジ5倍のスワップ投資はありえません。
次回、予備資金についてご説明します。
FX積立 純ドルコスト平均法 理論編 目次
- 第1回FXを使って10年で1000万円つくるには
- 第2回10年で1000万円のシナリオ FXを使って月3万円積立
- 第3回FXドルコスト平均法 現実運用から感じる効果と怖さ
- 第4回キヨヒサより有利にポジションを作る方法
- 第5回レバレッジ5倍でスワップポジション作り続ける理由
- 第6回予備資金の役割 FX純ドルコスト平均法のポイント
- 第7回定期買いと下げ相場への対応
- 第8回暴落時代に始めたドルコスト平均法 体験談
- 第9回FX積立 やる気がおきないときの対応
- 第10回ドルコスト平均法 利益確定までのルール
- 第11回FX1000pips以上 3つの利益確定基準の根拠
- 第12回FX利益 2倍返し・3倍返し 当たり前の理由
- 第13回運用停止ルール 純ドルコスト平均法のやり方
- 最終回銀行積立とFX積立 1000万円作るならどっちが有利
- 補足レバレッジ下げるスワップポイント効果一覧表
- 補足純ドルコスト平均法 予備資金を入れた効果表
運用状況は以下を参考にして下さい。