ＦＸ五輪書　剣の達人がおしえるＦＸ成功法

今回の連載は、私がＦＸで利益を出すためにやっている行動と考え方を「五輪書（ごりんのしょ）」を元にまとめていきます。

ＦＸで利益を出すといっても、特に変わったことをやっているわけではなく基本を大切にしながら日々同じことを繰り返しているだけです。

ただ、簡単で単調すぎるが故にサボりやすいという弊害があります。

読者の方から「最近ちょっとサボっています」というメールをいただくこともあるのですが、その気持ちはよくわかります。

私も、初期の頃はかなりサボっていました。ただ、こういう作業はスポーツの練習と同じところがあります。サボったり中断すると、せっかく磨いた感覚や技術が鈍ってしまうようにできています。

私がさぼらなくなったのは、「別分野の本」をよく読むようになってからです。多くの分野で成功のパターンや思考法は似ています。

営業・スポーツ・将棋・受験勉強・資格・投資など自分の能力を向上させて成果を出さねばいけない分野での成功パターンは、どれも合い通じる部分があります。

例えば、仕事のために「営業の本」を読んでいるとします。その中には日々の自分の分析や行動管理がいかに大切かが書いてあり、そのやり方の一例が紹介されています。

まともな本であれば、日々の営業日誌や自己分析がいかに重要かも力説されています。

なかには、高額セミナーや教材販売に説明が誘導されているものもあります。。

「これを買えば営業成績があがります！」

こういう商品も効果を出せるかどうかは購入者の努力次第ということろもあります。買えば効果が出るような宣伝にはなっていますが、それほど甘いものではありません。

買うだけで効果がでるわけではないのは、どの世界でも同じです。

私も営業万時代はいろいろ買いました（汗）。

営業の営業日誌は、私のＦＸ運用に置き換えれば「勉強ノート＋場帖」にあたります。

営業をやっている方は理解されていることですが、営業日誌を書くタイミングは、その日または翌日朝が最適です。その日にやったことを文章や数字にすることで「その日の収穫と反省点」が浮き上がってきます。

真剣に書けば書くほど頭の中が整理されていき、翌日の営業活動の成果に繋がるようになっていきます。営業成績が安定してだせる人ほど、営業日誌などの基本ツールを大事にする傾向があります。

この流れはＦＸも同じです。ただ、ＦＸは営業ほど大変ではありません。

日々の場帖記入で値の受け止めをしてそれを勉強ノートに記入していくのですが、毎日続けていくことでそれは利益へと繋がっていきます。

私は、別分野の本を読むことで「これは投資の分野にも通じる」と改めて感じることが多く、それが「明日の場帖・グラフもしっかりと記入しよう」というモチベーション維持ができています。

読書は、当時の私にとってはＦＸ運用の基本部分を再確認しながら日々の万ネリ化を防いで利益を出し続けるために大切な存在となっていました。

これは、現在も変わりません。

読む分野は、サラリーマン時代とはかなり変わってきています。

最近は、歴史系の本を読んで「投資との成功共通項」を感じることが多いです。

今回は「五輪書」をもとにＦＸ運用の基本部分を確認してまいります。

五輪書は、ご存知の方も多いと思いますが剣豪宮本武蔵の著した剣の書物です。
宮本武蔵は、佐々木小次郎との巌流島の決闘が有名ですが、モーニング連載の「バカボンド」の英語版も発売されており世界に知られる存在になっています。

昔から剣の達人として、真っ先に名前の出てくる人物です。

剣の道とＦＸの道・・・いろいろと通じる部分があります。

この連載でその通じる部分からＦＸ成功の秘訣を見出していければと考えています。