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高ボラティリティを利用したカバードコール

高ボラティリティ カバードコール 3

新柄コロロナウイルスによって相場全体が非常に不安定になっています。

 

為替相場のボラティリティも急上昇しています。

 

こういうボラティリティが高い時期はFXオプションのプレミアムも高くなります。

 

高ボラティリティを利用した仕掛けを本日入れましたので、記事にまとめさせていただきます。

 

 

2月28日仕掛けたカバードコール

 

本日仕掛けたのは、以下の2つです。

 

  • FX口座:米ドル円買いポジション10万通貨
  • FXオプション口座:米ドル円コールオプション売り 10万通貨

 

オプションの教科書に必ず載っている「カバードコール」です。

 

 

カバードコールのメリットは3つあります。

 

カバードコール 3つのメリット

 

  • 上げ相場である程度の利益を確保できる
  • 下げ相場でも損失を出しにくくなる。
  • 相場が動かなければ「スワップポイント」「FXオプションのプレミアム」の両方が受け取れる

 

 

コールオプションが大きく上昇しているため、「売り」を仕掛けて受け取れるプレミアムも通常時の2〜3倍くらいになっているので、そこを活用しています。

 

FX口座:米ドル円10万通貨買い

 

高ボラティリティ カバードコール 1

 

くりっく365口座で作成した米ドル円買いポジションです。薄赤色部分が今回のポジションで、109.405円で10万通貨です。

 

これは、普通のFXポジションです。

 

これにコールオプション売りを同時に入れることで、「カバードコール」が完成します。

 

作ったFXオプションポジションがこちらです。

 

FXオプション口座:コールオプション売り

 

高ボラティリティ カバードコール 2

 

権利行使価格109.50円のコールオプション売りです。

 

詳細は以下のようになっています。

 

コールオプション売り

 

  • 作成日:2020年2月28日
  • FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り
  • 作成時点の米ドル円:109.405円
  • 権利行使価格:109.500円
  • 権利行使期日:3月25日
  • 売買数量10万通貨
  • プレミアム:0.744
  • 利益上限:0.744×10万通貨=74,400円
  • 損益分岐点:109.50+0.744=110.244円

 

コールオプション売りは、「上げ相場で損失・下げ相場で利益」で「損失限定なし・利益限定」という性質を持ちます。

 

最大利益は、ポジション作成時に受け取る74,400円です。

 

権利行使日の3月25日に109.50円よりも下げていれば74,400円最大利益が確定します。

 

109,50円超となれば、利益が減っていくことになります。最終利益が確保できるかどうかの損益分岐点は110,244円です。

 

これ以上上昇するようであれば、このコールオプション売りとしては最終損失ということになります。

 

でも、FXと組み合わせることで、全体としてみるとこの最終損失はカバーされることになります。

 

これが、カバードコールにするメリットです。

 

カバードコールにしたメリット

 

先程、カバードコールに3つのメリットがあると書きました。

 

カバードコール 3つのメリット

 

  1. 上げ相場である程度の利益を確保できる
  2. 下げ相場でも損失を出しにくくなる。
  3. 相場が動かなければ「スワップポイント」「FXオプションのプレミアム」の両方が受け取れる

 

一つづつ解説させていただきますね。

 

上げ相場である程度の利益を確保できる

 

コールオプション売り単体では、米ドル円が110,244円以上の上昇となると最終損失になると先程書きました。

 

でも、カバードコールとしては利益を確保できます。

 

それは、米ドル円が上昇すればFXポジションに利益が乗ってくるからです。

 

仮に米ドル円が111円に上位証すると収支はこうなります。

 

米ドル円111円のときのカバードコール戦略収支

 

  • コールオプション売り:(110.244−111.00)×10万通貨=−75,600円
  • 米ドル円買いポジション損益:(111.00−109.405)×10万通貨=159,500円
  • 合計収支:159,500−75,600円=83,900円利益

 

現実にはスワップポイントもつくので、利益はもう少し増えます。

 

こういうことのため・・・・

 

110,244円以上となってもFXオプションの損失以上にFXポジションの利益があるので、最終利益は確保できます。

 

下げ相場でも損失を出しにくくなる

 

下げ相場になると、立場が逆になります。

 

FXオプションは利益となり、FXポジションは含み損となります。

 

FXオプションの利益は限定されていて、今回は74,400円が利益上限です。

 

これ以上増えることはないので、大きな下落でFXポジションの含み損を全てカバーしてくれるということにはなりません。

 

なので、「損失を出しにくくなる」という表現を使っています。

 

カバードコールとして損失になるっかどうかを示す損益分岐点は簡単に計算できます。

 

カバードコールとしての損益分岐点

 

  • 計算式:FXポジション買値ーコールオプションで受け取ったプレミアム
  • 計算:109.405円ー0.744=108.661円

 

米ドル円が108.661円以下になるまでは、カバードコール戦略ポジション全体としては損失にならないということになります。

 

現実には、FXの「スワップポイントがります。

 

これから権利行使日までは27日くらいあるので、スワップポイント累積分であと15銭くらいは損失を出すまでの余裕があるという感じになります。

 

権利行使日に現在値と同じくらいの水準にいると、とってもおいしい状況となる可能性もあります。

 

相場が動かなければ「スワップポイント」「FXオプションのプレミアム」の両方が受け取れる

 

それは、米ドル円109円前半あたりです。

 

権利行使日に米ドル円が109円前半くらいだと、とても良い状況になります。

 

FXオプションのプレミアム74,400円の満額受取ができたうえにFXポジションには含み損もほとんどなく安心してスワップポイントを貯められるからです。

 

権利行使日までずっと為替相場が動かないなんてことはあり得ません。

 

乱高下してもいいんです。

 

権利行使日の3月25日の米ドル円値がどうなるかがポイントです。

 

権利行使日に米ドル円が109,50円以下であれば、そのまま保有し続ける予定でいます。

 

米ドル円は目先大きく崩れそうですが、更に5円・10円と崩れていく展開は可能性が薄いとみています。

 

新型コロナウイルス騒動も各国が真剣に対応を取り始めているため、2週間もすれば収束の方向性がでてくるという見方です。

 

想定通りにいかないのが相場というものですが、混乱がある程度のところで収まると想定した場合は、後から見ればこの辺は良い仕掛け時かなと思っています。

 

あとは、現実の値動きを見ながら対処していきます。

 

米ドル円売買で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。

 

 

「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。

 

 

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2020/02/28


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