トライオートFX口座戦略 2018年度版
トライオートFX口座概要と使い方
トライオートFX口座は、2018年現在リピート系自動売買の主力口座として利用しています。
なぜトライオートFX口座を主力口座としているのかは、その特徴をみて頂けるとわかると思います。
他口座との比較を入れながら、簡単にご紹介させていただきます。
トライオートFX 大まかな特徴
- スプレッド 業界最狭手数料
- 片道手数料0〜2銭 業界最安値手数料グループ
- 1口座で裁量トレードと自動売買併用可能(裁量トレード売買時は手数料無料)
- 自動売買設定の自由度の高さダントツ
- 取引高でキャッシュバック有
- キャッシュバックも自動売買運用可能
この口座は、いろんな特徴を持っています。
トライオートFXは、リピート系自動売買口座としては最後発グループにはいります。そのせいもあってか、他社研究を十分にやってきた内容になっていて、他でできることはほとんどできるといっても過言ではありません。
ここで出来ないのはトラリピ口座で提供している「決済トレール」くらいだと思われます。
2018年5月末現在のトライオートFX口座スプレッドは、以下のようになっています。
- 米ドル円 原則固定0.3銭
- ユーロ円 原則固定0.5銭
- 英ポンド円 原則固定1.0銭
- 豪ドル円 原則固定0.6銭
- ユーロドル 原則固定0.3pips
ほとんどの通貨ペアで業界最狭水準です。リピート系自動売買でこれだけの好条件の口座はなかなかありません。少なくとも、私の利用する3口座ではダントツの低スプレッド口座です。
片道手数料0〜2銭も自動売買手数料としては業界最安値水準です。片道手数料2銭でもトラリピ口座よりも安く、他口座とも同等の水準です。
更に、1本の売買数量が増えるに従い、段階的に手数料が安くなっていきます。
- 1万通貨未満 片道20円
- 10万通貨未満 片道1銭
- 50万通貨未満 片道0.5銭
- 50万通貨以上 手数料無料
手数料無料となるのは1本50万通貨以上ですので相当敷居は高いのですが、資金が増えて注文数量が大きくなれば、手数料低減のメリットも享受できる仕組みです。
リピート系自動売買の投資家負担コスト「スプレッド+手数料」でみると、米ドル円1本の売買数量1万通貨未満設定ではループイフダンの方がコスト負担が低くなります。
他の通貨ペアで比較しても、ユーロ円や豪ドル円などのメジャー通貨ではループイフダンの方が投資家負担コストは低くなる傾向にあります。
ただ、トライオートFXは基本スプレッドが低いせいか、馴れてしまうと手数料負担はそれほど気にならなくなります。どうしても気になる場合は、ループイフダン口座の運用に切り替えた方が良いかもしれません。
裁量トレードで売買するときは「マニュアル売買」を選択することで、手数料無料で売買ができます。
トライオートFX口座は、手数料負担が無ければ米ドル円原則固定0.3銭の業界最狭水準となります。
- 業界最狭水準のスプレッドで裁量トレード
- 業界最安値水準の手数料で自動売買
この2つが1口座内で自然にできます。
他のリピート系口座では、何らかの規制がかかるところが多いです。
- トラリピ口座:裁量トレードでも同じ手数料徴収
- ループイフダン口座:裁量トレードは別口座に資金振替して行う、ループイフダン口座内では自動売買と同じ条件。
トライオートFX口座では、資金振替もせずに自動売買と同じ口座内で「手数料無料の裁量トレードポジション」「手数料有料の自動売買ポジション」を一緒に保有出来ます。
この仕組みは、資金効率や両建てなどの売買戦力上も面でも有利に働きます。
設定の自由度も特筆すべきところです。
1本1本を別々の設定で作ることもできますし、まとめて100本作製もできます。作成内容も、「追尾型」「非追尾型」「カウンタータイプ」などバリュエーションに富んでいます。
予め用意された設定も多数ありますので、最初はそれらを使ってみても良いと思います。
設定後の変更自由度も高いです。何度も書いていますが、40本のうち1本だけ自動売買注文を停止させたり、再稼働させたりといった変更が自由にできます。
「大きな設定」を動かしておいて相場状況に応じて「一部停止」「再稼働」を何度でも繰り返せます。
利益確定値幅の変更もできるため、稼働後に微調整も可能です。
低コストで出来るトライオートFXですが、更に取引高に応じてキャッシュバックも発生します。
簡単な手続きが必要ですので、トライオートFX口座開設後にやっておかれることをおすすめします(マネーハッチ口座開設+簡単な作業など)。
この手続きをしておけば、1週間ごとに取引高に応じてキャッシュバックが発生します。
取引高に対するキャッシュバック額は、定期的に変更されていて、2018年5月現在1万通貨2円です。
このキャッシュバックは、更にトライオートETF口座で海外ETFで自動売買する仕組みになっています。
キャッシュバックがただ貯まっていくだけでなく、自動売買運用されて増えていくという仕組みです。
現状、私の口座で運用されている資金は4,141円です。
私は取引高が大きくないので大した金額ではありません。それでも、たまに残高をみるのが楽しみです。
長くなったので、この続きは後日更新せていただきます。
トライオートFX運用概要
トライオートFX運用成績
- 運用開始:2016年5月
- 運用元金:4,818,767円
- 利益額:507,565円
- 利益率:10.53%
連載前半でご紹介した運用成績です。トライオートFX運用も2年が経過しています。
2年で利益率10%と大したことがないのは、昨年7月まで運用資金が少な目だったことと、保有ポジションのヘッジ用口座(売りポジション中心など)として使っていたため利益が出ていなかった時期があったりしたためです。
最初からこの資金でループイフダンのような運用をやっていれば、運用利益は150万円くらいにはなっていただろうと思われます。
