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FXオプション税金 無税枠の具体的活用法

前回記事FXオプション FXよりも有効な税金対策としての使い方で、FXオプションは無税枠の範囲での運用に使いやすいということを書かせて頂きました。

 

数人の読者から「具体的にどうやるのか」という質問を頂きましたので、今回ご紹介させていただきます。

 

では、はじめましょう。

無税の範囲でやるFXオプション 手順

過去に、スワップポイント引き出し自由のFX口座を使って無税枠の範囲内で運用する方法を何度かご紹介しました。

 

FXオプションでは、これをさらに効率的に出来る可能性があります。

 

ポイント1:前提

 

まずはご自身の無税枠を使い切っていないことをご確認ください。

 

FXなどで利益が上がっているのに「FXオプション部分だけ無税にする」といった使い方は出来ません。

 

「無税枠」や「税金のかからない範囲」は、他の雑所得収入とも併せて考えねばなりません。

 

ご自身の無税枠活用が出来そうであれば、次は通貨ペア選びに入ります。

 

ポイント2:狙う通貨ペア

 

次に、運用通貨を選びます。このやり方は、運用通貨選びで成否の8割は決まるといっても過言ではありません。とっても重要な部分です。

 

意識しておくべき点は3つです。

 

  • 数か月先の長期見通しを基準にする。
  • プレミアムとリスクは比例の関係にある。
  • 損益計算が外貨となる通貨ペアは要注意

 

数か月先の長期見通しを基準にする。

 

通貨選でみるべきは期日のある「数か月先」です。私は数か月前にこういう見通しを持っていました。

 

  • 米ドル円も上昇気味に推移する。
  • 豪ドル円も上昇気味に推移する。

 

なので、5月段階ではこんなポジションを持っていました。

 

FXオプションを使った「疑似スワップ投資」検証 その2

 

  • 米ドル円 プットオプション売り
  • 豪ドル円 プットオプション売り

 

いずれも上昇することで利益となるポジションです。

 

前回お見せしたように米ドル円ポジションは「期日」まで保有して最大利益104,650円を獲得しています。

 

豪ドル円のポジションは、期日前に21,200円で利益確定しています。上げ方があまりに鈍かったので、途中で見切りをつけています。

 

プレミアムとリスクの関係

 

通貨選びで注意して頂きたいのが「無暗に高プレミアム通貨を選ばない事」です。FXオプションのプレミアムは仕組み上「高金利」「高ボラティリティ」であればあるほど高くなります。

 

具体的通貨ペアでいくと、南アフリカランド円・トルコリラ円などはプレミアムが相当高くなっています。

 

つまり、これらの通貨ペアは「小資金で高い利益を得られる可能性がある」ということです。

 

ここでも、FXオプションならではのメリットがあります。

 

FXではこれらの高金利通貨は、高いスワップポイントを受け取るためには、その通貨を買うポジションを作る必要があります。

 

このため、FXでは高金利通貨買いポジションにこだわらざるを得ないことになり、宿命的に大きく暴落するリスクを負うことになります。

 

FXオプションはこだわらなくて良いのです。

 

FXオプションでは、「上げ相場」でも「下げ相場」でもスワップポイントを受け取るような環境が作れるからです。

 

「上げ相場」でも「下げ相場」でもマイナススワップポイント負担を気にすることなく、利益を狙えます。

 

例えば、こんなこともできてしまいます。

 

USDZAR編開始 FXオプションプレミアム取り

 

USDZARのプットオプション売りポジションです。少々ややこしいですが、FXではUSDZAR買いと同じような立場になるポジションです。

 

USDZAR買い=南アフリカランド売り・・・ということです。

 

つまり、「南アフリカランド売り」のポジションでFXでUSDZAR買いは大きなマイナススワップポイントが発生します。

 

本日段階で1万通貨買いポジション保有すれば毎日400円以上のマイナススワップポイントです。

 

FXオプションと同様に、FXでUSDZAR3万通貨買いポジションを保有すれば、毎日1200円くらいのマイナススワップポイント負担が発生することになります。

 

ところが、このUSDZARプットオプション売りポジションではそういう負担はありません。

 

