その3:慣れるまではポジションを小さく
南アフリリカランド円 売りで勝つための考え方 3つのポイントの続きです。今まで売りからの攻めの経験の少ない方は、慣れるまでは売買枚数を落としてやるほうがうまくいきます。当たり前のことのようですが、実際には最初から大きく勝負する方も多いという現実もあります。
その3:慣れるまではポジションを小さく
そして、最初のうちは慣れるまではポジションを小さくすべきです。特に、南アフリカランド円を「買い中心」でやっていた方は、マイナススワップポイント負担の重圧は私以上となるはずです。
私は、5年以上前から「南アフリカランド円は買わない」という方針を持っていたため売りから入ること自体には抵抗はありませんでした。それなのに相当の重圧を感じる経験を何度もしています。
これをうまくやるには、現実の売買で練習して慣れるしかないと思っています。
最初は、いつもの南アフリカランンド円買い注文数量の10分の1程度から始めるくらいで良いかもしれません。
小利決済グセを治す効果もあり
ちょっと話はズレますが、売買数量を減らすのは「小利決済グセ」対策にも使えます。
ポジションを作ってちょっと利益が乗ると利益確定したくなる気持ちは、誰にでもあるものです。運用法にもよるのですが、長期保有前提の運用法では、利益額を大きく取るようにしないと運用資金はなかなか増えません。
南アフリカランド円売りの場合でも、最初の頃は5〜10銭も利益が乗ると決済したくなります。こういう時は「頑張って利益を伸ばそう。我慢しよう」と精神面を鍛えるという方法もあるのですが、「売買数量を減らす」というのも有効な手立てとなります。
やってみるとわかるのですが、100万通貨でやっていた売買を10万通貨に減らしてやってみると理想通りの売買ができてしまうこともあります。
理想的な売買を何度かやっていれば、「慣れ」がでてきます。「慣れ」が出てくると利益が大きくなるまで我慢するのが、段々とできるようになっていきます。
何度か経験すれば慣れてくる
南アフリカランド円売りは、最初のうちは違和感のある方も多いかもしれません。それでも、何度か決済をしていくうちに慣れてきます。
慣れてきたら、売買数量を上げていきます。
既に書きましたが、南アフリカランド円の売りポジションからの仕掛けは、いつやっても勝つという訳ではありません。通常、南アフリカランド円売りのチャンスは、年に数回はあります。
その数回で練習を続ければ1年もすれば慣れてくるはずです。ルールが守れるようになって、慣れてきたら売買数量を上げていきます。
過信せず、欲張らずにやっていけば、手堅い収益パターンとなってくれるかもしれません。
次回より、売りに使えそうなテクニカル指標をご紹介します。
ZARJPY売買概論 目次
- 第1回:南アフリカランド円売買の考え方
- 第2回:南アフリカランド円で威力発揮 「証拠金MAX+スワップポイント売買同値」
- 第3回:「くりっく365 建玉整理機能」の使い方 両建て派必須知識
- 第4回:両建て派 南アフリカランド円ポジションの回し方
- 第5回:南アフリカランド円 歴史と現状から見えるもの
- 第6回:買いでも売りでも恐怖 南アフリカランド円どう攻める
- 第7回:南アフリカランド円 買いで勝つための考え方
- 第8回:南アフリカランド円 RSIでみた買い基準
- 第9回:移動平均乖離率と南アフリカランド円 綱渡り武勇伝
- 第10回:南アフリカランド円 暴落後の反動狙いの鉄則検証
- 第11回:南アフリカランド円売り ヘタなのに勝てたのはなぜ?
- 第12回:南アフリリカランド円 売りで勝つための考え方 3つのポイント
- 第13回:ランド売りその3:慣れるまではポジションを小さく
- 第14回:スローストキャスティクス 南アフリカランド円売り研究その1
- 第15回:移動平均乖離率の売り目安 南アフリカランド円売り研究その2
- 第16回:ADXでみた売り時 南アフリカランド円研究 その3
- 第17回:RSIでみた売り時 南アフリカランド円研究 その4
- 最終回:ZARJPY売買今後の方針
- 番外編 前編:くりっく365 建玉整理 実例
- 番外編 後編:建玉整理 2つの優位性とは
南アフリカランド円売買2016年主力口座は以下の2つです。