自動売買が使えなくなるリスク 私の経験談|FX自動売買比較
自動売買のリスクの1つに、「サービスの停止・ストラテジーの停止」というものがあります。裁量トレードであれば、例え口座を持つ業者が破綻しても資金さえ保全されていれば、他の業者で取引すれば済むのですが、自動売買はそうはいきません。
今回は、2011年に私自身が直面した体験談をご紹介させて頂きます。
自動売買運用成績好調
上記ページの表をみていただくと、2010年10月から総合収支がプラスとなっているのが確認できます。その後はデコボコはあるものの比較的順調に利益を増やしていく展開になりました。特に2011年3月以降は、月の利益が10万円を超えることも多くなってきています。
そろそろ月30万円が見えてきたかな。
運用資金を2倍くらいに増やしていこうかと考え始めてもいました。
私と相性の良いストラテジーもいくつか見つけてあり、それらを中心に利益を出していくシナリオが大体見えてきたのです。
信じていただけないかもしれませんが、その相性の良いストラテジーは表向きの成績は右肩下がりの時もあるのですが、私の運用資金はあまり減ることも無く増えていました。
これってちょっとおかしい気がするかもしれません。ストラテジーの調子が悪ければ当然運用資金も減ると考えるのが普通ですよね。
でも、実際には「調子の悪い時に稼動させない」ようにできれば資金を減らさずに済みます。
マイナスの時期が減れば自然と総合収支はプラスになります。勿論、完璧にマイナスの時期を減らすことは出来ませんが、ある程度やれそうなストラテジーは存在します。
この辺もいずれ書きますね。
こういうストラテジーは、表向きの成績は右肩下がりなので、ほとんどのユーザーからはあまり注目もされません。
そのせいかもしれませんが、人気ストラテジーで時折発生するシステムトラブルもあまり経験しなくて済みます。そんなこんなで、静かに安定した売買が出来るという流れになっていました。
「これで売買量を増やせば、一挙に加速できる」
こう思っているときに事件は起きました。
調子の良い時の落とし穴
3つに戦略の歯車が合い始めてよい感じで動いていました。でも、調子が良くなると必ず落とし穴があるものです。
私の25年の相場人生は落とし穴の連続です。
この時も落とし穴があったのです。
サービス停止のショック
事件というのは、「エコトレFXのリニューアル」でした。発表当初は内容が不明でシステムのメンテナンスくらいのものだと軽く考えていたのです。
でも日が経ち、全容がわかってきてビックリしました。
「売買ストラテジー総入替」
要するに、今まで使っているストラテジーが全て使えなくなるという事だったのです。エコトレFXのサービス自体はなくならないのでサービス停止とは言い過ぎかもしれません。
でも、これは痛かったです。
この連載の最初のほうで、お手軽自動売買のリスクとして書いた「サービスの停止」というのは、ある日突然起きます。世界中でサービスを提供しているミラートレーダーだってその例外ではないだろうと思います。
これまで私が経験した「サービス停止」は2種類あります。
- 自動売買サービスそのものが停止してしまう、或いは全面リニューアルで今までのストラテジーが全て使えなくなる。
- 個別ストラテジーそのものが停止してしまう。或いは売買をしなくなる。
エコトレFXのリニューアルのようにストラテジー全部が総入れ替えになることは、今後は業者破綻のときくらいしか起きないレアなケースだろうと思います。
ただ、後者の「ストラテジーが消える」という現象は充分に起こりえます。例えば、「maloma」「ThirdBrainFx」などのストラテジー提供している業者が倒産した場合などです。
ミラートレーダーのサービスは続いていても相性の良いストラテジーが突然消えるというリスクはあるということです。
自動売買を続けていけば、いずれ「相性の良いストラテジー」のようなものが自然に出来てくると思います。それらを使い込んでいくことで利益も増加していくでしょう。
でも、それが永遠に続けられるとは思わないようにしています。
なかなか進まないのですが、「MT4の勉強も続けなければいけない」という気持ちは、常に持っておくつもりでいます。
最近、夜中にMT4の過去セミナー観ています。
睡魔に負けて半分寝ているのですが、少しづつやっています。来年以降はMT4かMT5で自分のプログラムを走らせたいというつもりではいます。
頑張ってみます。
MT4勉強状況
ちなみに、MT4のセミナーでおススメは、セブンインベスターズとアルパリジャパンです。それぞれ以下の特徴があるように感じています。
- アルパリジャパン:基礎部分とチャート機能習得に有効
- セブンインベスターズ:自動売買設定やストラテジーの考え方に有効
アルパリジャパンが「諸機能基礎編」中心とすれば、セブンインベスターズがより「自動売買開始編」という印象です。両方の過去セミナーを時間のある時に観ながらMT4をいじるだけでもかなり勉強になりました。
FX自動売買戦略 2012年 目次
2012年現在の自動売買戦略をまとめています。
- 第1回MT4についてFX自動売買戦略
- 第2回お手軽自動売買 6つの特徴
- 第3回ミラートレーダーだけではないお手軽自動売買
- 第4回最初からMT4は無謀なのか?
- 第5回自動売買デモトレードは好調だった
- 第6回FXデモトレードの反省点
- 第7回デモトレードを使うときに押さえておきたい4ポイント前編
- 第8回バーチャルFXを使うときに押さえておきたい4ポイント中編
- 第9回デモトレード活用法 後編
- 第10回FX自動売買運用 光明が見え始めた頃の話
- 第11回自動売買3つの戦略概略
- 第12回自動売買が使えなくなるリスク 私の経験談
- 最終回来年からが本格的な稼ぎ時
自動売買システムの使い勝手については以下でまとめています。