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FXオプションより変身した米ドル円買いポジション決済

6月27日時点、米ドル円下落が一段落した感がでてきています。

 

私の「FXオプションを使った米ドル円買いポジション」も決済をしています。その内容と既存ポジションの概要などについてまとめました。

 

米ドル円三方よし戦略については下記ページにて詳しくまとめています。

 

 

まずは、決済内容からご覧くださいませ。

 

 

+3,540円 スワップポイントよりも強力なプレミアム利益

 

米ドル円買いポジション 下がっても利益にできる

 

サクソバンク証券で本日米ドル円買いポジション3万通貨を決済しています。

 

買値108.00円で決済は107.719円ということで、画像上は-8,430円の損きりになっています。

 

でもですね。

 

実は、このポジションは作成時からの収支でいくと利益なんです。

 

決済した米ドル円買いポジション3万通貨は、もともとFXオプションでプットオプション売りとして作ったポジションです。

 

 

当時の記事から該当部分を抜き出してみます。

 

米ドル円値108.48円時点で作成したもので、以下の内容になっています。

 

  • 通貨ペア:米ドル円
  • 種類:プットオプション売り
  • 権利行使価格:108.00円
  • 権利行使期日:6月26日
  • 清算方法:スポット(参考記事:スポットとは
  • 売買数量 3万通貨
  • プレミアム:0.399

 

補足情報

  • ポジション作成時のの米ドル円値108.48円
  • このポジションの最大利益:0.399×3万通貨=1.197万円

 

米ドル円108.48円の時に作った権利行使価格108.00円の米ドル円プットオプション売りポジションです。

 

プットオプション売りを作った際に、プレミアム代金11,970円を利益として受け取っています。

 

このポジションが権利行使日の昨日米ドル円108.00円の買いFXポジションに変身していたのを、本日決済したという具合です。

 

なので、収支はこうなります。

 

  • プレミアム利益11,970円ーFX損きりー8,430円=3.540円利益

 

先程、このポジションは作成時からの収支でいくと利益だったというのはこういう意味なんです。

 

この2週間米ドル円はよく下がりましたよね。

 

ポジション作った108.48円の頃は、「ここから大きく下がるとは正直思えない」という気持ちだったのですが一時は106円台突入までありました。

 

今日は盛り返してきていますけど、まだまだわかりません。

 

トータルで利益となるうちに決済したというのが、今回の売買ということでもあります。

 

  • 108.48円⇒107.719円まで約75銭下げても利益確保できた。

 

約75銭下げても利益が確保できた・・・私にとっては、ここが一番大きな収穫です。

 

FXでもスワップポイントの蓄積を利用して似たようなことはできます。でも、80円くらいのスワップポイントで75銭相当貯めるには3カ月前後の日数が必要です。

 

それがFXオプションを使えば、2週間程度でできます。

 

この方法は、勝ち易いということは確認できました。

 

これよりも前に作った米ドル円買いポジション5万通貨はまだ残してあります。

 

時期を見ながら、新規ポジションを作り、今後も有利に運用していければと考えています。

 

この先で、長期保有で作成してある、20万通貨の米ドル円プットオプション売りの状況なども、確認していきましょう。

 

米ドル円三方よし戦略記事を何度かみて頂いている方は、次を飛ばし読みして下さいませ。

 

米ドル円三方よし戦略 概略

 

この米ドル円三方よし戦略は以下の特徴があります。

 

  • 米ドル円が上がってよし
  • 米ドル円が下がってもよし
  • 米ドル円が動かなくてもよし

 

米ドル円相場がどのように動いても、自分にとっては良い結果になるはずなのでが、この運用法のポジションです。

 

伊藤忠商事の経営理念などで有名な近江商人の「三方よし」にあやかり、「米ドル円三方よし戦略」と呼んでいます。

 

FXオプションを使うことで、これが可能になります。今回の戦略は、以下のような方に有効です。

 

今回戦略の目論見

 

  • 長期的には円安になるだろうとみている。
  • でも、短期的には円高もありそうだ。
  • 円高時に米ドル円買いポジションを有利な値でつくりたい。
  • もしくは、このまま円安になっても利益をとりたい。

 

こう考えている方には、米ドル円がどのように動いても三方よしとなるのが今回の戦略です。

 

こう考えていない方には、三方よしになるとは限らないかもしれないのでご注意ください。

 

日米の経済成長格差を見る限り、一時的には円高傾向となっても、長期的には円安傾向になるのが自然だろうと私はみています。

 

米ドル円買いポジションを持ち続ければ長期的に問題はないと思っています。でも、超長期保有というのはそれなりのリスクも取り続けないといけません。

 

出来るならば「買いポジションを米ドル円が下がったところで作っておきたい」という気持ちもあります。今回の「米ドル円三方よし戦略」でそれができるかもしれません。

 

やり方は簡単です。

 

米ドル円のプットオプション売りを長期保有するだけだからです。

 

米ドル円プットオプション売りは以下のような性質を持ちます。「売り」の性質上、オプション値が上がれば損失・下がれば利益となります。

 

  • 期日までは、米ドル円上げなら下がり(利益増あるいは損失減))、米ドル円下げなら上がる(利益減あるいは損失増)
  • 日数が経てば時間的価値減少とともに下がりやすい(利益増または損失減)
  • 利益が取りやすいものの利益上限は限定される。
  • 大きな円高となれば、相応の含み損となる。
  • 米ドル円が期日に権利行使価格よりも上がればプレミアム分の利益を受け取れる。
  • 米ドル円が期日に権利行使価格よりも下がればプレミアム分の利益を受け取って買いポジションが発生する。

