簡単にできるMT4でのGMMA表示 MT4入門第9回
前回は、豊嶋先生の本で提供されている無料インジケーターとEAを入手しました。今回は、ネット上で無料入手できるインジケーターを表示するまでの手順をご紹介します。一緒に「GMMA」をMT4上に表示してみましょう。GMMAをMT4に表示するとこんな感じになります。
GMMAは、既にご存知の方も多いかもしれません。陳満咲社さんの本などもあります。本にはこう書かれています。
「もしGMMAを使っても勝てないなら、もうFXはやめたほうがよい」
本によると以下の特徴があります。
- ビジュアルでパッとみてすぐ売買判断を下せる
- 売買シグナルが分かり易く、単純であること。
- トレンドフォローのさまざまな局面に対応できること。
- ダマシが少ないこと。
- 初心者が陥りがちな「逆張りの罠」を克服できること。
以上、陳さんの著書「FX最強チャートGMMAの真実」からの抜粋です。GMMAを深く勉強されたい場合は、参考にされると良いと思います。インジケーターをMT4上で表示させた形も美しいですねぇ。
12本の移動平均線の波が綺麗でみていて楽しいインジケーターでもあります。皆さんのMT4にも同じように表示してみましょう。
GMMAのインジケーターは以下から入手可能です。
参考:GMMA入手先
ここだけでも沢山のインジケーターが紹介されています。ここで「MT4インジケーターを名前順で探す」⇒「G」⇒の流れで以下の2つのインジケーターを入手します。
- GMMA_Long_v1.mq4
- GMMA_Short_v1.mq4
両方とも「G」を選択するとリストの中ほどにでてきます。フォルダへの保存は以下の手順で行います。
- インジケーター名の上で右クリック
- 「名前をつけてリンク先を保存」を選択
- ファイル名の最後に「.mq4」(半角)とつけて保存
2つのインジケーターを入手したら、MT4フォルダの中に入れます。「experts」の中にある「indicator」フォルダにペーストします。
これでGMMA表示準備は完了です。
このGMMAインジケーターをMT4上で表示するのは簡単です。以下の手順でやってみてください。
GMMAをMT4に表示する手順
通貨ペアは、USDCHFを使っています。まずは、USDCHFを表示させます。
次に左側のナビゲーター「indicator」の中から「GMMA_Long_v1」を選びドロップアンドドラッグします。
そうすると、「GMMA_Long_v1」の6本の移動平均線が表示されます。
同様に、「GMMA_Short_v1」もドロップアンドドラッグします。
合計12本の移動平均線が表示されるはずです。
こんな感じで一見複雑で手間がかかりそうなGMMAもMT4では、簡単に表示できるようになります。iCustom関数を使えば、このインジケーターを使って自動売買をすることも可能です。
GMMAの見方
赤と青の帯が綺麗ですね。
このページでは、USDCHFでGMMAを表示しています。赤が長期6本の移動平均線で青が短期6本の移動平均線です。GMMAの良いところは、単純・複雑の両面でみていけるところだと感じています。
大きなトレンドを単純にみていくと、赤線に青線がぶつかっては跳ね返されるという流れになります。この画像をとったときが調度その流れでした。ここのところ赤線に青線がぶつかっては下に跳ね返されているのが確認できるはずです。
「エントリーポイントの一つがここになります」
でも、青線が突き抜けたときは要注意でトレンド転換の可能性がでてきます。
「この辺が決済ポイントの一つとなります」
GMMAは、他の指標との組合せも有効なようです。陳さんの本でも「GMMA+RSI」や「GMMA+フィボナッチ・リトレイスメント」などの事例が紹介されています。
無論、MT4上でその組合せを表現することも可能です。
私も、2〜3の指標を組み合わせたEAを作るときにたまにGMMAを使います。EA作りの視点でいくと、12本の移動平均線を使っているため、いろんなパターンでエントリー・決済ポイントを設定できるからです。
カスタムインンジケーターは、こんな感じでいろいろなチャートを自分のMT4に組み込んでいけます。MT4口座のある方は、いろんなインジケーターを試してみてください。
MT4入門 目次
MT4入門の目次です。
- 第1回日本人投資家のFX運用力はここ数年でかなりアップした
- 第2回MT4勉強 恩師MT4ブログとMT4教科書本
- 第3回MT4「表示通貨ペアの組合せ」
- 第4回MT4「罫線分析ツール」のチャート表示手順
- 第5回MT4定型チャート保存 自分だけの指標登録に便利な機能
- 第6回EAアイデアは「三上」活用がカギ 三上とは?
- 第7回MT4カスタムインジケータから表示する方法
- 第8回カスタムインジケーター MT4表示手順書
- 第9回GMMAをMT4に表示する手順
- 第10回MT4コンパイルの意味と手順
- 第11回MT4EA稼動までの8ステップ
- 第12回5分でできるMT4バックテストの手順
- 第13回30分でできるMT4EAパラメーター変更
- 第14回「MT4で文字化け」したら読む記事
- 第15回MT4最適化手順とマイナス結果表示の意味
- 第16回MT4無料EAだれでもできる大量入手法