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長期保有ポジションで安定して増やせるくりっく株365 理由は調整金にあり  くりっく株365入門第4回

CFD取引の日経225といっても口座によって調整金の発生パターンは大きく異なります。くりっく株365での調整金についてまとめました。

CFD口座で異なる調整金の性質

CFD取引は、ポジションを保有することで発生する調整金があります。これは、FXでポジションによってスワップポイントの受け払いが発生するのと似ています。FXでは、スワップポイントは金額の多少はあるもののどこの口座を使っても大体同じ仕組みになっています。

 

  • 豪ドル円買いポジションならスワップ受取
  • 1週間で7日分発生するペース

 

この発生パターンは、どのFX口座でも同じです。違いがあるといっても、口座によってスワップ3倍デーの発生が水曜日だったり金曜日だったり金額が大きいか小さいか程度です。

 

CFD取引の面白いところは、使う口座によって調整金の種類や発生パターンが全くといって良いほど異なることろです。

 

GMOクリックのCFD取引「日経225」の調整金については、前回の連載を書かせていただきました。

 

参考:配当金 VS 価格調整額どっちが有利?

 

GMOクリック証券のCFD取引の場合、大体以下のような特徴がありました。

 

  • 調整金発生頻度 3ヶ月に1回
  • 日経225先物の限月間の価格差で調整金が決まる
  • このため、買いポジションでいつもプラスになるとは限らない

 

ここ1年は、たまたま買いポジションでずっとプラスになっています。でも、その金額には大きな差がありマイナスになりそうだったときもあります。この状態では、長期保有で買いポジションを持つことで自然に資金が増えていくようなスワップ投資のようなことはできません。

 

ところが、くりっく株365では状況が全く違ってきます。

 

くりっく株365で発生する調整金は、いつも同じパターンで発生するからです。長期保有で買いポジション保有するときなどは、くりっく株365がおすすめです。

くりっく株365 2つの調整金

くりっく株365にも2種類の調整金があります。

 

  • 金利相当額
  • 配当相当額

 

1週間前に実験口座として作成した私のFTSE100買いポジションでも、この2つの調整金が発生し始めています。

 

参考:毎週配当型FTSE100 口座状況

 

今回は、このページを補助資料としてくりっく株365の配当相当額と金利相当額について説明させていただきます。

 

配当相当額

 

買いポジションを保有している場合、株価指数の構成銘柄に配当があれば配当相当額受取が発生します。売りポジション保有の場合は、支払いとなります。

 

  • 買いポジションは受取り
  • 売りポジションは支払い

 

発生頻度とパターンは、銘柄で大体決まっています。

 

  • 日経225:月に1回程度
  • DAX@:配当相当額なし
  • FTSE100:週1回ペースで発生

 

私の口座では、先週は少額ながら3回も配当相当額が発生しています。日経225が月1回程度で、しかも80%くらいが3月と9月に集中するという特徴があるのに対してFTSE100の高頻度配当と対照的です。

 

決算期がバラバラであることと、四半期配当を実施する企業が多いというのも高頻度配当の背景にはありそうです。

 

金利相当額

 

これも、ポジションを保有することでほぼ毎日調整が発生します。金利相当額は配当相当額とは逆パターンで発生するという特徴があります。

 

  • 買いポジションは支払い
  • 売りポジションは受取り

 

金利相当額は、日銀の政策金利をベースに日割計算された金額ですのでスワップポイントに似た仕組みです。

 

金利相当額は、ほぼ毎日同じ金額が発生します。水曜日はFXと同じ3倍デーとなるのが普通です。また、配当相当額・金利相当額ともに決済するまでは含み損含み益の扱いとなります。

 

日経225で毎日1枚で3円程度の金利相当額が発生中です。買いポジションでは支払ですが、売りポジションでは受取りとなります。

 

例えば、4月・5月・10月・11月の4か月は例年日経225の配当相当額がゼロとなります。この時期に日経225の売りポジションを保有すると金利相当額を保有日数分だけ受け取れることになります。

 

日本株が全体的に下がりそうなときには、ヘッジのためにくりっ日経225売りポジションを作るというやり方も有効です。その際には、配当相当額が小さい時期かどうかを確認して日経225先物とくりっく株365のどちらを使うかの判断目安にもできます。

配当相当額の傾向

配当相当額目的で長期保有検討されている方も多いかと思いますので、参考までに各銘柄らの配当相当額の特徴をまとめておきます。

 

日経225

 

3月と9月の2か月に集中、この2か月で全体の80%弱が発生。

 

日本企業は、3月に決算が集中しているため配当相当額も3月と中間配当月の9月に大きな配当が発生します。

 

FTSE100

 

月間配当2000円以上が期待できる月:2月・3月・4月・5月・8月・11月

 

8月は毎年4000円以上が発生する高配当月となっています。それでも、集中度合は日経225と比べて分散しています。僅かな週もありますが、毎週配当相当額が発生するという傾向もあります。

 

DAX@

 

ドイツ株価指数DAX@は、配当金が全くありません。金利相当額のみの発生となっています。このため、「売りポジション長期保有で金利相当額を受け取り続けられる」というユニークな特徴があります。

 

この特徴は、世界経済全体が景気後退期にあるようなときに売りで攻めたいときなどにも使えます。

 

無論、ドイツ経済は強力であり安定感もあるので僅かな金利相当額など気にせずに買っていくというのも有効です。

 

くりっく株365の3銘柄は、それぞれに価格調整額と金利相当額でユニークな特徴と使い方ができます。覚えておいて損はないと思います。

くりっく株365入門 目次

2015/04/15


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