純ドルコスト平均法 予備資金を入れた効果表
FXで行う純ドルコスト平均法の予備資金を入れた場合にリスクがどれだけ軽減するかを表にまとめてみました。基本ルールや運用状況・考え方は以下のページでまとめてあります。
純ドルコスト平均法 予備資金を入れた効果表
この前提は、運用開始時の平成24年10月当時の数字を使って試算しています。10年に及ぶ運用ですので最初の前提がそのまま使えるということはありません。1年に1回くらいのペースで為替相場の状況に合わせて定期的に見直しをしていきます。
- 予備資金をいれることで全体としては低レバレッジを維持できる。
- 年数がたつに従い、予備資金が無くてもレバレッジが下がっていく。
この理解の一助とすべく作成いたしました。
前提条件
- FX毎月積立額 3万円
- 約定数量15万円:毎月1785豪ドル買いポジション作成(純ドルコスト平均法 運用ルールと合計ポジション基準で計算)
- 豪ドル水準 84円
- 1万豪ドル スワップポイント 70円
- 予備無レバ・・・予備資金無しでのレバレッジ
- 予備考慮レバ・・・予備資金を考慮した場合のレバレッジ
- 単位のないものは円
年数 |
積立額 |
スワップ |
証拠金総額 |
約定数量 |
約定代金 |
予備無レバ |
予備資金 |
予備+証拠金 |
予備考慮レバ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1年 |
360,000 |
29,227 |
389,227 |
21,420豪ドル |
1,799,280 |
4.62倍 |
1,000,000 |
1,389,227 |
1.30倍 |
2年 |
720,000 |
113,159 |
833,159 |
42,840豪ドル |
3,598,560 |
4.32倍 |
1,000,000 |
1,833,159 |
1.96倍 |
3年 |
1,080,000 |
251,798 |
1,331,798 |
64,260豪ドル |
5,397,840 |
4.05倍 |
1,000,000 |
1,2,331,798 |
2.31倍 |
4年 |
1,440,000 |
445,144 |
1,885,144 |
85,680豪ドル |
7,197,120 |
3.82倍 |
1,000,000 |
2,885,144 |
2.49倍 |
5年目以降も、予備無しレバは下がっていきます。このレバレッジは、豪ドルの値動きに合わせて調整していきます。
例:豪ドルの高値圏が数年続くようなときは、急落警戒のため、毎月の豪ドル約定数量を減らしてレバレッジを下げる。
FX積立 純ドルコスト平均法 理論編 目次
- 第1回FXを使って10年で1000万円つくるには
- 第2回10年で1000万円のシナリオ FXを使って月3万円積立
- 第3回FXドルコスト平均法 現実運用から感じる効果と怖さ
- 第4回キヨヒサより有利にポジションを作る方法
- 第5回レバレッジ5倍でスワップポジション作り続ける理由
- 第6回予備資金の役割 FX純ドルコスト平均法のポイント
- 第7回定期買いと下げ相場への対応
- 第8回暴落時代に始めたドルコスト平均法 体験談
- 第9回FX積立 やる気がおきないときの対応
- 第10回ドルコスト平均法 利益確定までのルール
- 第11回FX1000pips以上 3つの利益確定基準の根拠
- 第12回FX利益 2倍返し・3倍返し 当たり前の理由
- 第13回運用停止ルール 純ドルコスト平均法のやり方
- 最終回銀行積立とFX積立 1000万円作るならどっちが有利
- 補足レバレッジ下げるスワップポイント効果一覧表
- 補足純ドルコスト平均法 予備資金を入れた効果表
運用状況は以下を参考にして下さい。