レバレッジ３倍でも配当相当額利回り１１．５％　知られざるくりっく株３６５の仕組み　くりっく株３６５入門第２回

まずは、くりっく株３６５の大まかな概略より書かせていただきます。

ＣＦＤ取引は、取引口座によってその仕組みが異なっています。「コーン　うねり取り」で使っているＧＭＯクリック証券のＣＦＤ取引とくりっく株３６５も、中身が大きく異なります。１枚売買するのに必要な証拠金をそれをもとにしたレバレッジをご覧ください。

必要証拠金

くりっく株３６５の必要証拠金は、毎週「株価指数の価格変動率」をもとに算出されています。そのため、ＦＸでよくでてくる最高レバレッジ２５倍を超える取引ができることも多くなっています。定期的にレバレッジをチェックしているのですが、大体３０倍前後の取引ができるとみておいて良いかと思います。

ただ、必要証拠金は毎週見直されるのでこの高さにこだわりすぎるのはよろしくありません。

１枚の約定代金は、取引値×１００倍となります。日経２２５の現在取引値が１９５００円くらいですので、この計算式に合わせて計算すると以下のようになります。

１９５００円　×　１００倍　＝　１，９５０，０００円

日経２２５は、１９５万円の取引を証拠金６９，０００円で売買できるということになります。

この考え方は、ＦＸと同じです。見込み通りに動けば、値動き×１００倍が利益額となります。例えば、買いポジションを保有していて日経２２５が７００円上昇したとすればこうなります。

７００円　×　１００倍　＝　７００００円利益

７００円上昇すると証拠金６９，０００円が２倍になる計算となります。

今の日本株の勢いだったら簡単な気がするぞ。

確かに、その気持ちはわかります。でも、過信は禁物です。逆に動けば証拠金なんてすぐ消えてしまいます。まずは、全体像の把握が大切です。

昨日、くりっく株３６５で１枚ポジションを持ちました。連載での参考事例とするための実験売買です。作ったポジションの概要は以下のようになっています。

使った口座は、手数料最安値グループでもある岡三証券のくりっく株３６５口座です。

先ほどの説明したようにＦＴＳＥ１００の１枚の証拠金は１８０００円で最高レバレッジ３７倍くらいの取引ができます。ただ、私はリスクを大きく取る気はないのでレバレッジとしては２倍程度の３０万円としました。

まずは様子を見るための長期保有ポジションです。

売買のやり方はいずれ記事にまとめますが、このポジションは両建てを組み合わせて更にリスクを低減しながら売買をしていく予定にしています。昨日ポジションを作りながらくりっく株３６５の制度を確認していて、改めて感じるのはＦＴＳＥ１００の高配当振りです。

今回の証拠金３０万円で１枚の買いポジションを保有していても、昨年と同レベルの配当相当額が出れば約２３，０００円の受取となります。

２３，０００円　÷　３００，０００円　＝約７．６７％

期待できる配当利回りだけで７．６７％なんですよね。私達投資家は、高配当相当額を受け取りながら値上がりするのを待っていれば良いという状況となります。

ちなみに証拠金を２０万円に減らしてレバレッジ３倍で買いポジションを保有したとすれば期待できる配当利回りは、１１．５％です。レバレッジ３倍でのこの水準は、南アフリカランド円のスワップポイント並みの高さですね。しかも、ＦＴＳＥ１００は英国株価指数なので安定度はかなり上です。

本当はもっと買いたいのですが最初から飛ばすとロクなことがありません。まずは１枚で様子をみてからにします。安定運用が出来そうならレバレッジは、３倍くらいに引き上げてもいいと思ってはいます。

今後リアルトレード内容も含めてその魅力を紹介していければと思っております。

メルマガ公開口座の運用状況にもこのポジションの収支状況を加えさせていただきました。昨日は配当相当額と金利相当額の２つが発生しています。

FTSE１００は、毎週のように配当相当額が発生します。これも買いポジション保有の楽しみの一つです。これらの詳細については、次回にさせていただきます。

使っているくりっく株３６５口座は岡三証券です。

くりっく株３６５