FX定期買いと下げ相場への対応
純ドルコスト平均法基本ルール7番目は「毎月定期的に買う」です。
ルール7 毎月定期的に買うのが基本。
本来のドルコスト平均法も、毎月定期的に買っていくのが基本です。今回の「FXでやる純ドルコスト平均法」も毎月定期的に買っていきます。
なので「今月は買うか悩む」ということは、あまりありません。
悩む局面があるとすれば、現在のように買い値から大きく上昇した時くらいです。後述しますが、こういうときは無理をする必要はありません。また、大きく暴落した局面には悩むときもくるかもしれません。
暴落したときは買うつもりです。買い平均値を下げるチャンスだからです。ただ、「買う勇気」が出ないかもしれないですけどね。
現実の値動きにビビってしまわない限り買うつもりです。
上げ相場は買い易い
やっていけば感じると思うのですが、ドルコスト平均法による定期買いは、上げ相場と下げ相場ではやり易さが違います。
- 上げ相場はなぜか気楽に買える。
- 下げ相場が続くと買う気がなえてくる。
2013年3月時点のような上げ相場は、気楽にはじめられるという点では良いのですが、こういう相場でガンガン買ってしまうと後で苦労してしまうことがたまにあります。
私は、現状のような相場展開が続くうちは毎月購入を2ヶ月に1回程度に抑えるつもりでいます。
- 2月入金のみ
- 3月買いポジション作成
- 4月入金のみ
- 5月買いポジション作成
こんな感じで買っていく予定です。
予備資金があるから大丈夫だろう。
こう思われるかもしれません。でも、過信は禁物だと思っています。昔からの相場格言のなかにあったと思うのですが「気楽に張れる相場こそ要注意」です。
今入金だけしてポジションを作っていない資金は、下げ相場に入ってから買いポジションを増やすために待機させています。
下げ相場こそが、この運用法で将来の大きな利益につなげられるかどうかの正念場のなるだろうと思っています。
- 今は買う気万万かもしれません。
- そして、初期の下げ相場を買っていくのは難しくありません。
でも、下げ相場が長く続くとだんだんと嫌になってきます。
先程も書いたように「下げ相場が続くと買う気がなえてくる。」ということがこの運用法でも現実に起きるはずです。そこで続けられるかどうかがポイントになります。
ドルコスト平均法の効果がもっとも大きく出るのは「安値期間が長く続いたとき」です。下げ相場で安いところを拾っていくような買い方が後で大きく利益がでる形にもっていけます。
これは、過去に2度ほどやっている株式投資でのドルコスト平均法で私が体験しています。
私がやったドルコスト平均法とは、勤めていた会社の持株会でのことです。
私は、証券会社に2年9ヶ月・生命保険会社に約10年のサラリーマン経験があります。どちらの会社でも、持株会を利用して「毎月限度額一杯の購入」をしていました。持株会は、ドルコスト平均法をもっとも効率よく実行できる方法のひとつです。
サラリーマンを辞めたのはもう9年くらい前になります。
ドルコスト平均法の恩恵を一番感じたのは、最初の証券会社のときの持株会です。
参考になるかもしれないのでちょっと書かせていただきます。
ちなみに、私が証券会社に入社したのは、日経平均が大天井つけたすぐ後くらいのタイミングでいわゆる「大暴落時代」です。
私が入社したころの日経平均株価が3万円前半円くらいで、退社したころの日経平均が1万円台後半でした。
FX積立 純ドルコスト平均法 理論編 目次
- 第1回FXを使って10年で1000万円つくるには
- 第2回10年で1000万円のシナリオ FXを使って月3万円積立
- 第3回FXドルコスト平均法 現実運用から感じる効果と怖さ
- 第4回キヨヒサより有利にポジションを作る方法
- 第5回レバレッジ5倍でスワップポジション作り続ける理由
- 第6回予備資金の役割 FX純ドルコスト平均法のポイント
- 第7回定期買いと下げ相場への対応
- 第8回暴落時代に始めたドルコスト平均法 体験談
- 第9回FX積立 やる気がおきないときの対応
- 第10回ドルコスト平均法 利益確定までのルール
- 第11回FX1000pips以上 3つの利益確定基準の根拠
- 第12回FX利益 2倍返し・3倍返し 当たり前の理由
- 第13回運用停止ルール 純ドルコスト平均法のやり方
- 最終回銀行積立とFX積立 1000万円作るならどっちが有利
- 補足レバレッジ下げるスワップポイント効果一覧表
- 補足純ドルコスト平均法 予備資金を入れた効果表
運用状況は以下を参考にして下さい。