低リスクでスワップポイント同等額を堅実に取る方法
「ここまで下げれば米ドル円を買っても良い」
そんな気持ちがある方は、今回作った私のポジションは参考になるかもしれません。
朝方、米ドル円のプットオプション売り10万通貨を仕掛けています。
+35,600円 2月3日仕掛けたポジション内容
このポジションは、プットオプション売りです。
プットオプション売りは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「利益限定・損失限定なし」という性質をもちます。
今回のポジションも、そんな中身になっています。
- 作成日:2020年2月3日
- FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り
- 作成時点の米ドル円:108.450円
- 権利行使価格:106.000円
- 権利行使期日:3月25日
- 売買数量10万通貨
- プレミアム:0.356
- 利益上限:0.325×10万通貨=35,600円
- 損益分岐点:106.000ー0.356=105.646円
利益額は35,600円といつもの10万通貨ポジションにしていは少な目です。
これは、いつもよりも「リスクを下げて利益を出しやすくしている」ためなんです。
FXオプションは、仕掛ける権利行使価格や権利行使期日を調整することで、高リスクにしたり低リスクにしたりできます。
ここから大きく下げるかもしれない状況を考慮して、リスクを下げて利益を取りやすくしています。
そして今回の利益は、FXのスワップポイントに合わせて調整しています。
ここピンとこないと思いますので、少し説明させて下さい。
FXよりも低リスクにしてスワップポイント同等額を堅実に取る方法・・という使い方
2月3日から3月25日の権利行使日までの日数は51日です。
このポジションは、米ドル円が権利行使価格106円より下落した場合、そのままFXでの米ドル円106円買いポジションとして保有予定です。
なので、今回のポジションは途中決済は考えておらず、本日受け取ったプレミアム代金35,600円は満額受取がいまのところ確定しています。
51日間で35,600円受取るような感じになるので、1日当たりに換算すると35,600円÷51日=約698円
10万通貨で約698円ですので、1万通貨で69.8円と現在の米ドル円スワップポイント水準よりも少し高い水準です。
この流れをまとめるとこうなります。
- 米ドル円現在値108.450円
- この時点で権利行使価格106円のプットオプション売り作成
- プレミアム代金受取額を1日換算すると、米ドル円買いスワップポイントよりもちょっと高いくらいの水準
- 権利行使日に米ドル円が106円以上であればプレミアム代金満額受取でポジション消滅
- 権利行使日に米ドル円106円未満であれば106円の買いポジション+プレミアム代金満額受取
FXでの米ドル円買いポジションをここで作れば買値は108.450円です。
なので、ここから106円台まで下げることになると20万円以上の含み損を抱えることになります。
この方法では、106円台くらいまでの下げであってもスワップポイトよりも高水準のプレミアム代金の受取がありますし、権利行使日以降に含み損を抱えるようなこともありません。
権利行使日までの間は含み損となることはあるのですが、権利行使日に106円以上であればプレミアム代金はゼロ円まで下がるからです。
このポジションは、こういう言い方もできると思います。
FXよりも低リスクでスワップポイント同等額を堅実に取る方法
世界情勢は混沌としているので、米ドル円が106円割れするようなこともあるかもしれません。
それでも、私としては「106円であれば米ドル円買いポジションを作っても良い」という気持ちでいます。
こんな流れで、「とりあえずスワップポイントと同等の利益を受け取っておこ。後は成行に任せよう」という気持ちでこのポジションを作っています。
「ここまで下げれば米ドル円を買っても良い」という気持ちがあれば、FXオプションを使ってこういう仕掛けを入れるのも面白いですよね。
今後の取引の参考になれば幸いです。
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