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FX何をやてもダメ・・と思ったら読む記事

投資の世界の七不思議のひとつは「一生懸命努力してもダメな事がある」という部分です。一般社会であれば、一生懸命頑張って全く無駄ということはあまりないのですが、投資の世界では現実にあります。

 

多くの投資家が利益を出すために必死に努力するのですが、総合収支は損となってしまう方がほとんどです。

 

これが、投資の世界が非情といわれる所以でもあります。

 

そんな時に今回の記事は、復活のヒントとなるかもしれません。

こだわりを捨てた先に見える可能性

五輪書 渡辺誠訳より(一部加筆修正)
両手で刀を持つのは、左右の手を存分に振るのに、難があるものだ。そこで、太刀を片手で使う習練をしておかせようというのである。
太刀は、いずれも片手で持つ道具であり、両手で持つと具合が悪い状況がある。

 

初めて片手で遣うときは。誰しも重く感じて、振り回すのに難渋するものだが、それは万事に言えることだ。

 

太刀も、振り慣れれば、太刀の道筋を通る効力により振りよくなる。これを「太刀の道」という。〜一部省略

 

江戸時代になると、剣は両手で持つのが普通となっていました。現在の剣道の源流がこの時代にあるのかもしれません。宮本武蔵は、剣は片手で持つほうが良いと主張しています。

 

省略した文章の中には、片手で剣を持てなければ、戦場での馬上からの攻撃などが出来ないため実戦に役には立たないといった事例が書かれています。

 

「剣は両手で持つのではなく片手で持つものだ」

 

この言葉の中には、剣の道を極めたいのであれば、まずは「両手で持つというこだわりを捨てろ」という意味も含まれているように感じます。

 

仕事上でもそうですが、うまくいかないときというのは「自分のこだわり」「しがらみ」に縛られて突破口が見えなくなっていることがあるものです。

 

FXや相場運用でも似たような部分があります。

 

「一般的に信じられている常識」が本当は必要なかったり、成果の邪魔をしていたりするかもしれません。

 

FXでどうしようもなくなった時には、一旦全てをゼロにして心を無にすることで新しい可能性が見えてくることもあります。

 

私達のやっている場帖・グラフ中心のトレードも一般的なFX運用の常識とは、かなり違う部分がいくつかあります。

 

これでつまづいたり悩んだりする方も多いようです。

運用技術を磨くために証券会社に就職

読者歴の長い方は、既にご承知ですが、亀千人投資術+場帖・グラフ運用では、「一般的に信じられているFX運用の常識」とは異なる部分がいくつかあります。

 

  • 運用通貨を絞り込む。
  • 情報収集は基本的にしない。
  • 重要指標・ニュースは考慮しない。
  • 使う売買道具は常に固定する。
  • 相場を読まない。

 

これらは、「一般的に信じられているFX運用の常識」とはかなり違う部分だろうと思います。でも、私の師である故林輝太郎を始めとして、成功者はこれと似たようなルールを持っています。

 

ちなみに、この基本事項は、亀千人投資術+場帖・グラフ運用だけでなく自動売買でも今のところ同じです。

 

私がこの中で一番苦労したのは「重要指標・ニュースは考慮しない。」です。

 

私が林先生の運用法を知ったのは、20年以上前で、当時は証券会社に勤務していました。

 

証券会社というのは、言うまでもなく情報の宝庫です。有益なものから有害なものまで大量の情報が日々入ってきます。

 

証券会社勤務である以上、この情報を無視することは「空気を吸うな」というくらい苦しいものでした。

運用技術磨くための一番の障害

これの克服は決定的なことをするしかありませんでした。

 

私は、「重要指標・ニュースは考慮しない。」を完全に実行するために証券会社を辞めました。

 

大学を卒業して証券会社に就職した一番の理由は「相場運用の腕を磨く」ことでした。そのために勤務先も当時の投資運用の中心地である兜町近辺にこだわり4大証券や銀行の内定をことわって、当時地場証券と呼ばれ仕手集団が使うことでは良く知られた小さな証券会社に就職しています。

 

友人から「バカだねぇ」といわれたり、親には「なぜ安定した大企業に行かないのか」と泣かれながら説得もされました。それでも、自分の夢をかなえるための決断であり後悔はしていません。

 

でも、自分なりに必死に勉強し続けてみつけた「相場で勝つ道」を歩むためには、証券会社勤務が一番の障害になるということがわかったのです。

 

調度この頃、結婚も予定していたので一つの区切りとして転職にも踏み切りました。その後は、生命保険会社に再就職をして相場の腕を磨き続けたのです。

 

生命保険会社では、上司が相場嫌いだったのが幸いしました。私が証券会社から転職してきたというだけで、上司はとても嫌な顔をしたのを今でも覚えています。

 

社内の雰囲気が「株をやるやつは博打打ちと一緒、商品先物にいたっては詐欺」的な感じがあったので投資やっていますなんてことはおくびにも出しませんでした。

 

もしも、「私の専門は商品先物」なんて言ったら投資嫌いの当時の上司に嫌がらせを受けたのは間違いありません。

 

皮肉な話ですが、そういう環境だったので、仕事の間は相場を完全に忘れることが出来ました。お陰で落ち着いて運用技術を磨けたのです。

 

今振り返ると、林先生のやり方を知ったときに、多くの「こだわり」を捨てたことが今の道に続く出発点でした。

 

何をやってもダメだったら、すべてを一旦ゼロにして学びなおす

 

全て、今では良き思い出です。それと同時にあんな決断をよくできたものだと思うときもあります。

 

宮本武蔵の五輪書を読みながら、そんな事を思い出していまし。

目次 FX五輪書

FXで利益を出すといっても、特に変わったことをやっているわけではなく基本を大切にしながら日々同じことを繰り返しているだけです。私の運用の基礎部分の大枠は亀千人投資術にまとめてあります。

 

参考:亀千人投資術+場帖・グラフ 詳細

 

私がFXで利益を出すためにやっている行動と考え方を宮本武蔵野「五輪書(ごりんのしょ)」を元にまとめたのが今回の連載です。

 

2013/05/09


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