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高値圏で余力 安値圏で勝負

ドルコスト平均法を効率よくやっていくためには、この流れが良いと思っています。下げ相場でしっかりと勝負できるためには、高値圏での対応が大切となります。

ドルコスト平均法 買い続けるための3ステップ

前回記事ドルコスト平均法の肝で、下げ相場で買い続けるための3つの工夫について書きました。

 

  • 高値圏での売買数量を減らして余力を作る。
  • 大きな下げ相場の時に数量を増やして買い続ける。
  • どうしても怖い時は積立だけにして買わない

 

これら3つは、一つの流れで結びついき資産増加へと繋がっていきます。

 

ステップ1:高値圏での売買数量を減らして余力を作る。

 

高値圏で売買数量を減らせと書くのは簡単ですが、実際にやってみると案外難しいと感じるかもしれません。だって「どこが高値圏かわからない」からです。実際のドルコスト平均法積立でも、本当にそこが高値圏だったというのは後になってからでないとわかりません。

 

とはいえ、ある程度の目安がつけられる通貨ペアが存在します。その一つが豪ドル円です。

 

豪ドル円は、ある程度の期間ごとに上げ下げの波を繰り返している通貨です。現状、一方的に長期間下げ続けることも上げ続けることもあまりありません。こういう特徴を持つ通貨ペアは、高値圏をみつけるのが比較的容易です。

 

「豪ドル円はもう6ヶ月も上げ続けている。天井圏かもね」

 

こういう大雑把な見方が、案外当たるのが豪ドル円です。逆に、これが当てはまらない代表格は米ドル円です。米ドル円は、上げ始めると数年上げ続けたりします。下げも同様でその値動きは単純な日数だけではとらえられません。

 

なので、豪ドル円同様に「6ヶ月上げたからそろそろ天井かな」という考え方で売買すると大怪我をすることにもなります。

 

豪ドル円のこの値動きの特徴を利用すれば、「そろそろ高値圏かな」というところはつかめます。その段階になったら、売買数量はいつも以上に減らしていきます。

 

でも、高値圏をピタリとあてられる訳ではないので、あまり神経質にはやりません。なので、高値圏を意識した積立が数ヶ月続くこともあります。

 

ちょうど、2014年がそういう年でした。

 

参考:2014年11月ごろの口座状況

 

この頃は、豪ドル円が90円台後半から100円台だった時期です。大雑把でも、こういう形で高値圏で売買数量を減らしていることが確認できます。

 

この後もレバレッジ1倍中心での少量買いを続けていました。これによって、ポジション全体のレバレッジも下がり、口座の資金余力も増加していきました。

 

参考:2015年7月時点 レバレッジ1.60倍まで低下

 

豪ドル円が大きく下落する直前の7月積立時点では、ポジション全体のレバレッジがレバレッジ1.6倍まで低下していました。そして、8月からご承知の通り大きな下げが始まりました。

 

ステップ2:大きな下げ相場の時に数量を増やして買い続ける。

 

2015年8月以降は、レバレッジを増やして買い続けています。これができるのは、高値圏で売買数量を減らして資金余力を作っていたからです。もしも、高値圏でレバレジ2倍や3倍で買い進んでいれば今回クラスの下げでも買い続けるには相当の勇気が必要となったはずです。

 

読者の中には、「そんなの関係ないよ、私は気にせずに買える」という方もいるかもしれません。

 

でも、私は「小心者」を自負しておりますのでこういう無理はなかなか出来ないタイプなのです。

 

今回も、2015年7月時点でレバレッジ1.6倍程度まで下げておけたからこそ、8月以降積極的に売買数量を増やしていくことができました。そして、8・9・10月と売買数量を増やしてきているため、現在のレバレッジは1.8倍程度まで上がってきています。

 

これでも、まだ余裕はありますね。

 

レバレッジ2倍を超えるレベルまでは、基本的に強気で攻めていく予定でいます。豪ドル円がいつも通りの値動きであれば、そろそろ下げ相場が終わる可能性も高いからです。

 

ただ、想定外の下げも当然あり得ます。今回のメルマガ前半で「11月はちょっと減らそうか」と書いたのですが、毎日記入している場帖・グラフが崩れそうなときには無理はしないようにしています。

 

続きは次回とさせていただきます。

ドルコスト平均法2015 目次

 

この連載は、SBIFXトレードを使用した純ドルコスト平均法実践のためのコツやルール改良点などをまとめたものです。このドルコスト平均法運用の概要や運用状況は下記にてまとめてあります。

 

SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法運用状況

2015/10/31


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