純ドルコスト平均法ルール変更 レバレッジは適正レバレッジを意識
連載記事書きながら、「ここは変更しておこう」と気づきました。私にとっても定期フォローは、売買ルール改善の好機のようです。
ドルコスト平均法 ルール変更
先日連載記事とした、利益確定後の投下資金の売買ルールを変更することにしました。
最大レバレッジを2倍以内⇒最大レバレッジを1.7倍以内にします。先日書いた自分の記事を読み直して決めました。自分で書いた記事の矛盾に気づいたからです。
- 私自身が安心していられるレバレッジは1.7倍弱
- それなのに再投下資金のレバレッジは最大2倍
これなら素直にレバレッジ1.7倍とすればいいんですよね。2倍としたのは、「私の潜在的な欲」のせいだったのだと気づきました。上げ相場が続くことが前提であれば、高レバレッジの方が大きな利益が狙えます。
「最大レバレッジは2倍というのは、レバレッジ1.7倍も含むから変更の必要はない」
こういう意見もあるかもしれません。でも、これじゃあだめなんです。
なぜなら、「最大2倍以内」としてあるとほぼ確実に利益確定後の資金は2倍でポジション作成してしまうからです。だって、この豪ドル円買いポジションが利益確定できる局面というのは「超強気」となっている時期の可能性が高いからです。
この時の心理については何度も書いているので説明不要かもしれませんが、周りが超強気になっているようなときは、どんなに慎重な人でも気持ちを抑えきれないことが多いものです。私とほとんど同じ形で積立をしている読者も相当数います。
私が窮地に陥るということは、読者も窮地に陥ると同義となります。それだけは、絶対に避けねばなりません。私が安心していられる適正レバレッジは1.7倍程度なので、それを今後の売買ルールとしていきます。
適正レバレッジは人それぞれ
適正レバレッジは、「円高時でも安心してポジションを保有していられるレバレッジ」の意味で使っています。特に、スワップ放置系投資をする上では、この適正レバレッジの考え方は大切です。
この適正レバレッジは、投資家それぞれによって違ってきます。
- レバレッジ1倍でも安心できない人
- レバレッジ2倍でも平気な人
いろんなタイプがいます。「損きり」を覚悟しているかどうかでも、違ってきます。私はこのドルコスト平均法で基本的に「損きり」をするつもりはありません。それ故に、「相当の大変事があっても大丈夫」な水準を想定しています。
レバレッジ2倍以内くらいであれば、ほとんどの大変動には耐えられます。でも、絶対ではありません。私自身の気持ちを安心させてくれる「心理的安全基準」がどこにあるのかは、それぞれが見つけなくてはいけません。
私の場合、1.6〜1.7倍が心理的に安心できる水準となります。今後も続けながら修正していくこともあるかもしれません。自分で書いた記事を読んで気づくというのも不思議な気もします。
この純ドルコスト平均法の定期フォロー連載は、読者のためだけでなく私自身のためでもあるということなんですよね。これからも、基本を忘れずにやっていきます。
ドルコスト平均法2015 目次
- 第1回ドルコスト平均法での成功者が少ない理由
- 第2回ドルコスト平均法 上げ相場のメリット・デメリット
- 第3回ドルコスト平均法 下げ相場のメリット・デメリット
- 第4回ドルコスト平均法成功の肝 下げ相場の戦い方
- 第5回ドルコスト平均法 買い続けるための3ステップ
- 第6回豪ドル円大暴落 実は10年に1度だった
- 第7回運用資金増加と成功の道筋
- 第8回安全性の「要」 資金管理ルール
- 第9回ドルコスト平均法 2015年の成績状況
- 第10回FX大失敗 を防ぐ ドルコスト平均法積立ルール鉄則
- 第11回「天井買わず 大底に買う」のための売買ルール
- 第12回利益確定後の再投下資金 売買ルール
- 第13回ドルコスト平均法 初心者の方へ 最初の注意事項
- 第14回ドルコスト平均法 適正レバレッジに合わせて売買ルール変更
- 第15回利益確定のタイミング
- 第16回豪ドル円15円抜き 欲張りな利益確定の理由
- 第17回レバレッジ付定期外貨取引 円高に強い設定事例
- 第18回純ドルコスト平均法成功のポイント その1
- 第19回その2 大底圏を丁寧に拾えるドルコスト平均法
- 第20回その3 FX積立派ポジションは暴落で強くなる
- 第21回その4 レバレッジを変動させることで効果を上げる
- 第22回その5 個人差がでない誰でも成果が望める
- 第23回FX積立運用成功のための必要能力 それは「グリット」
この連載は、SBIFXトレードを使用した純ドルコスト平均法実践のためのコツやルール改良点などをまとめたものです。このドルコスト平均法運用の概要や運用状況は下記にてまとめてあります。