一芸を磨くことがＦＸ成功につながる

万時に於いて、我に師匠なし　　　　～　宮本武蔵

宮本武蔵は、剣豪として一流なだけでなく、芸術家としても有名です。彼の芸術の特徴は、だれにも師事せずに完全な独学に近い状態で作品を作っていったところです。

師匠を持たなかったのには、宮本武蔵なりのこだわりがあったようです。

我に師匠なし

訳文では、こう書かれています。

五輪書　渡辺誠訳より
私は兵法の真髄を根本として、様々な芸術、芸道に触れてきた。どれにおいても私は師匠と仰ぐ人を持たない。私は、この書も故事名言の類の言葉を借りることなく、自分の言葉で二天一流を表現しようとしている。
～一部加筆修正

芸術家としての宮本武蔵は、このサイトがよくまとまっています。

参考：宮本武蔵・美術篇

その活動範囲は、絵画・彫刻・書・工芸・詩歌・俳句など幅広い分野に及び、特に絵画は高い評価を受けています。

これだけ書けば、宮本武蔵は教養がある多才で器用な人間と思う方もいるかもしれません。しかし、宮本武蔵本人はどちらかというと剣の道にこだわりプロを貫いた無骨なタイプでした。

彼の芸術は、剣の道の修行の一環として、諸芸に触れて視野を広くすることが目的にすぎなかったのです。

このやり方は、一つの道を究める一つの手順として応用できます。

自分の中心となる軸を持つ。
中心軸を磨き、それを強固なものにするため別分野にも取り組む

宮本武蔵の中心軸は「剣の道」です、

私も中心軸をしっかりと持つことを意識するようにしています。

私の場合、定期的にブレたりするので・・・（汗）。

初期の段階では、その基礎部分をしっかりと固めるためによそ見をせずに集中することが大切です。宮本武蔵も、最初から絵画をやっていたわけではなく、最初のうちは剣の修行と試合に明け暮れていました。

一芸から多芸

一芸を磨き、基本が習得できてきたら視野を広げて別分野にも取り組んでみる。

「一芸は多芸に通じる」

この諺のように、一つの芸を愚直に磨きぬくことがいずれ他の分野でも本当の実力を養成していきます。宮本武蔵はそのお手本のようなものです。

ＦＸでも同じようなことが言えます。

私の一芸は「サヤすべり取り」です。これをＦＸに応用して「スワップ投資」の型を作り、サヤ取りなど他の運用法などにも取り組みながら利益を出せるようになってきています。

ただ、私は・・・・一芸に通じる・・・・というところまで到達できたという感覚はまだありません。

それでも、他の運用法に取り組んでも一定の成果が出せるようになってきています。今まで入賞したコンテストでもいろんな種類があります。

数年前：日経２２５ＣＦＤデモコンテスト
数年前：ＦＸ　デイトレ系コンテスト（リアルマネー）
２年前：ミラートレーダー系デモコンテスト
昨年：ミラートレーダー系運用コンテスト（リアルマネー）

いずれも１０以内に入り、賞金や商品をいただいています。

コンテスト系でなかなか入賞できないのはヒロセ通商さんが定期的にやっている２週間の短期決戦型コンテストです。４月も来週から開始のようです。

参考：ヒロセ通商　詳細

私の運用スタイルとは対極にあるせいか、これには苦戦しています。ここ数ヶ月は、ＥＡ製作でデイトレをする時間が取れないので参加は見合わせています。

気長に挑戦していきます。

自動売買のＥＡ製作でも、スワップ投資という中心軸が生きている気がします。

ＦＸは一芸でも充分

一芸が多芸に通じるということを書いてきましたが、多忙な方は別に手を拡げる必要はありません。

「一芸を徹底的に磨く」

これで充分に利益が出せるようになります。

私のように、ＦＸのことを考える時間が沢山取れる人は限られます。そして、いろんな事に手を出せば失敗も多くなります。そんな余計な失敗をするよりも一芸を磨き抜くほうが利益をだせうようになるには近道です。

自分の中心軸はなにか？
自分の中心軸のレベルはどの辺か？
これからどうやって技術を磨けばいいか？

ＦＸの今の位置をしっかりと見据えてこれからの課題をみつけていけば、いずれ成功の道が拓けてくるはずです。

しっかりとやっていきましょうね。

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目次　ＦＸ五輪書

ＦＸで利益を出すといっても、特に変わったことをやっているわけではなく基本を大切にしながら日々同じことを繰り返しているだけです。私の運用の基礎部分の大枠は亀千人投資術にまとめてあります。

参考：亀千人投資術＋場帖・グラフ　詳細

私がＦＸで利益を出すためにやっている行動と考え方を宮本武蔵野「五輪書（ごりんのしょ）」を元にまとめたのが今回の連載です。