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ロスチャイルドと山崎種二がやったサヤすべり取りとは

サヤすべり取りにもいくつか種類があります。両建てを使って確実性を高めたものが今回触れた「コストダウンのツナギ」です。まずは、「コストダウンのツナギ」で成功したといわれている方をご紹介させていただきます。

くりっく株365で始めたこと

ロスチャイルド 山崎種二 サヤすべり取り

私のくりっく株365口座では、現在FTSE100で1枚の買いポジションを保有しています。FTSE100は、毎週のように配当金が発生する銘柄です。

 

参考:FTSE100 直近1か月の金利・配当相当額 発生状況

 

このFTSE100買いポジションは、ただ保有するだけではなくいずれ両建てを使った売買に変化していく予定です。その両建ての仕方に「コストダウンのツナギ」と呼ばれる運用法を使います。この運用法名は、林先生の本を何冊か読んだ方であればご存知の方もいるかもしれません。

 

これは、サヤすべり取りの一種といって良い運用法です。私が、豪ドル円専門でやっているのもサヤすべり取りですが、「コストダウンのツナギはその応用形のようなものです。私のサヤすべり取りの基礎は、●●▲■にまとめてあります。

 

参考:●●▲■NEO 詳細説明

 

私のサヤすべり取りは買い中心なのですが、「コストダウンのツナギ」は、両建てを組み合わせることで安全性を更に高めたものです。今回は、「コストダウンのツナギ」がどういうものかについて説明させていただきます。

 

まず、言葉の意味についてです。コストダウンというのは推測がつくと思うのですが「ツナギ」というのを始めて聞く方もいるでしょう。そこから始めます。


ツナギとは

ツナギ=繋ぐという意味です。株式投資などで、現物株を保有したまま、信用取引で売りポジションを作って両建てにすることを「現物をつなぐ」あるいは「ツナギ売りをした」という言い方をします。

 

FXでは、あまり「ツナギ売り」という言い方はされないのですが、株式投資や商品先物では昔から使われている相場用語でもあります。

 

ツナギ売りを使って現物株の買い平均値を下げて(つまりコストダウン)いくような売買のことを「コストダウンのツナギ」と呼びます。なぜ、コストダウンと呼ぶかというと利益部分を買い平均値を下げる効果があったと解釈するためです(ここは後で説明させていただきます)。

 

「コストダウンのツナギ」と書くと一般的ではないのですが、これで巨富を築いたと呼ばれる人達はご存知の方も多いかもしれません。

 

  • ロスチャイルド家
  • 山崎種二

 

それぞれちょっと紹介させていただきますね。

ロスチャイルド家の「コストダウンのツナギ」

ロスチャイルド家は、世界的な大富豪としてよく知られた一族です。その基礎は、サヤすべり取りで作ったと言われています。サヤすべり取りを行ったのは「銅」で、先物市場で売りツナギを続けることで堅実に利益を増やし続けたようです。

 

  • 銅山を保有して銅の現物を保有する。
  • 先物市場で売りツナギ=売りポジション保有
  • 両建て状態のためリスクはほぼゼロ
  • 限月のサヤにより両建てでも利益増加
  • 一定のポジション操作をすることで更に利益を増やす

 

林先生の本を読む限り、大体こういう売買をしていたのだろうと推測されます。限月のサヤにより両建てでも利益増加というのは、商品先物の知識がないと理解しにくいかもしれませんが、ここで深入りはできないのでそういうものだということでご理解ください。

 

銅山を保有して、先物市場で売るため銅値がどう動こうと一定の利益を出せる状況であり、それをずっと続けていくことで財産は増え続けます。

山崎種二氏の「コストダウンのツナギ」

山崎種二さんは、「相場の神様」あるいは「売りの山種」と呼ばれた相場師で相場の世界にいる人であれば、一度はその名を聞いたことがあるのではないかと思います。

 

彼がやった「コストダウンのツナギ」は東京海上株でした。彼は、東京海上の大株主で数百万株保有していたのですが、同時に売りツナギをいれることで利益を増やしていたようです。

 

つまり、こういう形で両建てポジションを作り長期保有します。

 

東京海上 信用取引売りポジション − 東京海上 現物株保有

 

東京海上株を30年くらいは保有していたようで、定期的にこの両建てポジションを作ることで更に利益を増やしていたようです。

 

当時は、信用取引の売りポジションで金利が受け取れる時期でもありました。東京海上が、ある程度上昇した時期に売りポジションを仕掛けていくことで金利を受け取りながら下げ相場を待つ形でやっていたと推定されます。

 

両者が、巨富を築いたのには他にも説があるのですが公式公開はされてはいません。ここで書いたことは、林先生の本に書いてある内容を私なりにまとめたものです。

下げ相場を利益に変えていく「コストダウンのツナギ」

山崎種二氏は、「下げ相場こそ稼ぎ時」と書いています。確かに、下げ相場は投資家間の技術の差が大きく出る時期でもあります。山崎種二氏は、その下げ相場を売りで取る名人でした。

 

しかし、単純な売りポジションだけでなくこういう両建てを駆使したポジションも相当数あったことは本人も認めています。

 

FXでも株式でも、買いだけで上げ相場だけを期待して利益を出していくのには限界があります。かといって、下げ相場で売りポジションで勝負していくのは、なかなかできないという方も多いと思います。「コストダウンのツナギ」を利用していくことで、下げ相場も利益に変えていく仕組みも作れます。

 

長くなったので、続きは次回とさせていただきます。

くりっく株365入門 目次

2015/04/25


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