カバードコール仕掛け・・・米ドル円がどう動いても利益になる形にする【FX+FXオプション】
米ドル円の上昇も一息という感じがしたので、コールオプション売りを新規で入れています。
FXで米ドル円買いポジションを保有中のままですので、「カバードコール戦略」の形になります。
この運用法は以下の特長があります。
FXオプションからのスワップ投資 9つの特長
- 運用通貨:米ドル円のみのシンプル運用
- 30万円くらいから運用可能
- スワップポイント投資をFXオプションでパワーアップ
- FXオプションで買い平均値を下げて含み損になりにくくする
- 利益源@:FXでの売買利益
- 利益源A:FXオプションでの売買利益
- 利益源B:FXオプションでのプレミアム受取利益
- 利益源C:FXでのスワップポイント受取
- 利益率目安:年間10〜20%くらい
コールオプション売り 新規仕掛け
朝方作ったコールオプション売り米ドル円10万通貨です。
コールオプション売りは、「下げ相場で利益・下げ相場で損失」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。
利益が出やすいポジションなのですが、大きく上昇するような事態になると損失も大きくなる可能性があります。
今回の仕掛けは、「上昇時の対策」も含めたものになっています。
まずは、FXオプションの内容をご確認下さい。
- 作成日:2020年8月17日
- FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り
- 作成時点の米ドル円:106.575円
- 権利行使価格:106.75
- 権利行使期日:2020年9月2日
- 売買数量10万通貨
- プレミアム:0.432
- 利益上限:0.432×10万通貨=43,200円
- 損益分岐点:106.75+0.432=107.182円
米ドル円現在値106.575円で、損益分岐点は107.182円と満期日である権利行使日に現在値よりも60銭以上上昇するようなことがなければ最終利益が確保できます。
確かに利益となりやすいですが、権利行使日に107.182円を超える可能性も低くはありませんよね。
その場合は、この運用法で保有中のFX買いポジションと連携することにしています。
FXとFXオプションの連携 カバードコール戦略
現在FX口座で保有中の米ドル円買いポジションです。口座はくりっく365で30万通貨あります。
買いポジションですので、米ドル円が上昇すれば含み益増加となっていきます。
もしも権利行使日の9月2日に米ドル円が107.182円を超えていくようであれば、ここで保有している米ドル円買いポジションのうち10万通貨を決済検討する予定です。
FX買い+コールオプション売り・・この組み合わせは、FXオプション上では「カバードコール戦略」とも呼ばれています。
参考記事:カバード・コールFXオプションでの使い方
この戦略の良いところは、「上げても下げてもそれなりに利益が出せる」という状況を作っておけることです。
- 米ドル円107.182円以上に上昇:FXオプション損失+FXポジション利益増で合計利益確保可能
- 米ドル円106.500〜107.182円:FXオプションで0〜43200円の利益確保
- 米ドル円106.500円未満:FXオプションで43200円満額利益確保
米ドル円がどう動いても利益を取れる形になっているのが確認できるかと思います。
もしかすると、「米ドル円107.182円以上に上昇」したときなどは、「FXオプション損きりのみで終了」という判断をするかもしれません。
米ドル円が大きく伸びそうであれば、FXオプションが損失となろうともFXポジションは決済せずに保有し続けた方が良いからです。
実は、今回は単純にFX口座の米ドル円10万通貨を薄利で決済するかどうか迷いました。単純に決済すれば利益は1万円程度です。今回のような形にすることで、利益はFXオプション分だけで43200円上乗せできました。
地味ではありますが、こういう利益も積み上げていけば大きくなります。
「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。
米ドル円売買で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。
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