 

つまり、「米ドル円三方よし戦略」に合わせて表現しなおすとこうなります。

 

  • 上げてよし:単純に利益」となります。
  • 下げてよし:利益+現在値よりも安値で米ドル円買いポジションを保有できます。
  • 動かなくてよし:時間的価値減少により利益が増え易くなります。

 

なんか・・・・本当にそうなるの?・・・・って感じですよね(笑)。

 

どうなるかは、今後の状況でお見せしていきます。

 

尚、要注意は下げ相場です。

 

米ドル円プットオプション売りは、米ドル円買いポジションと同じ宿命を負っています。つまり、米ドル円下げ相場では含み損となるということです。

 

この含み損も、現在値で米ドル円買いポジションを作ったよりは少なくて済むのですが、10円・20円の円高となればそれなりの含み損となりえます。

 

このリスクは、資金管理や損きりで臨機応変に対応していきます。

 

この戦略での大切な条件は、プットオプション売りの権利行使価格を現在値よりも安値を選ぶことです。

 

こうすることで短期的に円高になりそうだと思ったときには、「現在値よりも安値で米ドル円買いポジションを作る布石」としてFXオプションが使えることになります。

 

まあ、この説明は実際にポジションを作って、その推移を見ていかないとわからない部分もあります。

 

今後も、この戦略で作ったポジション状況をお見せしながら、解説させていただきますので、参考になれば幸いです。

 

長期で保有している米ドル円プットオプション売りポジションは2本あります。

 

長期保有ポジション内容

 

三方よし戦略で長期保有中の2本のポジション内容をご紹介します。

 

今保有中の米ドル円プットオプション売りポジションの内容はこうなっています。

 

長期保有ポジション状況 保有ポジション共通事項

 

  • 運用通貨ペア:米ドル円
  • FXオプション:プットオプション売り
  • 保有数量:各ポジション10万通貨

 

ポジション分類 権利行使価格 権利行使日 約定値(プレミアム値)
ポジションA 110.00円 9月4日 2.35
ポジションB 111.00円 10月9日 2.046

 

補足すると、このポジションの最大利益は(2.35+2.046)×10万通貨=439,600円です。

 

権利行使期日に権利行使価格を下回れば米ドル円買いポジションが初声売るのは、先程の短期ポジションと同じです。

 

長期ポジションは、受け取れるプレミアムがスプレッド換算で2円以上あるため、もしも米ドル円買いポジション発生となっても、短期以上に有利になり易くなっています。

 

そのメリットを活用していくところを、このサイトでお見せしたいと思っています。

 

このメリットの理解のため、これまでの成績長期ポジションの含み損益推移も作成していますのでご覧ください。

 

米ドル円三方よし戦略 成績と含み損益推移

 

米ドル円買いポジション 下がっても利益にできる 2

 

米ドル円三方よし戦略で保有中のポジションです。

 

この画像ではよくわからないと思います。

 

FXポジション1本とFXオプション長期ポジション2本があるのですが、それぞれ以下のようになっています。

 

ここまでの損益確定分

 

この戦略での総合成績です。

 

項目 損益
FXオプション損益 23,170円
FXスワップポイント 5,850円
FX売買損益 −8,430円
合計 20,590円

 

 

FXオプションより変身保有中のFXポジション

 

権利行使日にFXポジションとなって保有中の米ドル円買いポジションの内容です。

 

買い平均値 数量 含み損益
109.50円 5万通貨 -71,250円

 


FXオプション⇒FXポジションへの変身時の内容と仕組は、先程のリンク記事で詳しく書いていあります。

 

変身後は純粋な米ドル円買いポジションとなるため、スワップポイントも発生します。

 

2つの長期ポジション 損失抑制効果

 

FXオプションで米ドル円買いポジション相当のポジションを持つと、下落時に含み損増加を抑制してくれる「損失抑制効果」があります。

 

以下の推移で、その損失抑制効果を確認することができます。

 

月日 米ドル円値 含み損益
4月29日 111.61円 90,500円
5月9日 110.06円 -93,500円
5月17日 109.97円 -74,100円
5月31日 109.44円 -99,800円
6月11日 108.60円 -204,700円
6月27日 108.075円 -240,800円

 

 

損失抑制効果は具体的に計算できます。

 

どの期間でも良いのですが、例えば6月11日と6月27日をご覧ください。

 

米ドル円は、6月11日108.60円⇒6月27日108.075円と52.5銭下げています。

 

FXで米ドル円買いポジション20万通貨を保有していれば、20万通貨×52.5銭=105,000円の含み損増加となるところです。

 

でも、FXオプションで保有していたことで、-204,700円⇒240,800円ですので含み損増加は36,100円に抑えられています。

 

この損失増加抑制効果は、権利行使価格から5円程度下落するまでかなりの力を発揮してくれます。

 

 

今後も、この効果を享受しながら運用を続けていきます。

 

今後の方針

 

今後の売買予定は、米ドル円の値動きによってわかれます。

 

米ドル円がここから一押しあるようであれば、その辺で次の短期ポジションを入れる予定です。

 

まだまだ下げそうなところはあるものの、米ドルがいつまでも売られ続ける展開は想定しにくいです。

 

そろそろ底をつくような動きがあるとみているので、FXオプションを使った有利なポジションを作るには、格好の場と考えています。

 

売買があれば、随時記事にまとめていきます。

 

この記事と同じような売買が出来るのは、日本で唯一「売り」も出来るバニラ・オプションを提供するサクソバンク証券だけです。

 

 

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2019/06/27


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