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場帖記入 2年続けるとわかる事

場帖やグラフなど売買道具を大事にしていくことの大切さについて書かせて頂きました。

完璧を目指す心理

五輪書 渡辺誠訳より(一部加筆修正)
馬は力強く耐久力があって、癖のないことが大切であり、それ相応に歩けることが条件となる。戦いの道具は、馬もそうだが、刀や脇差の切れ味、槍や長刀の突き味も相応に良いものであればよい。

 

他人のまねをすることなく、自分の身体に応じて、手にしっくりとする道具でなければならぬ

 

何事も完璧を目指してしまう傾向はどの分野にもあります。

 

良い武器にこだわりすぎると、本筋である技術を磨くことからはずれてしまうこともあります。他人のまねをして自分に合わないような武器を手にしてしまうこともあります。こういうこだわりが、結局は実戦に使えないという本末転倒の状況を生み出すことにもなります。

 

宮本武蔵が「馬と武器は、しっかりと使えるものであればほどほどでよい」と書いているのはその意味だと思われます。

 

FXでは、武器は売買道具と置き換えられます。運用法に合わせた売買道具を揃えるのはもちろんですが、売買道具の素材や保管方法にも相応の注意を払っています。

 

場帖の紙と場帖を守るカバーなどには、丈夫で長持ちするものを使う必要があるのである程度お金をかけましょうと今まで何度も書いてきました。

 

お金をかけるとはいっても、私の場合で場帖を守るカバーに1冊1000〜2000円くらいのものを使用しています。

 

あとは、場帖が70枚で1600円くらいです。これも、丈夫な紙を使用していて、1枚で約3ヶ月書けます。私のように豪ドル専門であれば70枚で17年分書けます。

 

これに、グラフ用紙が1枚70〜150円くらいとボールペンと定規で300円くらいで板垣先生の教科書本が約2000円です。

 

これくらいお金をかければ十分です。

 

私の先輩で株式のグラフを600枚以上描いた人は、この他にグラフ用紙を置く棚に10万円くらいお金をかけていました。

 

ただ、FXだけであれば日々描くグラフ用紙は1〜5枚程度なので、大袈裟な棚は不要です。

 

あまりお金をかける必要はないのですが、あまりに手を抜きすぎてしまうことがよくあります。

 

例えば、場帖を1冊100円くらい大学ノートにしてしまったり、コピーして代用したりするケースです。

 

そういうことをしていると・・・・

 

こういうことになります。

 

参考:株の売買道具 ケチるとこうなる。

 

これは、場帖を買わずにコピーして書いたために起きた失敗事例です。

 

私の実際の写真です。私は、元来怠け者のせいか、手を抜いて失敗したことが沢山あります。

 

自分で多くの失敗をしているので、手を抜く心理もよくわかりますし、それがなぜダメなのかも、自信を持って書けてしまいます。

 

まさか、これがメルマガやサイトネタになる日がくるとは思いもしませんでしたけど・・・・(汗)。

2年続けるとわかる

最低限のお金をかけて丈夫なものを使うことがいかに大切なのかは、2年ほど続けるとわかります。

 

基本を守り、場帖を2年も記入し続けると、売買成績も安定してきて「これでやっていけそうだ」という自信もついてきます。それと同時に、場帖を書いていて「あれ?この値動きは?」とか「この値動きの特徴は豪ドル特有のクセかも」などといろいろな気づきも増えてきます。

 

その時には、過去の場帖を遡ってみていく作業をすることになります。

 

でも、その時に場帖がボロボロになっていると・・・・・

 

見る気になりませんよね。

 

そして、同じ値でも違って見えてしまうこともあります。

 

これは、人間でもボロボロの服を着ている人と小奇麗な服を着ている人では同じことをしても印象が違うのと似ています。ボロボロの服をきている人に対しては、どうしても少々ゆがんだ目でみてしまうのが、人情というものです。

 

場帖も同じです。

 

2年・3年・・・と続けていけばいくほど場帖は価値あるものとなっていきます。その価値をしっかりと利益に変えていくためにも、売買道具を大事に扱っていきたいものです。

 

ちなみに、私の豪ドル場帖は2003年8月19日から書き始めています。

 

メルマガ「相場生活入門」を始めたのが2004年10月ですので、その1年以上前からです。

 

当時の豪ドル値は、場帖記入値で80.3円でした。

 

この最初のページは、今でも紙が劣化することなく他のページと同様に見ることができます。現在39ページ目です。

 

ちなみに、それ以上前から書いている商品先物相場の場帖は113ページになっています。商品先物相場用の場帖は書ける日数が違うので単純な比較はできませんが、この積み重ねが利益となってきたのだと改めて感じています。

 

これからもこのやり方を続けていくつもりでいます。

 

このやり方が、人によって合う合わないというのはやはりあります。

 

まずは、半年くらいやってみて判断してみてはいかがだろうと思います。

目次 FX五輪書

FXで利益を出すといっても、特に変わったことをやっているわけではなく基本を大切にしながら日々同じことを繰り返しているだけです。私の運用の基礎部分の大枠は亀千人投資術にまとめてあります。

 

参考:亀千人投資術+場帖・グラフ 詳細

 

私がFXで利益を出すためにやっている行動と考え方を宮本武蔵野「五輪書(ごりんのしょ)」を元にまとめたのが今回の連載です。

 

2013/05/30


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