スワップポイント逆転で決済 FX決済ルールその2
高いスワップポイントがいつまでも貰えるというのは幻想です。いずれ金利が逆転する時代もくるかもしれませんので、その準備はきっちりとしておきましょう。
スワップポイント逆転の可能性
資産倍増計画には決済ルールがもう一つあります。それは、将来の日本の金利上昇に備えたルールです。
「スワップポイント逆転で決済」
豪ドルの買いポジションを作るとなぜスワップポイントが貰えるのかは皆さんご存知だと思います。
「豪金利が日本より高いから豪ドルを買うとスワップポイントが発生する」
将来、日本の金利上昇が起きはじめると豪金利よりも日本の金利が高くなる可能性もあります。そうなった時には、こういう状況が想定されます。
「豪ドルの買いポジションをもっていると毎日スワップポイントを支払う」
毎日、マイナススワップポイントが発生して運用資産が減っていく状況です。こうなってくると、スワップ投資の旨みは無くなるので、資産倍増計画は中止とします。
日本の没落が続けばいずれ金利は上昇する
2010年現在、日本はデフレ化で低金利が続いています。でも、この状況はいつまでも永遠には続きません。2000年以上の世界の歴史の中でも、今の日本の状態が起きたケースは1度くらいしかないのです(数百年前にイタリアの都市国家でその事例があります)。
- 日本は今まで世界の一流国であった。
- まだまだ、投資魅力があるため低金利でも資金調達ができる。
こういう前提があるから低金利が維持出来ているという面があります。今後、日本の国力が減退し続ければ状況はこう変化していきます。
- 日本が一流国から脱落
- 日本への投資がガクンと減っていく。
- 資金調達をするためには金利を上げないと駄目になる。
日本が浮上しないままずっといけば、いずれこうなってしまいます。そうなれば「日本の低金利を利用してスワップポイントで儲ける時代」は終わりとなります。
そうなったら、すぐに資金を引き上げるためのルールこれです。
「スワップポイント逆転で決済」
今度は、逆に「豪ドルを売る」ってのは駄目です。
「国力は通貨の力に反映されるからです」
これは、為替投資の絶対法則でもあります。本来金利の高い国は、長期的には値が下がっていくものなのです。いくらスワップポイントが高くても、値が下がり続けたらいつまでも損を増やしていくだけになります。
南アフリカランドの教訓を次回紹介させて頂きます。
まとめ
「決済ルールその2 スワップポイント逆転で決済」
この先何十年も今の状況が続くことはありません。この資産倍増計画を中止する時のルールがこれです。まあ、状況次第では別の組み合わせで継続もありますけどね。
まあ、気楽にいきましょう。
資産倍増計画で使っていく口座はここです。
資産倍増計画の記事をまとめてあります。
- 第1回:資産倍増計画
- 第2回:資産2倍 GMOクリック証券で開始
- 第3回:円高で儲ける。ズバリ資産倍増
- 第4回:3年で資産倍増が目安
- 第5回:豪ドルチャート 過去5年の値動きからみえてくるもの
- 第6回:資産倍増計画 年間利回り計算
- 第7回:スワップ投資 失敗と成功の教訓
- 第8回:不思議な投資家心理
- 第9回:FXで倍増 天井と大底の考え方
- 第10回:FX運用ルール 資金管理編
- 第11回:円高の恐怖と円安の油断
- 第12回:忘れてはいけないFX失敗の教訓
- 第13回:超円高 その時私はこうなった。
- 第14回:大暴落相場 収穫と成果
- 第15回:スワップ投資の有効性を確認した事件
- 第16回:資産倍増計画運用ルール 仕掛け編
- 第17回:円高円安の判断基準
- 第18回:FX 買いのコツ
- 第19回:成行注文がFX勝者の基本
- 第20回:FXの決済のタイミング
- 第21回:運用資産2倍になったら決済 FX決済ルール その1
- 第22回:スワップポイント逆転で決済 FX決済ルールその2
- 第23回:南アフリカランド 暴落の教訓
- 第24回:資産倍増 レバレッジ管理
- 第25回:強制ロスカットはレバレッジ規制でどうなるのか
- 第26回:レバレッジ規制とスワップ投資
- 第27回:コストダウン効果とは
- 第28回:資産倍増計画におけるコストダウン効果
- 第29回:セントラル短資FX口座でのコストダウン効果
- 第30回:FX放置運用 実際の利益
- 第31回:FXポジション作成後の注意点
- 資産運用 資産倍増計画運用状況