FX積立とスワップポイントサヤ取りの複利運用体制整う
数年前よりFX積立の余裕証拠金を活用して更に利益を生み出せるようになっています。この気づきは、当初想定していなかったうれしい副産物です。
今回連載記事を初めて読まれる方へ
当連載を初めて読まれる方は第一回からお読みになることをおすすめします。
このページの中ほどにある「2018年度 純ドルコスト平均法FX積立2018」が当連載の目次となっております。
気づきその7:余裕資金の複利活用も可能
この副産物の利益は、FX積立の利益額には計上していません。この部分の利益は、サイト上でスワップポイントサヤ取りの利益として公開しているため、二重カウントになるのを防ぐためです。
現状、この運用利益は2018年現在年間数万円〜10数万円くらいです。
金額的には大したことはありませんが、今後Fx積立での運用資金が増加していけば、この利益も大きくなっていくことが見込めます。
私のFX積立口座では、保有ポジションのレバレッジは2倍以内のことが多く、常に余裕資金がたっぷりある状況になっています。
この低レバレッジ状況は、ここまで書いてきたように意図的にやっているものです。
将来、大きな下げがあったときでも積極的に買っていけるためには十分な余裕資金が必要不可欠だからです。
この余裕資金を「スワップポイントサヤ取り資金」としても活用しています。
幸い、この運用法はリスクが低いため長期間ポジションを保有しても全体の運用資金を減らす心配がほとんどありません。
FX積立も安全第一のため、余裕資金運用も大きなリスクを取るものは望ましくありません。その点、リスクを低く抑え込めるスワップポイントサヤ取りは相性も良いと感じています。
今後も、FX積立での余裕資金部分をスワップポイントサヤ取りの証拠金としても使うことで利益を増やしていけそうです。
無論、大きな下げ相場が到来してFX積立の勝負時期となれば、このポジションは利益確定してしまうつもりです。
ご存知の方も多いですが、スワップポイントサヤ取りは同通貨の両建てポジションで利益を出していくので、為替変動によるリスクを抑え込みながら利益を貯めていくことができます。
仮に、急激なスワップポイント変動で損きりとなるような場合でもルールを厳守してやっていけば大きな深手を追わずに済みます。
二重活用で新規運用資金も半分
「スワップポイントサヤ取り資金が実質半分で済む」
これも「ちょっと得した気分」になるところです。通常、スワップポイントサヤ取りは両建てする2口座に証拠金を入れる必要があります。
SBIFXトレードのFX積立資金を使う場合は、SBIFXトレード口座には既に資金があるため、新規で入金する口座は1口座だけで済みます。
私は、ほぼ毎日各口座のスワップポイント比較をしています。
その状況をみながら、SBIFXトレードが使える状況になったときは、両建てポジションを作る感じでやっています。
SBIFXトレード口座を使えるようなスワップポイントサヤ取りの有効な組み合わせがない場合、ポジションは作りません。
こう書くと、ちょともったいない気がするかもしれません。
もっ積極的に「SBIFXトレード口座から余裕証拠金を出金して運用」という意見もあるかもしれません。
でも、そこまでやると管理が複雑になり、万が一の大暴落時などに速やかにSBIFXトレード口座に資金が戻せない可能性があります。今のところ、FX積立口座から余裕証拠金を出金してまでしてまでスワップポイントサヤ取り運用を拡大するつもりはありません。
保守的ではありますが、安定して続けていくことを重視してやっていきます。
純ドルコスト平均法FX積立2018 目次
- 第1回資産加速への課題 純ドルコスト平均法FX積立2018
- 第2回気づきその1:決済なくとも積立複利5%確保
- 第3回気づきその2:下げ相場でも攻めていけた
- 第4回気づき3・気づき4:なぜ、FX積立は誰にでもできるのか?
- 第5回体験してわかったデメリット部分:気づきその5・その6
- 第6回FX積立の複利運用体制整う 気づきその7
- 第7回リアルFX積立 ドルコスト平均法効果比較 気づきその8
- 第8回純ドルコスト平均法FX積立毎月5分の手順 2018年版
- 第9回FX積立 2つのルール追加と課題
- 第10回FX積立のためのFXオプション知識
- 第11回FXオプション 4つの基本パターン損益の出方整理
- 第12回FXオプション 魅力と破綻リスク
- 第13回FX積立でのFXオプション活用ルール
- 最終回FX積立とループイフダン 成功の共通項
- 番外編FX積立 利益確定後の買い方 3つのポイント