カバードコール戦略に頂いた3つの質問
4月よりループイフダン運用を再開しています。
私のループイフダンは、「米ドル円買い」のみのシンプルな形でやっています。
更に、FXオプションを使ってコールオプション売りを入れることで安全性を高めながら収益性を高める工夫をしています。
このFXオプションの使い方は、カバードコール戦略と呼ばれているものでオプションの教科書には必ず書いてある有名な戦略の一つです。
参考記事:ループイフダン・カバードコール運用状況
いくつか質問をいただいていますので、ここでまとめさせていただきます。
興味のある方は、他ページもご一読されてみてください。
カバードコールでリスク減の概要
「米ドル円買い」のみのため、大きな下げ相場となると含み損が大きくなりやすいというリスクがあります。
そのリスクへの対処法は大きく2つです。
- 設定を分散させる
- カバードコール戦略を使って利益上乗せをする。
設定を分散させることで、大きな下げ相場に飲み込まれるポジションを減らせます。
1本目の設定が最大ポジションになった後は、米ドル円の状況をみながら2本目の設定検討をします。
それと同時に、米ドル円の上昇期までは含み損を抱えたまま放ったらかしとなる米ドル円買いポジションを活用してカバードコール戦略を仕掛けます。
こうすることで、この米ドル円買いポジションは放ったらかし状態で2つの利益を生み出してくれます。
放置ポジションで得られる2つの収益
以下が2つの収益源です。
- 日々のスワップポイント
- コールオプション売りによるプレミアム受取
え?
リピート系でスワップポイント?
そう思われた方もいるかもしれません。
確かに、リピート系の他口座では米ドル円買いポジションで1万通貨1円のスワップポイントなんてところもありますし、ほとんどの口座ではスワップポイントの高水準受取は期待できません。
一時的に高い時期があっても、それが長期間続くことは稀です。
でも、ループイフダンはちょっと違うのです。
ループイフダンは、元々高スワップポイント傾向のある口座です。米ドル円でも業界最高水準に近い金額が畝取れることが多いです。
世界的低金利下ですので、高水準とはいっても1万通貨で10円程度です。
この低金利下でも5ヶ月も放っておけば、スワップポイント累積は2000円程度は期待できます。
1万通貨ではまだまだ少ない金額ですが、保有ポジションが数万通貨となって数ヶ月以上積み上がっていけば、数千円・数万円のスワップポイント受取が期待できます。
米国が今後金利上昇していくことになれば、この恩恵は更に高まります。
これに、コールオプション売りによるプレミアム受取が加わります。
今回のケースでは、2000円の約5倍の10240円です。
昨年のように、米ドル円が長期低迷するようであれば、この収益は更に増やせます。
こんな感じの運用スタイルです。
ちょっと変わった運用スタイルですので、質問も多いようです。
質問は、「カバードコール戦略」に関するものが多いです。
今回は3つほど紹介させていただきます。
質問1:コールオプション売りに必要な証拠金はどれくらい?
コール売りの必要証拠金は、FXのポジションと同じ金額になっています。
今回の米ドル円1万通貨コールオプション売りポジションの必要証拠金は、FXで米ドル円1万通貨ポジションを作るときと同額です。
現在FXで1万通貨の米ドル円ポジションを作るのに必要な証拠金は約44,000円ですので、コールオプション売りに必要証拠金も同額となります。
- 米ドル円コールオプション売りの必要証拠金 約44,000円
- FXの米ドル円ポジションと同じ証拠金額です。
質問2:FXオプション口座への入金額目安
FXオプションの「売り」は、必要証拠金ギリギリだと、FX同様に強制ロスカットのリスクがあります。
実際の運用では、資金に余裕を持たせて運用をしています。
コールオプション売りをする際の口座資金目安は、米ドル円1万通貨で通常時10〜15万円くらいです。
相場が大きく荒れてきたときなどは、追加入金することもありますが、基本的にはこれくらいの資金で間に合っています。
というのも、米ドル円が大きく上昇した時には、コールオプションを損きり決済することが多いからです。
え?
損きり?
嫌だ!
なんて拒絶反応を起こす方もいるかもしれません。
でも、このコールオプション売りの損きりはどなたも比較的スムーズにできます。
もう一方のFX口座保有中の米ドル円買いポジションではコールオプション損きり以上の利益が乗っているのが普通だからです。
つまりカバードコール戦略全体のポジションでは、利益確保されていることが多いので、コールオプション損きりはそんなに苦にはならなくなります。
この仕組みはポジションを作ってみるとわかります。
質問3:運用レバレッジ目安について?
運用資金200万円に対する最大ポジションは、FX口座で6万通貨までと決めています。
最大レバレッジは4倍以内というのが私の運用ルールです。
FXオプションでのコールオプション売りポジション分は、この最大ポジションには含めません。
コールオプション売りは、FXポジションの反対ポジションの性質を持つので、このポジションを持つことで「全体のリスクを減らす効果」があるからです。
- 米ドル円買いポジション「上げ相場で利益」「下げ相場で損失」
- コールオプション売り「上げ相場で損失」「下げ相場で利益」
コールオプション売りは、「利益限定」なのでFXの両建てとは違うんですけどね。
運用資金自体は、当面「ループイフダン口座に150万円・FXオプション口座に50万円」と分けておきます。
こんな感じで、運用を続けていきます。
カバードコール戦略でのコールオプション売りは、サクソバンク証券のFXオプション口座を使っています。
リピートでループイフダンを選んだ理由
一通りのリピート系自動売買を試して、ループイフダンに戻ってきました。
ループイフダンを選んだ理由は3つあります。
- 追尾型であること
- スワップポイント受取が高目であること
- スプレツド+手数料負担が軽い事
これらの特徴より、私の「米ドル円買い」を中心のリピート系自動売買に最も合うと感じています。
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