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二天一流の意味 FXにおける2つの刀とは

宮本武蔵が五輪書に書いた流儀を「二天一流」と呼びます。

 

その意味を宮本武蔵はこう語っています。

二天一流とは

五輪書 渡辺誠訳より(一部加筆修正)
武士は二刀を腰に帯びることになっている。私は二つの刀の利点を知らしめる意味をもって「二天一流」といっている。

 

私の流儀では2つの刀を両手に各々もって習うことにしているが、このほうが実利にかなっているからだ。一命をかけて戦うときは、もてる道具を使い残すことなく、役立てたいものだ。

 

道具を役立てず、腰に収めたまま死ぬのは武士として本望ではないはずだ。

 

江戸時代の武士は、大きな刀と小さな刀の2本を腰に帯びるのが普通でした。それぞれに意味はあるのですが、2本のうち1本は飾りのようなものでした。宮本武蔵は2本を両手に持ち活かさねばならないと説いています。

 

私達の2本の刀は、いうまでもなく「場帖とグラフ」です。

FXにおける2つの刀

私達の場合、売買判断には「場帖とグラフ」という二つの売買道具を使います。この場帖とグラフが2本の刀のようなものです。

 

それぞれ大切な役割があります。

 

  • グラフは方向性をみる。
  • 場帖は方向性をもとに判断する。

 

この役割は、場帖・グラフでやっている多くの方が同様に理解されているだろうと思います。

 

ただ、なかにはとても惜しい方がいます。

 

「グラフは描くが場帖は書かない」
「場帖は書くがグラフは書かない」

 

売買道具をグラフか場帖のどちらかだけ用意して売買を始めてしまう方が結構いるのです。

 

2つの売買道具は、相互補完的なものです。どちらかが欠けても半端で効果は大きく落ちます。

 

片方だけで大きな成果を出すのはまず無理です。

 

宮本武蔵が2本の刀を意識したように、私達も場帖とグラフの両方を揃えて為替相場に挑むことが大切です。

準備にちょっとだけ時間

二つの売買道具を毎日記入しても、売買通貨が1〜2通貨であれば時間は1分程度です。

 

準備には少し手間がかかるかもしれません。よく「1m×70cmのグラフ用紙が売っていない」という相談を受けます。この大きさのものは文房具店にはあまり置いていないようで、ホームセンターで売っていることが多いようです。

 

1枚だけ買うと2〜300円くらいしますが、枚数をまとめると値引きしてくれることもあります。

 

私は、まずは地元の店で値引き交渉をします。ダメなときは楽天などのネット通販で50枚か100枚単位で買っています。これくらいの枚数だと1枚に直せば70〜100円くらいで購入できます。

 

これらも一度揃えてしまえば、あとは費用も手間もかかりません。

 

メールを頂いたりしたときには、「二つ揃えた方がいいですよ」と返信しています。

 

ただ、場帖とグラフでは扱いの点でちょっとだけ違うところがあります。

 

  • 場帖はサボらずに毎日書くのが良い。
  • グラフはたまに集中して書くのも良い。

 

グラフは集中して何枚も描くというのも効果があります。私も一時は、FAIという運用法のために株式のグラフを毎日3枚くらいのペースで描いていた時期がありました。

 

5年以上前からの読者の方は当時のことを覚えておいでかもしれませんね。

 

それが原因だと思うのですが、一時は腱鞘炎のような状態となり腕のふるえが止まらなくなったこともあります。この間に描いたグラフは約300枚です。1000枚を目標にやっていたのですが、その前に腕がおかしくなりそうなので中断しています。

 

結局株式からFXへと完全に移ってきたのですが、これだけのグラフを描いたことでかなりの自信もつきました。

 

為替の場合は、ここまでやる必要はありません。

 

でも、同じ通貨ペアの同じグラフを数日ごとに書いてみたり、大きなうねりのありそうな通貨ペアのグラフを何枚も描いてみるのは良いと思います。

 

多くのグラフを描くことで、体で値動きを感じることができます。

 

両方とも毎日書くのが一番良いのですが、どうしても時間がないときは最低でも場帖だけは書きましょう。私も仕事で出張のときなどは、場帖だけもっていきます。

 

宮本武蔵の二天一流のごとく、二つの売買道具を活かして利益を出していきましょう。

目次 FX五輪書

FXで利益を出すといっても、特に変わったことをやっているわけではなく基本を大切にしながら日々同じことを繰り返しているだけです。私の運用の基礎部分の大枠は亀千人投資術にまとめてあります。

 

参考:亀千人投資術+場帖・グラフ 詳細

 

私がFXで利益を出すためにやっている行動と考え方を宮本武蔵野「五輪書(ごりんのしょ)」を元にまとめたのが今回の連載です。

 

2013/05/07


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