ふるさと納税について FX税金有効活用法
FX税金番外編としてFX税金の有効利用法になるかもしれないネタを書かせて頂きます。
突然ですが、「ふるさと納税」ってご存知ですか?
ふるさと納税はウィキペディアではこう書かれています。
任意の地方自治体(ここでは都道府県、市町村および特別区。以下同じ)に寄付することで、寄付した額のほぼ全額が税額控除される日本国の制度。ただし一定の制限や限度がある。
これだけなら「へぇ〜、そうなんだ」で終わりなのですが、ふるさと納税をすると特産物などをプレゼントしてくれる自治体が沢山あるんですね。
私は、2週間ほど前にたまたま知りました。
「ふるさと納税」という言葉はなんとなく聞いたことがあったのですが、地方自治体を応援するという気持ちでやるものという単純な認識でした。
無論、これが本筋であることは間違いありません。
でも、それだけじゃあないんですねぇ。
ふるさと納税には、以下の特徴があります。
- ふるさと納税として寄付した分は、2000円を除いたほぼ全額が税額控除になる(上限あり)
参考:ふるさと納税仕組図(三重県 大紀町HPより) - ほぼ全額が税額控除になる上限は支払っている地方税の1割が目安
- 寄付金額に応じて記念品がもらえる自治体もある。
参考:高知県 四万十市
特産の牛肉やお酒・お米などを用意している自治体などもあり、1万円寄付で3〜5千円くらいの記念品もかなりあります。
見方を変えると「ふるさと納税」とはこう言い換えることもできるかもしれません。
「払う税金がほぼ一緒で、いろんな記念品や特産物が貰える制度」
FXやっている人はかなりの確率で確定申告しますよね。
ふるさと納税も、確定申告が必要だからFXの確定申告をするときに一緒にやれば一石二鳥ですよね。
確定申告自体は手間がかかりますが、確定申告のときの「ふるさと納税」は書類の所定箇所に記入して証明書を添付して提出するだけです。
これで、ちょっと面倒な確定申告もちょっと楽しくなるかもしれません。
先日、私も8箇所の自治体に寄付申込書をメールで提出して、払込用紙送付を依頼しました。寄付予定金額は合計7万円です。
只今12月なので、今年度の申告に間に合うかどうかはわかりませんが、どんな具合かやってみるつもりです。
2月の確定申告でふるさと納税として認めてもらうには前年12月末までに寄付を完了しておかないといけません。
確定申告の時期になって「そんな制度があるならやってみよう」と思っても間に合わないのです。
私は、今年間に合わなければ翌年の確定申告でやるつもりでいます。
郵送でやるので間に合うかどうか微妙なところなのです。
ちなみに、寄付金のクレジット払いが出来る自治体も多いようです。
ただ、その場合自治体への着金確認などの関係で来年度扱いになるケースもあるようです。ギリギリの時期にやる場合は、留意しておく必要がありますね。
もしも、近隣の町で凄く魅力的なふるさと納税制度があれば直接その自治体の窓口で申し込むという手もあります。
ちょっと探してみてはいかがでしょう。
全体的に西日本で魅力的な記念品が多いです。
特に島根県の充実振りが目を引きます。
FX投資家は確定申告をしたほうが有利なケースがおおいので、かなりの方が確定申告をされるはずです。
FXは確定申告した方が有利なケースが多い
でも、FXで儲かっていない場合は関係ない。
こう思っている方もいるかもしれません。
この場合でも、損失繰越はすべきです。
そして、サラリーマンの方など他に給与所得などの所得がある場合、所得税・地方税は必ず払っているはずですので「ふるさと納税」利用価値はあります。
2011年までFXをやっていても店頭FX中心の方は、確定申告をしたことのない方もいるかもしれません。
2011年までは、店頭FX口座ではサラリーマンで利益20万円・主婦などで35万円以上の利益が出なければ確定申告をする必要もありませんでした。
2012年からは違います。
今年度の確定申告からは、国内業者の全FX口座で「損失繰越」が可能になるからです。
参考記事:人気がないけど大事な損失繰越
今年不運にも損をしたとしても、「損失繰越」をしておけば来年の利益で相殺でき、来年の税金を少なくすることができます。
ちなみに損失繰越は義務ではありません。でも、やっておかないと翌年以降利益が出たときに悔しい思いをすることになります。
結論として、非課税範囲や申告不要範囲の利益の方以外は、皆確定申告をするほうが良いということです。
- 利益の方⇒確定申告が義務
- 損失の方⇒確定申告やった方が来年以降有利
非課税範囲や申告不要範囲の利益の方がどれくらいいるかわかりませんが、FX投資家の9割くらいは「確定申告すべき」か「確定申告した方が有利」のどちらかに入っていると思われます。
どうぜ確定申告しなければいけないなら、「ふるさと納税」のような制度は有効活用したいものです。
FX税金基礎 目次
- FX税金基礎 その1
- FX無税の範囲 20万円以内だから税金ゼロの誤解
- FX利益 サラリーマン雑所得20万円内でも税金がかかるケース
- スワップポイントの税金
- 本当は怖いFX利益と社会保険料の話
- 主婦FX税金の落とし穴 妻が扶養からはずれたら?
- サラリーマン止める前に読む記事
- のスワップポイントについて
- 専業トレーダーはつらいよ
- 人気がないけど大事なFX損失繰越
- FX損失繰越の手続きと必要書類
- FX損益通算はどこが良いのか
- FX損失繰越手続きを忘れたらどうする
- FX必要経費のまとめ
- 専業トレーダーの節税対策
- FX法人口座の魅力
- FX法人口座のデメリット
- FX税金2012総括
- 追加FX税金と復興特別所得税
- 追加ふるさと納税 有効活用法