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くりっく株365サヤ取り損益の仕組み

この記事は、「NYダウ配当金生活」として運用公開中のくりっく株365サヤ取りのメルマガ連載をまとめたものです。今回は、最初はややこしい部分もある「くりっく株365サヤ取りで損益が出る仕組み」についてです。

 

今回、この記事が初めての方は下記バックナンバーより第一回からお読みになることをお勧めいたします。

 

NYダウ配当金生活 当初の予定と運用記録

くりっく株365サヤ取り2018 連載バックナンバー

くりっく株365サヤ取り 損益の仕組み

リスク説明に入る前に、このくりっく株365サヤ取りがどのようにして利益を出す仕組みとなっているのかを説明から入ります

 

このサヤ取りは、以下の両建てを基本形としています。

 

  • NYダウ買い
  • 日経225売り

 

こういう両建てポジションを作ると、2つの銘柄間の価格差(サヤ)の変動で損益が発生するようになります。

 

この運用法では、2銘柄の価格差のことを「サヤ」と呼んでいます。

 

単純に「NYダウが暴落」というだけで大損ということにはならないため、一般の上げ下げをあまり気にせずに相場運用ができるようになります。

 

そして、上げ相場でも下げ相場でも利益を追い求めていくことが出来るのも大きいです。FXでも株式でも買い中心だったりすると、上げ相場では儲かるが下げ相場では儲からないことになります。

 

短期売買が得意な方でも、「売りは得意だが買いは苦手」ということもあります。サヤ取りでは、基本的にそういうことはありません。

 

「価格差の変動で損益が発生する」という意味がちょっとわかりにくいかもしれません。具体的な数字で説明させていただきます。

価格差(サヤ)の変動で損益が発生する流れ

まず、価格差(サヤ)は以下のように計算します。

 

  • NYダウ 買値:22000
  • 日経225売値:20000
  • 価格差(サヤ):22000−20000=2000

 

買いポジションー売りポジション=サヤという単純な計算です。この場合、買いポジションのNYダウ値から売りポジションの日経225を差し引くことで価格差(サヤ)を算出します。

 

この結果、この両建てポジション仕掛け時の価格差(サヤ)は2000ということになります。

 

サヤ取りには、「サヤが拡大したら利益」というパターンと「サヤが縮小したら利益」となるパターンの2つがあります。上記のパターンは、「サヤが拡大したら利益」となるパターンの仕掛けです。

くりっく株365サヤ取り 損益の仕組み

馴れないうちは、ここからどう動いたら利益となるのかを考えるのがややこしいかもしれません。「拡大したら利益」なのか「縮小したら利益」なのか、絶対に間違えてはいけない部分です。

 

「両方のポジションが利益となる方向性を数字を入れて考える」ようにすれば、間違えなくなります。

 

つまり上記のパターンであれば、「NYダウが上昇」「日経225が下落」という値動きが起きればどちらのポジションも利益となります。

 

その流れだと「価格差(サヤ)が拡大」するため、この仕掛けはサヤが拡大すれば利益になる仕掛けなのだとわかります。

 

具体的に数字を入れて計算してみましょう。数字を入れるとこんな感じです。

 

  • NYダウ 22000⇒23000に上昇
  • 日経225 20000⇒19000に下落
  • 価格差(サヤ):23000−19000=4000

 

先程サヤが2000だったのが、両方が利益となる状況ではサヤが4000に拡大しています。

 

これで、この組み合わせは「サヤが拡大したら利益」となるパターンであることが確認できます。現実には、こういうパターンで利益となることは稀です。

 

サヤの拡大の仕方には3つほど種類があります。折角なので、残り2つも紹介させていただきます。

 

実際の運用では、これから紹介する2つのパターンのどちらかになることが多いです。

 

その2:NYダウ上昇 日経225上昇

 

両銘柄とも上昇しながらサヤが拡大していくパターンです。

 

  • NYダウ買い  22000⇒24000
  • 日経225売り 20000⇒21000
  • 価格差(サヤ):24000−21000=3000

 

この場合、NYダウでは2000の利益が出て、日経225では1000の損失が出ます。なので、両建てポジション全体としては1000の利益を確保するという流れになります。

 

8月の売買もこのパターンです。

 

参考:くりっく株365サヤ取り ドテン売買実行

 

この画像をみて頂くと、NYダウ買いポジションは利益が出ているのに日経225は損きりとなっています。全体としては71万円の利益です。

 

このように、サヤ取りでは片方が損きりとなることはよくあります。この逆の「その3」パターンもよく出てくるパターンです。

 

その3:NYダウ下落 日経225下落

 

先程とは反対に両銘柄とも下落しながらサヤが拡大していくパターンです。

 

  • NYダウ買い  22000⇒21000
  • 日経225売り 20000⇒18000
  • 価格差(サヤ):21000−18000=3000

 

買いポジションのNYダウは10000下がっているので、損失がでています。でも、売りポジションの日経225が下落しているため2000の利益がでています。

 

これも、サヤ取りポジション全体としては1000の利益がでています。NYダウでは損失となっているものの、日経225の利益がそれを上回っているからです。

 

このような感じで、相場全体が上昇しようと下落しようとサヤの拡大・縮小の見通しが合っていれば利益を出していけるのがサヤ取りです。

 

サヤ取りで大切なのは、「サヤが拡大するか縮小するか」を見ていくことです。私は、この流れを日々記入する場帖で確認しています。この場帖(バチョウ)については、連載の中で改めて紹介させていただきます。

 

参考までに、「損失となるパターン」も紹介しておきます。

 

損失となるパターン

 

この両建ては、先程書いたように「サヤが拡大したら利益」となるパターンでした。拡大すると利益なので、縮小する場合は損失となります。

 

  • NYダウ買い  22000⇒21000に下落
  • 日経225売り 20000⇒21000に上昇
  • 価格差(サヤ):21000−21000=0

 

買いポジションが下がり、売りポジションが上がり、サヤも縮小しています。この場合、このサヤ取りでは損失となります。

 

上記同様、サヤ取りで損失となるパターンも3つあります。

 

私のサヤ取りでも、ポジションを作ってから暫くはこの形で含み損となることもよくあります。どのように対処していくのかは、連載の中で書かせていただく予定です。

くりっく株365サヤ取り 目次

2017/09/06


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