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くりっく株365 「転売・買戻しの申告」の使い方

実験口座でも、両建て開始しました。ここからが、コストダウンのツナギの面白いところです。

実験口座で両建て開始

FTSE100の買いポジション1枚に売りポジション1枚を追加して、両建てにしています。

 

参考:下げ相場を取るための両建てポジション開始

 

この記事でも書いているのですが、下げ相場を取るための両建て開始です。コストダウンのツナギでは、「転売・買戻しの申告」制度の理解はとても重要なので図を作ってみました。

 

コストダウンのツナギ 売買イメージ図

 

くりっく株365 転売・買戻しの申告

 

ここからの売買予定は、前回記事で書いたコストダウンのツナギの図の通りに流れていきます。今回は、運よく売りポジション作成後すぐに順調に下げてきています。

 

  • 売ポジション値     7017
  • FTSE100現在値  6883
  • 売りポジション利益    134

 

こんな感じになってきています。このまま下げていけば、売りポジションを決済して利益確定のパターンとなりますが、ここから反転した場合は場合は「転売・買戻しの申告」を使って両建てポジションを消滅させる可能性もあります。

「転売・買戻しの申告」の仕組み図

くりっく株365の両建て制度については、既に連載中で説明させていただいたのですが、「では、どう使うのか」という疑問を持たれている方も多いようです。今回の図がその一例となります。

 

例えば、現在のFTSE100買いポジション1枚がそろそろ転換点になると判断して、両建てにしたとします。ところが、両建て後にもFTSE100は大きく上昇した場合が先ほどの図です。

 

既に書きましたがこの制度は、くりっく株365特有のものです。おそらく、株式取引の「現渡し・現受け」と商品先物の「受渡決済」をもとに、より完璧な制度にしたのだろうと思われます。

 

この制度により、両建てがとてもやり易くなりました。私の売買でも、両建て後に見込がズレたときなどに予定にしています。あまり大きな字では書けませんが、税金対策にも利用できます。

 

くりっく株365は、FXとXFD取引などとの損益通算ができます。両建て時は、ポジション内に含み益が残った状態のため「転売・買戻しの申告」を使ってポジションを消滅した年に利益として課税対象となります。両建てポジションを敢えて決済しないまま、数年保有しておくこともできます。しかも、証拠金は半分で済むのでそれほど資金も拘束されません。この制度を使えば、毎年の税金対策はより柔軟にできます。

 

話を戻します。

 

あまり大きく上昇すれば、下げてくるのを待つより一旦両建てポジションを消滅させて新規売買をすべきです。そんな時に、「転売・買戻しの申告」を使って両建てポジションを消滅させます。この場合でも、青線部分で確保した値上がり益は1円も減ることはありません。

 

そして、くりっく株365は両建時の証拠金は両建てしても片方分だけでいいという節約派にはうれしい制度もあります。

両建てでも必要証拠金は1枚分のみ

私が現在保有しているのは、FTSE100買いポジション1枚+売りポジション1枚の合計2枚です。

 

でも、必要証拠金は1枚分の18,000円です。このように、くりっく株365では、同一銘柄で両建てをする場合は、必要証拠金は半分で良いことになっています。

 

  • 買いポジション1枚 必要証拠金18,000円
  • 売りポジション1枚 必要証拠金18,000円
  • 両建てポジション1枚 必要証拠金18,000円

 

同じ銘柄の両建てでリスクも低くなるので必要証拠金も少なくて良いという発想です。FXでも「MAX形式」を採用しているところではこれと同様に両建て時には半分の証拠金で済みます。

 

連載で何度か書いているように、両建てポジションにして長期保有しても、マイナススワップポイントや手数料などのポジション維持コストは発生しません。それ故、両建てポジションに含み益が乗っていればずっとそれが保持できます。

 

無論、両建て後に片方ポジションのみを決済することもできます。この場合は、通常の「売りー買い決済」という売買と同じことになります。

 

くりっく株365は、両建て後に「片方だけ決済するか」「両建てポジション全部決済するか」を選ぶような形になります。

 

コストダウンのツナギは、片張り⇒両建て⇒片張りを繰り返す運用法です。売買過程に両建てを組み入れていくことで、通常売買よりもリスクを低く抑えていけます。

 

これで儲かるってのが不思議な気もするかもしれません。次回、その部分を整理します。

くりっく株365入門 目次

2015/05/04


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