ZARJPYスワップポイント2強比較 2018年6月版
久々に230円と高水準となっている南アフリカランド円スワップポイント、どっちが有利かの比較などしてみました。
2強時代はいつまで続くか
マネーパートナーズが実施している「パートナーズFXnano口座での高スワップぽイントキャンペーン」、南アフリカランド円は230円という数年ぶり(?)の高水準が続いています。
先週くらいからは、これにFXプライム byGMOも追随するような形で230円となり2強時代突入という状況です。
2018年6月27日時点の南アフリカランド円スワップポイントランキング
FX口座名 | スプレッド | 買い |
---|---|---|
FXプライム byGMO | 原則固定3.0銭 | 230 |
マネーパートナーズFXnano | 原則固定1.9銭 | 230 |
外為どっとコム | 原則固定1.4銭 | 160 |
JFX | 原則固定1.3銭 | 150 |
サクソバンクFX | 実績平均0.7〜0.8 | 150 |
ヒロセ通商 | 原則固定1.3銭 | 150 |
岡三オンライン証券 くりっく365 | 0.5-2.0銭 | 142 |
GMO外貨 | 原則固定1.4銭 | 130 |
SBIFXトレード | 0.99銭 | 120 |
この好環境、どう活かしていくか悩みどころですね。これをどう活かしていくのか検討するうえで抑えておくべきポイントが2つあります。
まずは、2口座のスプレッドです。FXプライム byGMOは原則固定3銭・パートナーズFXnanoは原則固定1.9銭です。スプレッド部分をみると、1.1銭くらいの差がありますね。
この不利な部分を補う意味もあるのかもしれませんが、FXプライム byGMOでは「南アフリカランドデイトレキャンペーン」などものを実施中です。内容は「南アフリカランドでデイトレでもスワップポイント1日分還元(キャッシュバック)」というユニークな内容です。このキャッシュバック額は、5月28日発表分のスワップポイント1万通貨11円(10万通貨110円)なのですが、売りポジションでもキャッシュバックが受けられるという隠れメリットもあります。
ただ、このキャッシュバック分を考慮してもスプレッド1.1銭差は埋めきれません。スプレッド競争では、パートナーズFXnano口座に軍配があがりそうです。
この230円をいつまで続けてくれるかという部分です。FXプライム byGMOは、始まったばかりですので1ヶ月くらいは大丈夫な気がします。
パートナーズFXnanoは、公式ページで「7月31日まで延長」とはでているのですが、詳細がまだという不安材料があります。例えば「米ドル円だけ継続して他の通貨ペアは終了」なんてことも有りえます。「7月31日まで延長」と公式ページにでてから数日たつのに詳細ページは6月末のままであることからも詳細発表までは油断はできないという気がします。
6月27日時点で継続性という視点では、FXプライム byGMOの方が可能性高そうな気がします。
高スワップポイントの使い道
この高スワップポイントの使い道として思い浮かぶのが2つあります。
- スワップポイントサヤ取り
- 単純なスワップ投資
南アフリカランド円売りスワップポイントではDMMFXがー100円という低負担水準を提供してくれています。
買いスワップポイントが230円であれば、その差は130円もあります。すぐに飛びついてしまいたくなる水準ですが、「スプレッドコスト」と「継続性の見通し」をたててからにする必要があります。
南アフリカランド円スプレッド1銭は、10万通貨で1000円に相当します。DMMFX1銭+パートナーズFXnano1.9銭=2.9銭の「スプレッドコストをこのスワップポイントで埋めるのに必要な日数は約1ヶ月です。
この両建てを仕掛けるのであれば、パートナーズFXnano口座の高スワップポイントキャンペーンは最低でも7月末まで延長するという読みの元に実施せねばなりません。
もし、キャンペーン終了であれば100円前後まで一気に落ちる可能性も考慮して対応策を決めたうえでポジション検討されてくださいませ。
一方、南アフリカランド円買いによる単純なスワップ投資であれば、タイミングが合えばいつでも仕掛けても良さそうです。
キャンペーンが終了しても南アフリカランド円買いポジションでマイナススワップポイントになることはまず考えられません。高スワップポイントだけみれば早目に仕掛けるほど有利なのですが、下げやすい側面を持つ通貨ペアですので慎重に買い場をみてキャンペーン利用するのがベターです。
この高水準、いつまで続くかはわかりませんが、仕掛けのチャンスがきたら有効活用していきたいものです。