下げ相場を取るための両建てポジション開始 くりっく株365でコストダウンのツナギ
FTSE100が上げ止まりつつあるようなので数日前に売りポジションを1枚作成しています。過去記事:毎週配当型FTSE100 毎週配当相当額が発生する理由と口座状況で作成した買いポジションを持ったままなので、両建てということになります。くりっく株365で両建てするとポジションがどういう状況になるのかを含めて記事にまとめさせて頂きます。
FTSE100両建て状況と今後の展開
くりっく株365には両建てをするのに優れた制度があるというのは、メルマガや過去記事くりっく株365の両建て制度などでもまとめた通りです。ただ、具体的にどんな感じになるのかはやってみないとわからないところもあります。
上記が、私の口座管理画面の両建てポジションです。くりっく株365両建て4つのメリットで書いた項目に従って状況をご説明させていただきます。
FTSE100の1枚売買に必要な証拠金は18,000円です。現在、私の口座には買い1枚・売り1枚の合計2枚のポジションが建っています。普通であれば、18.000円×2=36,000円の必要証拠金となるのですが、同一銘柄の両建てのため必要な証拠金は半分の18,000円で済みます。
FXでも株でも、両建てポジションを長期間維持すると金利やスワップポイント差などの負担が加算できます。くりっく株365は、この負担がゼロ円となっています。その理由は、毎日発生する2つの調整金が売買同額であるためです。先ほどの口座管理画面の中の「「金利相当額」と「配当相当額」の項目をご覧ください。売りポジションのところで「金利相当額+3円」「配当相当額ー685円」が発生しているのが確認できるはずです。
買いポジションでも、同時期に同じ金額が発生しています。
買いポジションの金利相当額と配当相当額の金額は、売りポジションよりも相当大きくなっているのですが、これは買いポジションを作成したのが1か月ほど前のためその期間の累積があるという事情によります。
実際のポジションでみて頂くと、両建てポジション長期維持コストゼロの意味がご理解いただけるかと思います。
両建てポジション ここからの展開
この両建てポジションは、買い6934−売り7017となっていて含み益8300円を抱えたままになっています。ここからのポジション展開は、2つあります。
- FTSE100が想定どおりに下げ続け、転換点と感じるところで売りポジションを利益確定
- FTSE100が想定どおりに動かず、「転売・買戻しの申告」によって両建てポジション消滅で利益確定
どちらにせよ、利益を出していく予定となっています。この売買はコストダウンのツナギというやり方です。参考記事:ロスチャイルドと山崎種二 コストダウンのツナギ
1番目は、コストダウンのツナギが順調に回っている場合です。上げ相場は買いポジションで取り、下げ相場は両建てポジションで取るというのがコストダウンのツナギのやり方で、現在は下げ相場を取るための両建てポジションということになります。
でも、当然ながらうまくいかないときもあります。そのときには2番目のように潔く一旦撤収するのも一つの選択肢です。この状態で両建てポジションを「転売・買戻しの申告」を使って両建てポジションを消滅させると、6934で買って7017で売って8300円の利益を出したのと手数料負担も全く同じになります。そして、これが今後の展開での最悪のシナリオに一つでもあります。
最悪でも利益を確保しているというところがコストダウンのツナギの面白いところです。
ちなみに、今回の売買そのものが実験売買のため途中で「転売・買戻しの申告」により両建てポジションを消滅させる可能性もあります。今後の推移をみてからですが、次回以降は運用資金も大幅に増やし、ポジション枚数も数十枚で行う可能性もあります。
いずれにせよ、焦らずやっていけば大怪我はしないやり方でもありますのでポジション推移をみながらやっていきます。