2018年は、米ドル円の値動きが小さめなので利益は少な目なもののコツコツと続けています。
参考までに、私のトライオートFX基本戦略もご紹介させていただきます。
トライオートFX 基本戦略2018
私のトライオートFXは、基本的に以下の3種類の売買だけを行っています。
- 常時稼働:米ドル円買い設定
- 定期稼働:豪ドル円買い設定
- 短期勝負:手動売買で「米ドル円売り」
常時稼働させているのが「米ドル円買い設定」です。
40銭幅で買いさがり1本5000通貨×40本という設定でやっています。
この注文で保有する最大ポジションは20万通貨です。最大ポジション保有時でレバレッジ4倍以内という目安で作成しました。
この設定を稼働させてから1年半になるのですが、これまで20万通貨の米ドル円買いポジションが建ったことはありません。
米ドル円の値動きが大きくなかったこともあるのですが、急落しそうなときには「一部停止」をしているためです。
先日も米ドル円急落に備えて108円未満の買い下がりを止める措置をとっています。
ここでの米ドル円下げ転換が起きると底が相当深くなるかもしれないという懸念による念のための措置です。
この米ドル円買いは、今回のように一部停止させたり再稼働させたりしながら常時動かしたままになっています。
定期的に稼働:豪ドル円買い設定
これの他に定期的に動かしているのが「豪ドル円買い設定」です。
これは、裁量トレードで「買い転換かな」と感じ始めたら稼働させることにしています。「上げ相場終了かな」と感じたら停止させるイメージでやっています。
運用規模としては、最大5万通貨でやっていて、この設定を動かし始める時は米ドル円買い設定の最大ポジション数を15万通貨まで減らします。
こういう細かい設定変更が出来るのはトライオートFXならではです。他の口座では、ここまでのことは出来ません。
そして、全体のレバレッジを最大4倍以内とするというルールは、こういう時でも堅持します。
「上げ相場終了かな」と感じたら停止させるイメージでやっているのですが、当然ながらうまくいかないこともあります。
現在豪ドル円買いポジション2万通貨が高値87〜88円くらいで引っかかったままになっています。
こういうポジションは、残り3万通貨の枠で下値でもう1本仕掛けていくことで上昇期に利益確定しようというつもりでいます。
まあ、想定通りにいくかわかりませんが、のんびりやっていきます。
短期勝負:手動売買で「米ドル円売り」
米ドル円・豪ドル円買い設定は両方とも自動売買です。これに対して、年に数回程度「米ドル円売り」を手動売買で入れることもあります。
自動売買の米ドル円買いポジションを保有したままで、手動売買で米ドル円売りポジションを作るため、口座管理画面上は「両建て」になります。
トライオートFXは、両建て時に有利な制度を持っています。
- 同一口座で自動売買と手動売買併用できる。
- 証拠金MAX制度採用のため両建て時証拠金も少なくできる。
既に書きましたが、トライオートFXは、裁量トレードは手数料無料でできるため、自動売買と併せた戦略が練り易い口座です。
しかも、証拠金MAX制度採用口座であるお蔭で両建てにしても必要証拠金は証拠金MAXを採用していない口座と比べると半分で済みます。
仮に、米ドル円10万通貨保有に必要な証拠金が40万円とします。
- 米ドル円買いポジション 10万通貨
- 米ドル円売りポジション 10万通貨
こういう両建てポジションを保有したときに証拠金MAX採用口座かどうかの差が出てきます。
証拠金MAX採用口座の必要証拠金
- 両建てになっている部分は証拠金不要のため40万円
証拠金MAX採用していない場合の必要証拠金
- 買いポジション 40万円
- 売りポジション 40万円
- 合計 80万円
この必要証拠金の差は、余裕資金の差ともなります。高レバレッジのときや保有ポジションが大きくなればなるほど、この差は大きなものになります。
トライオートFX口座では、これらのメリットを活用して両建て運用ができます。
この売りポジションは、それほど多用はしません。「下げ相場のトレンドが強い」と自信が持てるときにだけやっています。
売りで攻める通貨ペアは基本的に「米ドル円」です。たまに豪ドル円で行うこともありますが、この2通貨以外では行いません。
これは、証拠金MAX制度を有効活用するという意味もあるのですが、「慣れた通貨ペアでやった方が成功率が高い」という意味もあります。
トライオートFX口座は、2018年5月時点のリピート系自動売買メイン口座です。現在のスペックに勝るFX口座が登場しない限り、この状況は続く予定です。
リピート系自動売買2018 目次
- 第1回:リピート系自動売買2018年までの運用成績
- 第2回:リピート系自動売買の魅力2018
- 第3回:「損失加速のリスク」FX自動売買運用で2018年の注意点
- 第4回:FX自動売買を安定収益源とするための鉄則
- 第5回:トラリピ手数料無料キャンペーン2018年のユニークな内容活用
- 第6回:自動売買 運用通貨ペア選びのルール2018
- 第7回:リピート系自動売買 運用設定基本ルール
- 第8回:稼働後のルール 自動売買成功のための要
- 第9回:追加設定ルール 先人の失敗から学ぶ
- 第10回:両建てルール トライオートFX口座を両建口座とする理由
- 第11回:トラリピ口座戦略 2018年度版
- 第12回:ループイフダン口座戦略 2018年度版
- 第13回:トライオートFX口座戦略 2018年度版
- 第14回:リピート系自動売買を安定継続するコツ
- 第15回:FX自動売買の資金管理の具体例 その2:余裕資金を十分に持たせる。
- 第16回:その3:口座特徴の把握と現実的な運用
- 第17回:リピート系自動売買安定運用のポイント その4・その5
- 第18回:リピート系自動売買2018 最終回