スワップポイントサヤ取り 手順まとめ
南アフリカランンド両建のまとめにはいります。
2つのFX業者を使って、で利益を積み上げていくのがこのスワップポイントサヤ取りです。2013年8月24日現在、ここのところ南アフリカランド円は9円前半まで下げてきています。でも、スワップポイントサヤ取りポジションは、含み損が増えるなどの不安はな推移しています。
安全にやれば、これほど安定した運用もないのですが、注意点を守っていくことが大前提です。総まとめの一つとして、スワップポイントサヤ取り 全体の流れと手順を今回はまとめました。
スワップポイントサヤ取り 一連の流れ
まずは、取引業者の選定です。
まずは、スワップポイント差の開いた組合せを選びやっていきます。南アフリカランドの場合は、今のところ「大証FX−DMMFX」か「大証FX−FXプライム byGMO」の2パターンが定番です。
ただ、ずっとこの組合せが定番として続く保障はありません。今後もスワップポイント比較は続けていくので、定期的にチェックして頂くことをおすすめします。
業者選定も大切ですが、リスクの復習もしっかりお願いします。
連載中に発生した新たな留意事項もあります。もしかすると今後は頻繁な資金移動は控えたほうが良いかもしれません。
これらのリスクを把握しながら、スワップポイント差がどれくらいになったらポジションを作るかを決めておきましょう。
私は、南アフリカランド円のスワップポイントサヤ取りでは50円くらいを基本としています。運用資金との利回り計算をして年間5%以上くらい取れそうかどうかが一つの目安です。
そろそろ本格的にポジションを作ろうかという時期になったら、今回の資金配分とルールを決めます。基本的には毎回同じなのですが、前回とは違う状況変化もあるかもしれませんので、念のため確認してから始めます。
現状の資金管理ルールはここでまとめてあります。
参考:資金管理編 基本形
両建ポジションを作るときのやり方はここです。
私の使っている小技はこれです。
ポジションがうまく作れたかどうかの確認目安はこの記事を参考にしてください。
ポジションを作ったあとの資金移動もこの運用法を安全にやる要です。
ポジションを作った後に「利益が伸びない」「減り続けている」なんてことが起きたらこの部分も確認してみてください。
この部分の質問は、結構多いです。
南アフリカランンド円でスワップ投資をしている方にはとても嫌な暴落相場ですが、この運用法では密かな稼ぎ時でもあります。
大体この流れでやって頂ければ私の説明した基本部分は網羅していけるはずです。
慣れてきたら管理の手間は最低限に抑える
連載中にも何度か書いているのですが、この運用法はスワップポイント差に大きな変化がない限り、両建ポジションを長期間維持すればするほど利益が増えていきます。
こう書くと簡単そうですが、この「長期間ポジションを維持する」というのがなかなか出来ません。特に、口座管理画面をちょこちょこチェックしているとポジションを決済したくなる傾向にあります。
これは、心理的なものです。利益が増えている状況で為替レートみたりしているとと「もっと早く増やせないか」とか「一旦決済したほうがいいんじゃないか」という不安や期待がでやすいのです。
どちらの気持ちも、心に微妙な影響を与えてしまい、早期決済に繋がり易いのです。ネット取引だと、そのままボタン押すと約定しちゃうので、押さえ込むのはなかなか至難です。
これには、FX業者さんが売買をさせるためによく工夫しているという見方もあります。特に、証券会社系のFX口座管理画面よりもFX専業系の管理画面のほうが見易く使いやすくできているというのが大きい気がします。
まあ、ここはあくまで私見ですけどね。ご注意くださいね。
早期決済は、このスワップポイントサヤ取りを初めたばかりの頃は、不安もあってやむを得ないところもありますが、慣れてきたら最低限の確認程度に抑えるように心がけてください。
これも、うまくやるためのコツかもしれません。
でも、不思議な運用法ですよね。
口座管理画面で収支状況をチェックしないのが成功のコツという運用法は聞いたことがないですよね(笑)。
スワップポイントサヤ取り 目次
FX業者のスワップポイント差を利用した運用法、スワップポイントサヤ取りの連載です。為替リスクほぼゼロで利益を出していくのがこの運用法の長所です。2つのFX業者を使って行う運用法で、現在の通貨ペア別の最適組合せは以下を参考にされてください。
確実性が高い分だけ、利益率は低くなるのですが、安全重視の運用をしたい方に合います。ただ安全性確保には基本事項を守っていく必要があります。まずは、以下の記事で基本事項の確認ができます。
- 第1回サヤ取り 最強伝説
- 第2回スワップポイントサヤ取りとは?
- 第3回サヤ取り業者選定と最近の傾向
- 第4回FX売りポジション用 有力業者2社比較
- 第5回スワップポイントサヤ取り ポジション作成の目安
- 第6回FX両建て必勝維持のための300万決済
- 第7回資金管理編 基本形
- 第8回異業者両建て 銀行選びが案外重要
- 第9回FX両建て 資金移動のイメージ
- 第10回資金移動
- 第11回為替リスクほぼゼロであるがゆえの欠点
- 第12回FX含み益ポジションからの資金移動について
- 第13回スワップポイントサヤ取り 4つのリスク
- 第14回南アフリカランド円両建て スプレッドにご注意
- 第15回両建で失敗する人はほとんどこのリスクに引っかかる
- 第16回両建ポジション作成 4つのステップ
- 第17回異業者両建利益計算誤解の主因 評価損益計算方法
- 第18回両建運用 入出金にご注意 口座凍結・過去に遡って無効も有
- 第19回両建ポジションのスプレッドを狭くする工夫
- 第20回異業者両建での成功・失敗の目安
- 第21回南アフリカランド円暴落 じつはチャンス
- 第22回ゆるい円高は有利? FX両建都市伝説検証
- 第23回大証FXの運命とポジション作成お得な日
- 第24回FX両建て 利益を増やすための応用編
- 第25回南アフリカランド円売買タイミング検証
- 第26回南アフリカランド円買いで勝てるシナリオ作れず断念
- 第27回南アフリカランド円FX業者 裁量トレードはここを使う
- 第28回スワップポイントサヤ取り 手順まとめ
- 第29回株券担保FX スワップポイントサヤ取り編
- 第30回代用有価証券でFX両建 メリット・デメリット
- 第31回スワップポイントサヤ取り 最終回