期日までに権利行使価格より上昇(=南アフリカランドが下落)してくれれば利益を得られるという気楽な立場です。

 

これからも期日までの間、マイナススワップポイントが発生することは全くないのです。

 

これと似たような感じで、「トルコリラを長期売りで利益を得る」ということもできてしまいます。

 

これらの通貨は、プットオプション売りでもコールオプション売りでも「高プレミアム」ですので机上の利益率も高いです。

 

だからといって油断しないでくださいね。

 

ここだけに目を奪われるとかなりの確率で後日痛い目に遭います。

 

「プレミアムが高いということはリスクも高いということです」

 

ここだけは忘れてはいけません。

 

例えば、先程のような南アフリカランド円が下落することで利益を確保できるポジションを保有していたとします。

 

この記事を作っている2018年8月13日現在、南アフリカランドは下げ傾向で推移しているので利益が確保し易いポジションです。

 

でも、こういう通貨は上げ後の反動が大きい傾向もあります

 

下げ相場で調子よく利益を伸ばしていても、上げ転換したときに一気に持っていかれてしまうことも珍しくはありません。

 

私のUSDZARプットオプション売りポジションは、「無税の範囲でやっている取引」ではないので、リスクはそれなりに取るつもりでやっています。

 

「無税の範囲でやるFXオプション」取引では、リスクはそれほど取りたくないという方も多いはずです。

 

この辺、運用通貨選びはリスクとの度合いを考慮のうえ決定する必要があります。

 

おすすめは「先進国で金利差の開いている通貨ペア」です。具体的には「AUDJPY」や「USDJPY」などです。先進国通貨で方向性がでていると感じる時は、先進国通貨ペアで仕掛ける。

 

方向性がつかないようなときは、レバレッジ低目にして他の通貨ペアでの仕掛けを検討するなどしていくと良いかもしれません。

 

FXオプションは、「利益を出しやすい」運用が可能です。そうはいっても、いつでも「絶対に儲かる」わけではありません。

 

「プレミアムの高い通貨ペアの「売り」は、それなりにリスクがある」

 

これをご理解の上、FXオプションを活用頂ければと思います。

 

損益計算が外貨となる通貨ペアは要注意

 

損益計算が外貨となる通貨ペアというのは、EURUSDなどUSDCHFなど日本円が絡まない通貨ペアのことです。

 

こういう通貨ペアは、損益計算が米ドルなどの外貨になります。利益金は外貨で損益計算されて日本円に換算されて私たちの日本円口座に入金されます。

 

税金対策でこういう通貨ペアを使うと、為替変動で利益がブレる可能性がでてきます。

 

例えば、EURUSDオプション取引で50ドルの利益となれば、1米ドル=110円であれば、50×110=5,500円という具合になります。

 

為替レートで1円動けば、利益額も50円変動する感じになります。この利益額が大きくなると変動する部分も大きくなります。

 

無税枠ギリギリでこの運用をやるような場合は、要注意です。

 

FXオプションで「税金のかからない範囲」で運用すれば年間2〜3回くらいのポジションを取ります。

 

対策として、これらの外貨決済通貨ペアを運用対象通貨とするのうを、年初〜年中だけに限定するという方法が考えられます。

 

年3回ポジションを取る場合は、以下のようなイメージになります。

 

  • 1回目:EURUSDでポジション取り 利益121,567円
  • 2回目:USDCHFでポジション取り 利益94,321円
  • 3回目:USDJPYでポジション取り 利益総額を調整

 

2回までは外貨決済通貨などでも良いので利益を貯めていきます。

 

3回目の最後のポジションは円決済の通貨ペアにして、利益額を投資家それぞれの「税金のかからない範囲内」に調整していくという形です。

 

ちなみに、3回目のポジションを取るのは調度今くらいの時期です。

 

現在売買中のFXオプションでは、もっとも遠い期日で来年の1月のものがでてきています。1月期日の損益は、最終日まで保有すれば来年度2019年の税金対象となります。

 

この時期から来年も見据えたポジションも持てる。

 

こういうのも、FXオプションの面白いところです。

FXオプション攻略 2018年版 目次

2018/08/15


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