ＦＸ運用法の探し方　グーグル検証方法

五輪書　渡辺誠訳より（一部加筆修正）
弓術もそうだが、このごろのもろもろの武芸は、華麗な技法に流れ、実をともなわぬものが多い。このような武芸では大事の実戦には役に立たず、利を得ることが少ないのである。

派手な宣伝に目を奪われすぎず、中身を重視せよ。

ＦＸに限らず、投資分野は昔から派手な宣伝や詐欺まがいの話が多い分野でもあります。

私の書くメルマガ読者の多くは、そういう話にはあまり乗らないタイプが多いだろうとは思います。

なぜならば、派手な宣伝を好む人が、私の書く地味なメルマガを読み続けるのは難しいからです。

私はそう思っています。

実は、私のところにもいろんなメールが毎日大量に届きます。

ほとんど読まないのですが、たまにチェックすると、大体儲け話かアダルト系の内容です。こういうメールでひっかかる方は少ないようですが、友人など身近な人からのクチコミには弱いですよね。

最近のパターンは、こういうクチコミ系が多いようですので気をつけたいものです。

私は、この手の話を聞いたり読んだりするときは、以下の２点を網羅できるかどうかに注目しています。

運用技術を磨き続けることが投資成功の近道だと確信しています。磨き続けるためには「練習方法」や「日々の基本項目」が必要です。

例えば、空手で瓦を割るパフォー万スがありますよね。

空手をやっていない人があれを見て真似をしても瓦は割れないし、最悪腕が折れてしまうこともあります。

「瓦が割れるようになるためには相応の鍛練が必要」

これは普通に考えれば当たり前のことなのですが、中には「空手を始めればすぐに瓦が割れる」と考えている人もいます。

ここは、ＦＸを始めれば誰でもすぐに儲かるわけではないのと理屈は同じです。

ＦＸでも、他人の売買をそのまま真似ることはまず出来ません。表向き真似るだけなら出来るかもしれませんが、基本事項を抑えておかないと本当の実力はつかず、ついていけなくなります。

先程の２つのポイントは、いろんな運用法があるので、内容を吟味するときの一つのポイントとして押さえておかれるといいかと思います。

ただ、この２点を網羅した運用法はなかなか見つかりません。

そこで、こういうのはどうでしょう。

中身のある運用法を探すためにグーグルを使ってみても良いかもしれません。真面目に運用している人が多い運用法というのは、「本当に利益が出せるかどうかの一つの目安」だと思います。

そういう運用法はグーグルを使えば比較的簡単に検証できます。

例えば、メルマガでも人気のある「うねり取り」で検索してみます。

そうすると、上位にはいろいろな視点でのうねり取り記事が並んでいます。私のページもあるようですが、東レなど株式でのうねり取り記事も多くあります。

ほとんどの記事が、「真面目に書かれている」というのも確認できると思います。何かを宣伝するのではなく、日々実践を続けているからこその記事ページが多いというのは、「真面目に運用している人が多い運用法」ならではの特徴です。

これと同じパターンの運用法を実践の有力候補とするのも一つの手堅いやり方かもしれません。

私がやっている「サヤすべり取り」なども検索上位には、いろんな視点の記事が並びます。記事の書かれた日付も１０年以上前のものもあり、いろんな分野で多くの投資家が実践してきた運用法であることが確認できます。

提供している「亀千人投資術」の基本部分がこのサヤすべり取りです。

世の中には多くの運用法があり、どれを実践するのかにはとても悩むだろうと思います。

運用法の一つの選択方法として今回の記事が参考になればと幸いです。

ＦＸで利益を出すといっても、特に変わったことをやっているわけではなく基本を大切にしながら日々同じことを繰り返しているだけです。私の運用の基礎部分の大枠は亀千人投資術にまとめてあります。

私がＦＸで利益を出すためにやっている行動と考え方を宮本武蔵野「五輪書（ごりんのしょ）」を元にまとめたのが今回の連載です。