当ページは、アフィリエイト広告を含みます。

自己資本規制比率と信託保全

FX業者の経営安定度をみる目安の一つが「自己資本規制比率」です。

 

主要なFX19社の自己資本規制比率を毎月しています。

 

自己資本規制比率とは

自己資本規制比率とは、自己資本規制比率 - Wikipediaではこう書かれています。

 

貸借対照表の「資産の部」の合計額を総資産が一致する。総資本の内、他人から借りた資金はいずれの時期かに返済する必要があるため、負債として区別される。これを他人資本という。残りの返済の必要のない資本を自己資本という。(株主から出資された出資金、剰余金、準備金、自己株式等から構成される。)

 

う〜ん、余計に意味がわからなくなったかもしれません。

 

簡単に言えばこういう事です。

 

「自己資本規制比率が高いほどそのFX業者の安定度が高くなる」

 

基本的には自己資本規制比率200%以上あれば問題はないと言われています。

自己資本規制比率比較 推移表

自己資本規制比率は現段階の数字も大切ですが、もっと重要なのは「推移」です。積極的なキャンペーンなどで自己資本規制比率を減らしたりすることはあるのですが、きっちりとした経営をしていれば段々増加に転じてくるからです。

 

今自己資本規制比率が低目でも少しづつ増えてきていれば、それは「良い兆し」としてみれます。逆に数年に渡って自己資本規制比率が減少していくような状況で200%を割り込むような事があれば、「悪い兆し」として持っている口座に注意を払う必要があります。

 

以下の推移表はそのような視点で活用して頂くと良いでしょう。今後も定期的に更新をしていく予定です。

 

3・6・9・12月基準での自己資本規制比率一覧

 

FX業者名 2023年6月 2023年9月 2023年12月 2024年3月
GMOクリック証券 714.7 733.7 590.5 -
マネーパートナーズ 712.8 722.7 734.4 -
FXTF MT4 422.8 403.4 403.4 -
DMMFX 439.2 363.6 411.1 -
アイネットFX 154.8 149.4 198.0 -
FXブロードネット 195.2 230.8 241.4 -
外為オンライン 804.4 687.8 760.8 -
インヴァスト証券 730.8 735.9 653.7 -
岡三証券 396.0 414 423.8 -
ヒロセ通商 765.5 716.9 743.4 -
サクソバンク証券 503.1 739.4 666.4 -
みんなのFX 553.2 541.0 601.8 -
LIGHTFX 553.2 541.0 601.8 -
楽天証券 341.9 336.7 335.2 -
SBIFXトレード 1358.3 1394.9 1317.5 -
セントラル短資FX 1157.4 1171.9 1171.2 -
GMO外貨 1011.9 836.5 870.0 -
外為どっとコム 1436.5 1416.0 1567.0 -
JFX 1218.5 1237.8 1540.4 -

 

LIGHTFXとみんなのFXの両口座の運営会社は、同じトレイダーズ証券です。

 

標準的な3・6・9・12月での一覧です。

 

最新更新日:2024年4月2日

 

随時追加または更新してまいります。基本的には信託保全が行なわれていますので万が一破綻があっても預けたお金は保護されてはいます。それでも、現実に破綻となれば取引などに支障がでる可能性もありますので、この辺の推移も参考指標として把握しておくと良いと思います。

 

参考:自己資本規制比率が低下した時には以下のような対応となります。

 

  • 140%を下回ったとき:金融庁に届出を要する。
  • 120%を下回ったとき:金融庁は業務の方法の変更を命じ財産の供託その他監督上必要な事項を命ずることができる。
  • 100%を下回ったとき:金融庁は、3月以内の期間を定めて業務の全部又は一部の停止を命ずることができる。

 

200%が安全性の目安と言われています。実際には、120%を下回ると金融庁の指導が入るというイメージになります。

2024/04/02


記事がお気に召しましたら、共有・拡散お願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加   
TOPへ