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くりっく株365 仕様変更について

くりっく株365にて大きな仕様変更がありました。この変更は、私たちの運用スタイルにも大きな影響を及ぼすものでもあるため、今回はその内容とメリット・デメリットなどについてまとめさせていただきます。

 

この仕様変更は、当ブログでも運用公開中の「くりっく株365サヤ取り」にも影響を与える内容です。

 

くりっく株365サヤ取りについて

くりっく株365 仕様変更について

仕様変更詳細は、11月22日にくりっく株公式ページにて発表されています。

 

参考:海外株価指数証拠金取引の一部商品仕様の変更について

 

最近NYダウのスプレッドが大きく拡大しているのは先日のメルマガでも書きました。

 

今回の発表では、その原因についても触れられています。

 

NYダウ買いポジションが大幅に増えたためにマーケットメイカー(NYダウの値をつける業者のこと)の負担するコスト負担が重くなっていたのがここのところの波乱原因だったようです。

 

この発表内容から、起こるであろう大きな変化は2つです。

 

  • 12月18日(月)以降に「金利相当額」が復活
  • くりっく株365市場価格と現物価格との価格差が縮小

 

はっきりとは書いていませんが、これにより70〜100前後まで拡大中のスプレッドも前の水準まで縮小していくと思われます。

 

金利相当額は、買いポジション保有時には支払・売りポジション保有時には受取となります。金利相当額は、FXのスワップポイントに近い発生パターンになります。

 

つまり、不定期の配当相当額とは違い毎日発生するということです。

 

配当相当額とは反対の発生になるため今後はそれぞれのポジションで以下のようなバランスになります。

 

買いポジション

 

  • 配当相当額受取
  • 金利相当額支払

 

売りポジション

 

  • 配当相当額支払
  • 金利相当額受取

 

NYダウに関して書けば、1日の金利相当額発生予定が102円ですので1年間=365日分発生したとすると年間37,230円相当のものになります。

 

1枚の買いポジションで受け取りが期待できる配当相当額が約5万円ですので、買いポジション保有で差引1.3万円くらいの受取という具合になりそうです。

 

また、「「くりっく株365」市場の価格と現物価格との価格差が縮小する」という内容から現在割高になっているくりっく株365NYダウ値の調整が入る可能性も高いです。

 

現在、くりっく株365NYダウ値は指標とする先物値よりも300近く高い水準にあります。

 

どのような形かはわかりませんが、この乖離が無くなっていくと推測されます。想定される形はいくつかあります。

 

  • 上げ相場で上げ幅を少なくして調整する。
  • 下げ相場で下げ幅を大きくして調整する。
  • 月曜日などの開始時などにレートを調整する。

 

一気に300も動かすと投資家への影響が大きいので、これらの方法を駆使しながら徐々にこの差を縮めていくと思われます。

仕様変更のメリット・デメリット

この仕様変更は、メリット・デメリットの両面があります。

 

デメリット

 

  • 配当相当額と金利相当額の合計収支の利回り低下。

 

メリット

 

  • NYダウ売りがやり易くなる。
  • スプレッドが元の水準に縮小すると思われる。

 

大きなデメリットとして、NYダウ買いポジションは「配当相当額受取+金利相当額支払」となるので総受取が大幅に減ります。この辺に魅力を感じて長期保有する方も多かったのでこの影響は大きいです。

 

くりっく株365は、先物取引の代替としてだけでなくNYダウ上場投資信託(ETF)てきな感覚で売買する人や米国課税のない米国株投資の代わりにしている人など幅広い層に支持を受けていました。

 

多くの方が、金利相当額負担がゼロで高額な配当相当額が受け取れる仕組みを活用した運用をしています。

 

こんな具合に、ここ数ヶ月NYダウ中心にくりっく株365人気が大きく盛り上がっていただけに残念です。

 

ただ、悲観すべき点だけではありません。

 

NYダウ買いポジションの魅力は減りましたが、その分だけNYダウ売りポジションは作りやすくなるからです。

 

NYダウは、ご存知のとおりかなりの高値圏にあります。売りポジションで勝負したい方も出始めているだろうと思います。

 

今までのくりっく株365仕様では、売りポジションでは配当相当額の支払いが大きくなりすぎるためやりにくいところがありました。

 

今後は、NYダウ売りポジションで毎日金利相当額が受け取れるようになります。配当相当額は支払となるのですが、年間の総支払負担はこまでの3分の1程度まで減ります。

 

また、配当相当額の少ない時期に売れば「金利相当額受取>配当相当額支払」となるため売りポジションで「金利相当額+配当相当額」の受払収支が受取になることも有り得ます。

 

「売り」と「買い」の両方で仕掛けていきたい方には、今回の仕様変更はプラスに働くと思われます。

運用法への影響

配当相当額目的運用への影響

 

今回の仕様変更により、配当相当額と金利相当額の合計収支の利回りが大幅に低下することによって、配当相当額目的で長期保有する運用スタイルは魅力が薄くなります。

 

年間収支で見れば「配当相当額+金利相当額」合計はプラスになるとは思われるものの、リスクも考慮すれば単純な長期保有は厳しいところです。

 

無論「NYダウはまだまだ上がる」という見通しがあれば、単純に長期保有しておけば「配当相当額+金利相当額」合計もプラスになるので、じっくり攻めることも可能です。

 

現物株や投資信託と違いレバレッジを効かせた運用が出来るメリットは、これからも変わりません。

 

サヤ取りへの影響

 

サヤ取りは、流れに合わせて柔軟に仕掛け易くなります。これまでは、大きな配当相当額の差からどうしても「日経225売りーNYダウ買い」にポジションがかたより気味でした。

 

基本的には「日経225売りーNYダウ買い」でも、時折反対の「NYダウ売りー日経225買い」の仕掛けがしたくなるのですが配当相当額支払を考慮すると躊躇してしまうときがあったのです。

 

今後は、配当相当額を気にせずに純粋なサヤの開閉をみて仕掛けていくことができるようになりそうです。

今後の推移をみて次の行動を決める

具体的な値動きやスプレッドなどは、12月18日以降にならないとわかりません。なので、後のことは今後の推移をみて決めていく予定です。

 

今やっているくりっく株365については、方針変更ややり方をかえることはありません。

 

今回の記事でも書いたように、私たちのくりっく株365サヤ取りにとってはプラスの面もあります。このプラスの面を、今後の利益増加に繋げていきたいと考えています。

 

くりっく株365サヤ取りについて

くりっく株365サヤ取り 目次

2017/11/27


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