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FX積立の課題「利益率上昇」への取組

5年間で積立複利5%ペースできているFX積立、利益率向上に取り組み始めています。

 

今回連載記事を初めて読まれる方へ

 

当連載を初めて読まれる方は第一回からお読みになることをおすすめします。

 

SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法FX積立

 

このページの中ほどにある「2018年度 純ドルコスト平均法FX積立2018」が当連載の目次となっております。

決済回数をあげて利益率向上?

ここまで5年間のFX積立で、大きな課題として検討していることがあります。

 

「変動の波に合わせて利益率を上げたい。

 

これについては、「気づき5」でも指摘したところです。

 

気づきその5:運用利益率は少な目

 

運用利率上昇に繋げられる施策をそろそろ追加したいところです。

 

当初、この売買ルールは「1年に1度くらい決済があればよい」というつもりで作成したものです。ところが、この5年間でまともに決済ルールに該当したのは1回だけでした。

 

スワップポイント中心で利回り5%は確保できたものの、決済が1回だけではこれ以上の利益率向上はなかなか望めません。

 

こうなってしまった大きな原因の一つは、運用開始からの豪ドル円の値動きが変化していることがあります。

 

  • 「豪ドル円の下げ相場が2年近く続いたこと」
  • 「豪ドル円の変動幅が小さかった」

 

FX積立を始めたのが、2012年の10月です。

 

豪ドル円は、2013年の4月に105円台をつけてから2016年6月まで利益確定に該当しないくらいの上げ下げを繰り返しながら、2年ちょっと下げ続けました。

 

そこから1年半くらいで上げてはきたものの、変動値幅は狭いままで変動しています。

 

この値動きは、豪ドル円の月足チャートを表示させると確認できます。

 

そろそろ大きく動き出すかなと感じる部分もあるのですが、豪国と日本自体に大きな変動要因がなければ、今の状況が「これからの豪ドル円の基本的な値動き」となるかもしれません。

 

豪ドル円は、数年前までは「スワップ投資家、1番人気の通貨ペア」でした。その人気による売買が、豪ドル円の値動き変動を大きくしている側面もありました。

 

しかし、豪国の金利低下に伴い、トルコリラ円・南アフリカランド円・メキシコペソ円など他の高金利通貨ペアに人気が移っています。

 

豪国が、大きな金利引き上げをしない限りスワップ投資人気復活は期待薄です。

 

そう考えていくと、これまでの5年間のような値動きの傾向が、これから5年間続くという想定も現実味を帯びてきます。

完全固定ルールの見直し

このままでは、「利益確定幅15円または20円」と完全固定された、現行の利益確定ルールでは、今後の利益確定なしの年が長く続く可能性もあります。

 

むやみに利益確定幅を狭めてしまうのはやるつもりはありません。小まめな利益確定は、「大きな波」に乗れずに大利を逃すリスクがあるからです。

 

過去の経験からも、こういう値動きが止まった時期が長く続けば続くほど、その後の変動は大きくなる傾向にあります。

 

とはいうものの、もう少し変動の波に合わせた売買が出来るように出来ないだろうかと考え続けた結果、2つの方法を採用することにしました。

 

  1. 利益確定を柔軟にできるルールを追加
  2. 決済せずに利益をだせる方法を追加

 

これまでの完全固定ルールを変更しています。

 

1つ目は、利益確定を柔軟にするものです。2つ目は、ポジションを保有したまま利益を増やしていく試みです。これまでも、余裕証拠金をスワップポイントで運用して利益を増やしてきたのですが、それとは違う方法を試す予定でいます。

 

ただ、これらのルールをみやみに使う予定はありません。多くても年に2〜3回程度でやっていく予定です。

 

詳細については、近々記事追加更新させていただきます。

追加ルールその1:利益確定を柔軟に決済できるルールを追加

 

昨年11月に売買ルールに追加してあるのが以下のルールです。

 

  • 場帳・グラフで天井近辺+買値より10円以上上昇 2つの条件が揃ったら利益確定検討

 

それ以前は、利益確定ルールは2つだけでした。

 

  • 全体の買い平均値より15円以上上昇したら利益確定検討
  • 個別ポジション買値より20円以上上昇したら利益確定検討

 

新しく加わった売買ルールは、「場帳・グラフ」での売買判断を取り入れています。

 

裁量トレード「サヤすべり取り」での売りタイミングで精度の高そうなときにFX積立ポジションも決済します。

 

ただ、買値よりも10円以上上昇が条件ですので、簡単には該当しません。

 

大きな相場での裁量トレード売買では、一度決済したあとに買い直すこともあります。

 

なので、完全に裁量トレードと売りタイミングを一緒にしてしまうと、FX積立の利益を圧縮しかねません。このルールでの利益決済をする際には十分に注意して行います。

 

読者の皆様に、「FX積立のための場帳・グラフ記入を始めてください」とオススメするつもりはありません。

 

私の売りタイミングは、メルマガ・ブログ記事でお知らせしますので、適宜参考にして頂ければと思っています。

 

手堅くいくのであれば、決済回数は少ないものの現状の売買ルールのままでいくというのも良いと思います。

 

追加ルールその2:決済せずに利益をだせる方法を追加

 

「決済せずに利益をだせる方法」とは「FXオプションの活用」です。

 

裁量トレードで「天井付近で本来なら売りたい」というタイミングで、「FXオプションを使ってコール売り」を仕掛けていくような使い方を検討中です。

 

FXオプションといっても「バイナリーオプション」とは違います。「バニラオプション」と呼ばれているものです。

 

FXオプション自体は、既に利用を始めています。先日FXオプションで「プットオプション買い」のポジションを作っています。

 

これは、いつもの裁量トレードで売りポジションの代わりに、同じように利益が出るプットオプション買いを代わりに使ってみたものです。

 

この売買を続けながら、FX積立でのオプション利用ルールを作っていくつもりでいます。

 

これも、読者の皆様はすぐにオプションを始める必要はありません。

 

もし、真似をするにしても先程説明した「追加ルール その1」で十分にやっていけるはずだからです。

 

まずは、どのようなものかを実際の売買などみながら参考にされてみてくださいませ。

 

オプションは、裁量トレードとの組み合わせでも有効に使えます。

 

オプションの取り扱いのあるFX口座は、日本では1口座しかありません。馴染みのない方も多いと思いますので、次回FXオプションの概略を説明させていただきます。

純ドルコスト平均法FX積立2018 目次

2018/02/19


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