FX積立 やる気がおきないときの対応
月によっては、「どうしても買いたくない月」「買う気になれない月」もでてきます。こういうときは無理をしません。
ルール8 どうしても買いたくない月は入金のみ
このルールを検討するときは、ほとんどが以下の2つのケースのどちらかです。
- 上昇の勢いが強すぎて暴落が怖くて買えない。
- 下げ相場で底が見えずに怖い。
私の方針としては、特殊な事情がない限り後者のほうでは買うつもりでいます。ただ、現実の値動きの中で足がすくむことは必ずあります。そういう月は無理はせずに積立分3万円の入金だけにしておくつもりです。
前者は、微妙なのですが現在のように上昇がかなりの期間続いていているようなときは、やはり買いません。
ここは「弱者の勇気」を持つべきだと思っています。
「弱者の勇気」とは
FX運用にはいろんなやり方があります。私が主力とするのはスワップ投資です。もう10年位にもなります。
スワップ運用成功に奥義があるとすれば、私は「弱者の勇気」だと思っています。
「弱者の勇気」とは、積極的に行動したくなる気持ちを押さえ込み、何事も怖くて手が出せない臆病者のようにふるまう勇気です。
FXの世界は、一般的に投資家は勇者のごとく勇敢に売買をするようなイメージがあります。この運用法で必要なのはそれとは全く逆の勇気です。
- ここは勝負したい。でも、怖いから止めておこう。
- まだまだ上昇しそうだ。でも、怖いから止めておこう。
- もうちょっとレバレッジ高くして沢山のポジションを持ちたい。でも、怖いから止めておこう。
- 今回の雇用統計前にぜひともポジションを仕込みたい。でも、怖いから止めておこう。
今の恵まれたスワップポイント環境が続く限り、こういう気持ちでやればスワップ投資で負けることはまずありません。積極的な姿勢よりも少し引いてゆっくりやるほうがうまくいくケースが多いのです。
例えば、現在の豪ドルです。
私のドルコスト平均法口座は、2月買わずに3月買っています。4月も豪ドルが同水準であれば買わずに5月に買うという予定は既に説明したとおりです。
この理由は「怖い」からです。
短期売買ポジションであれば、「損きり」して逃げればいいだけなので買っても良いと思います。
でも、基本的に数年保有するつもりでやるドルコスト平均法口座で買うのは怖いのです。そこで「毎月購入」⇒「2ヶ月に1回購入」にしています。
入金だけにしてある資金は、「下げたら買う予定の資金」として口座に入れたままにしておきます。もしも、そのまま大きく上昇するようならば、しばらく眠らせておきます。
もしも、上げ続けたらそのままずっと眠らせるのもやむをえないという覚悟でいます。
これから10年も上昇を続けることはまずないと思いますが、上げ続ける限りは臆病者に徹するつもりです。
一応、これが基本ルールです。
でもですね・・・・。
こういう私でもたまに勝負したくなるときがあります。
そういう時がこの運用法で一番注意すべきときです。
勝負したくなったら要注意
この運用法を続けていくと、いずれ「今月は勝負の月だ。沢山買いたい」というときが出てくるだろうと思います。
不思議と「ガンガン上がっている時」にそういう気持ちになりやすい傾向があります。
そういうときは、本当に要注意です。
仮に入金だけにしてある月があって資金的に余裕があっても、私は勝負しません。
入金だけにしてある月の3万円は、いずれどこかで買いポジションを作る資金となります。でも、それは「今よりも下げた時」に限定しています。
- ここは高値圏だ。今月は止めておこう。
- 来月以降、どんなに「これから上昇する」と思っても絶対に買わない。
- 豪ドルが下げに転じたときこそ買うとき。
こういう方針にしています。
以上が8つの基本ルールです。
8つといっても、重なる部分があるので中身はすぐにご理解頂けるだろうと思います。
文章がくどくなってすみません。
次回、利益確定までのルールです。
FX積立 純ドルコスト平均法 理論編 目次
- 第1回FXを使って10年で1000万円つくるには
- 第2回10年で1000万円のシナリオ FXを使って月3万円積立
- 第3回FXドルコスト平均法 現実運用から感じる効果と怖さ
- 第4回キヨヒサより有利にポジションを作る方法
- 第5回レバレッジ5倍でスワップポジション作り続ける理由
- 第6回予備資金の役割 FX純ドルコスト平均法のポイント
- 第7回定期買いと下げ相場への対応
- 第8回暴落時代に始めたドルコスト平均法 体験談
- 第9回FX積立 やる気がおきないときの対応
- 第10回ドルコスト平均法 利益確定までのルール
- 第11回FX1000pips以上 3つの利益確定基準の根拠
- 第12回FX利益 2倍返し・3倍返し 当たり前の理由
- 第13回運用停止ルール 純ドルコスト平均法のやり方
- 最終回銀行積立とFX積立 1000万円作るならどっちが有利
- 補足レバレッジ下げるスワップポイント効果一覧表
- 補足純ドルコスト平均法 予備資金を入れた効果表
運用状況は以下を参考にして下さい。