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FXオプションの復習

FXオプションは、FX同様必ず儲かるものとかではありません。同じ為替相場をもとに売買するFXとの大きな違いは、「リスクとリターンの取り方」です。「リスクもリターンも無限大」のFXに比べると、FXオプションは様々な調整ができます。

 

この理解は、非常に重要な部分ですので前回の復習として記事をまとめさせていただきました。

 

今回連載記事を初めて読まれる方へ

 

当連載を初めて読まれる方は第一回からお読みになることをおすすめします。

 

SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法FX積立

 

このページの中ほどにある「2018年度 純ドルコスト平均法FX積立2018」が当連載の目次となっております。

FXオプション 損益の出方整理

「コール・オプションの買い=買う権利の買い」といった、オプション独特の呼び方は、当初は凄く混乱するところです。

 

私も、注文を出すときは利益の出方を図に書いたりして頭を整理しながらやっています。

 

いずれ、使っているうちに慣れてきますので心配はいりません。

 

幸い、FXオプションは中長期売買に向きます。1銭や10銭程度の値動きに反応する必要性はほとんどないので、じっくりと考えられます。

 

 

なんで?


 

期限が長いものほど、為替の値動きに対してプレミアムの変動が鈍目なのです。

 

使い方にもよるのですが、今のところ私は「数週間・数か月先をゆっくりと考えて注文を出せばよい」と感じています。

 

こういう性質なので、私のようなノンビリFX運用をしているタイプにはFXオプションは合っているようです。

 

特に最初のうちは、瞬時の値動きを気にしないようにして、戦略をきっちりと練ってから注文を出すようにされてください。

 

FXポジション+Fxオプションの活用は、これまでよりもストレスを減らして利益を増やしていける可能性を秘めています。

 

復習がてら、4つのポジションの利益の出方を簡単にまとめておきます。

 

コール・オプションの買い:上げ相場で利益

 

  • 利益計算式:為替値ー権利行使価格ープレミアム=利益額
  • 損失計算式:最大でプレミアム分に限定

 

権利行使価格+プレミアム分以上の上昇があれば、どんどん利益が大きくなります。下げた場合は、プレミアム分の損失のみで済みます。

 

コール・オプションの売り:下げ相場で利益

 

  • 利益計算式:最大でプレミアム分に限定
  • 損失計算式:為替値ー権利行使価格ープレミアム=損失額

 

権利行使価格+プレミアム分以上の上昇があれば、どんどん損失が大きくなる。下げた場合は、プレミアム分の利益を得る。

 

プット・オプションの買い:下げ相場で利益

 

  • 利益計算式:権利行使価格ープレミアムー為替値=利益額
  • 損失計算式:最大でプレミアム分に限定

 

権利行使価格+プレミアム分以上の下落があれば、どんどん利益が大きくなる。上げた場合は、プレミアム分の損失に留まる。

 

プット・オプションの売り:上げ相場で利益

 

  • 利益計算式:最大でプレミアム分に限定
  • 損失計算式:為替値ー権利行使価格ープレミアム=損失額

 

権利行使価格+プレミアム分以上の上下落あれば、どんどん損失が大きくなる。上げた場合は、プレミアム分の利益を得る。

 

 

なんとなく、FXオプションの基本パターンが見えてくるのではないでしょうか。

 

それぞれのオプションの「買い」と「売り」は、正反対の立場にいます。

 

  • 「買い」で大きく利益がでるときは「売り」は大きく損失となる。
  • 「買い」で限定された損失のときは「売り」で限定された利益となる。

FXとFXオプションの比較

FXとFXオプションの損益パターンを簡単に比較すると以下のようになります。

 

  • FX:利益も損失も無限大
  • FXオプション:利益または損失が限定+反対部分は無限大

 

読者の多くが慣れ親しんでいるFXは、買いポジションでも売りポジションでも値動きに応じて利益も損失も限度がありません。

 

これに対して、4つのパターンのいずれもがFXオプションは「利益が限定なら損失は無限大」「損失が限定なら利益は無限大」という損益形態になっています。

 

「損失限定」という取引が現実に出来るので、暴落相場などで大きな損失を被ったことがある方は、「あの苦しみから抜け出せるかも・・」と思う方もいるでしょう。

 

実際、そういうポジションを持つことはFXオプションでは普通にできます。コール・オプションでもプット・オプションでも「買い」であれば、損失限定での勝負ができるからです。

 

こう見てくると、コール・オプションでもプット・オプションでも「買い」の方が利益が無限大に狙えて良さそうだと、感じるかもしれません。でも、現実には「売り」の方が利益が出しやすいという特徴もあります。

 

売り方は、利益額は少ないものの少々見通しが狂ってもプレミアム代金の範囲内であれば損失となりません。

 

このため、手堅くコツコツとやりたい方ほど「売り」を好む傾向にあります。

 

利益になり易い代わりに、大幅に見通しが狂ったような場合には損きりしなければ大きな損失を被る可能性も秘めています。

 

FXオプションは、FXのように単純な「売り」「買い」ではないので、最初は大いに混乱するところです。

 

でも、FXオプションは、4つの基本パターンを理解していけばリスクとリターンをFX以上にコントロールできるようになります。

 

ちなみに、私は「買い」と「売り」の両方を使っています。

 

次回は、私がFX積立でやる予定の使い方をご紹介します。

純ドルコスト平均法FX積立2018 目次

2018/02/28


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