FX 無税の範囲 20万円以内だから税金ゼロの誤解
FX税金のかからない範囲は投資家の職業によって違ってきます。
一般的によく言われるのが雑所得20万円ですが、これはサラリーマンの場合ですので給与所得でない方は、これとは違う基準となります。
ちなみに、自営業と届けている青色申告の方には課税されない範囲はありません。たとえ1円でも利益が出たら確定申告する必要があります。
FX無税の考え方
専業トレーダーで自営業として届けるのは不利ってこと?
当然こういう反応もあると思います。この言葉だけならそう感じるのは当然です。でも、自営業は青色申告をすることで税的なメリットがかなりあります。FXで無税の範囲がほとんど無いからといって不利になるというわけではないのです。
ちなみに、専業主婦などの場合は全部の所得をあわせて基礎控除の範囲までは税金がかかりません。ここまでは確定申告も不要と思われます。
具体的には2012年現在では、33万円の範囲となります。これも38万円という記述もあるのですが、それは所得税のみの場合です。地方税の基礎控除は33万円ですので、確定申告不要範囲としてもっとも確実なのはこのラインです。
専業主婦でもFX以外のちょっとした内職などで副収入が年間30万円くらいあったりするとFX利益で申告しなくてもよいのは5万円までとなります。
例えば、原稿書きの在宅ワークなどをしていたりするとその収入と合算して収入額を考える必要が有ります。
この辺までが、FX税金の無税についての基本部分です。あとは、それぞれの状況で税金がかからない範囲は違ってきます。主婦でも扶養の範囲で働いている方なども個別に「私自身の申告しなくて済む範囲はこれくらい」というところは抑えておくべきでしょう。
FX無税なんて気にしないという豪傑的発想
ガンガン稼ぐつもりなのでこういう部分は興味ない
こういう全く気にしないというのも良いかもしれません。運用技術をしっかりと磨いている方であれば、利益額も年々大きくなっていくので、税金を払わずに済むということはまずありません。
逆に、無税の範囲でスワップ投資をしたい・・・という方には今回の基礎知識はとても大切になります。無税の範囲で以下のようなスワップ投資をするケースもあるからです。
⇒現在も保有中のスワップ放置口座画面
私の場合は、他のFX利益があるので無税にはなりませんが、もしも専業主婦の方がこれと同様のポジションを無税の範囲内で保有していたら毎日発生するスワップポイントは確定申告する必要はなく税金もかからずに済みます。
この口座は1万豪ドルで年間スワップポイント約3.6万円くらいですが、年間スワップポイント33万円の範囲であれば少しポジションを増やしても大丈夫です。
こんな運用法でも結構お金は増えます。
参考までに書くと、このポジションも、そろそろ6年経ちます。元でが30万円で2012年段階で55万円くらいまで増えてきている。スワップポイントだけで倍になるのもそれほど遠い話ではありません。
低レバレッジで放っておいても6〜7年でスワップポイントだけで倍に増えるというのはうれしいですね。
このポジションは、豪ドル50円時代も何もせずに乗り切ってきています。私の亀千人投資術のスワップ運用も原点はここにあります。
FX税金基礎 目次
- FX税金基礎 その1
- FX無税の範囲 20万円以内だから税金ゼロの誤解
- FX利益 サラリーマン雑所得20万円内でも税金がかかるケース
- スワップポイントの税金
- 本当は怖いFX利益と社会保険料の話
- 主婦FX税金の落とし穴 妻が扶養からはずれたら?
- サラリーマン止める前に読む記事
- のスワップポイントについて
- 専業トレーダーはつらいよ
- 人気がないけど大事なFX損失繰越
- FX損失繰越の手続きと必要書類
- FX損益通算はどこが良いのか
- FX損失繰越手続きを忘れたらどうする
- FX必要経費のまとめ
- 専業トレーダーの節税対策
- FX法人口座の魅力
- FX法人口座のデメリット
- FX税金2012総括
- 追加FX税金と復興特別所得税
- 追加ふるさと納税 有効活用法