円高の恐怖と円安の油断
円高の恐怖が引き起こす「最悪の連想」
資産倍増計画で必要な資金は30万円。これだけでもルールをきっちり守っていけばかなり安全に運用はしていけると思います。でも、私はこれに加えて「待機資金」として銀行に20万円を置いたままにしています(現状、住信SBIネット銀行の円定期預金(キャンペーン金利で年0.8%)。
なぜここまでするのかの一番の理由を本日お話します。
私のような普通の人は一般的に以下のような傾向があります。
- 円安になって含み益が出てくるともっと儲かる状況ばかり連想するようになる。
- 円高になって含み損が出てくるともっと損する状況ばかり連想するようになる。
円高が加速すればするほど、「更に最悪の状況の連想」をする様になっていきます。「精神的に耐えられるかどうかの状況」がまさにこれです。具体的には、こういう事が実際に起きたりします。
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30円高になって耐えられるように買いポジションを作った。
でも、10円高になった時点で「あと20円高になったらどうしよう」と不安になり決済してしまった。
こういう事が現実によくあります。
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えっ?
そんな馬鹿な?
そう思う方もいるかもしれません。
でも、事実です。
読者の中にもそういうご経験をお持ちの方もいると思います。「30円高になっても耐えられる状態」と「実際に30円高に耐える事が出来る」とは全く違う次元の話しです。
「精神的に耐えられるかどうか。」・・前回書いたこの部分の意味はここにあります。この精神的に耐えられるラインは、かなりの個人差があります。
- もともとのその人の性格
- 過去のFX大損の恐怖体験度合い
- FXの運用姿勢
などなど、様々な要素で違ってきます。
私は20円高になっても平気だ・・と今は思っている方もいるかもしれません。私も昔はそうでした。でも、これは実際に2008年に経験したことで現実を思い知らされました。
当時私のような経験をした方はかなりいると思います。今回の資産倍増計画では、同様の失敗は踏まないようにしています。
恐怖を切り抜けた第一口座
第一口座:セントラル短資FX
この第一口座は、その2008年の超円高相場を無事切り抜けてきました。予備資金的なものは置いてありましたが、使わずに最初に入金した30万円で無事乗り切って今も資産を増やしてきています。
こんな感じで今回の資産倍増計画も実行していきます。
次回、「2008年の超円高もう一つの私の経験談」です。
まとめ
「円高の恐怖が引き起こす「最悪の連想」」
この恐怖は体験しないとわからない部分もあります。でも、出来れば体験してほしくはありません。今回の資産倍増計画は、こんぽ部分を強く意識しています。
資産倍増計画 目次
資産倍増計画の記事をまとめてあります。
- 第1回:資産倍増計画
- 第2回:資産2倍 GMOクリック証券で開始
- 第3回:円高で儲ける。ズバリ資産倍増
- 第4回:3年で資産倍増が目安
- 第5回:豪ドルチャート 過去5年の値動きからみえてくるもの
- 第6回:資産倍増計画 年間利回り計算
- 第7回:スワップ投資 失敗と成功の教訓
- 第8回:不思議な投資家心理
- 第9回:FXで倍増 天井と大底の考え方
- 第10回:FX運用ルール 資金管理編
- 第11回:円高の恐怖と円安の油断
- 第12回:忘れてはいけないFX失敗の教訓
- 第13回:超円高 その時私はこうなった。
- 第14回:大暴落相場 収穫と成果
- 第15回:スワップ投資の有効性を確認した事件
- 第16回:資産倍増計画運用ルール 仕掛け編
- 第17回:円高円安の判断基準
- 第18回:FX 買いのコツ
- 第19回:成行注文がFX勝者の基本
- 第20回:FXの決済のタイミング
- 第21回:運用資産2倍になったら決済 FX決済ルール その1
- 第22回:スワップポイント逆転で決済 FX決済ルールその2
- 第23回:南アフリカランド 暴落の教訓
- 第24回:資産倍増 レバレッジ管理
- 第25回:強制ロスカットはレバレッジ規制でどうなるのか
- 第26回:レバレッジ規制とスワップ投資
- 第27回:コストダウン効果とは
- 第28回:資産倍増計画におけるコストダウン効果
- 第29回:セントラル短資FX口座でのコストダウン効果
- 第30回:FX放置運用 実際の利益
- 第31回:FXポジション作成後の注意点
- 資産運用 資産倍増計画運用状況