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オプション買いの落とし穴とは?

コールオプション買い 魅力 落とし穴

ループイフダン+カバードコールの運用は軌道に乗ってきています。

 

 

まだまだ利益額は大したことがないんですけどね。

 

年間利益10〜20%くらいを目安にしているので、利益率的には現状のようなペースが通常ペースです。

 

含み損を抑えながらこれくらいの利益ペースであれば、「手堅い資産運用」としては合格かなと思っています。

 

でも、FXオプションの仕組みで混乱されている方が多いようです。

 

実際にポジションを持つときの、「プレミアム売買の仕組み」で「???」となってしまうような気がします。

 

その辺を中心に「FXオプションの基礎部分」もいれながら、何回かに分けて説明させて頂きます。

 

まずは、「コールオプションの買い」についてです。

 

 

プレミアムの売買とは?

 

FXオプションは権利を売買する投資商品です。為替相場を元に売買値が提供されるため金融派生商品とも呼ばれています。

 

権利には2種類あり、「買う権利=コール」「売り権利=プット」です。

 

私のループイフダン運用で使っているのは、「買う権利=コール」です。

 

具体的には、「米ドル円を108円で買う権利」という形で売買をすることになります。

 

米ドル円の現在値は109円台です。

 

もしも108円で米ドル円を単純に買うことが出来るのであれば、いきなり含み益10万円以上のポジションとなります。

 

これってコストゼロであれば・・・単純に有利ですよね。

 

でも、こんな明らかに有利な事が簡単にできるはずはありません。

 

FXオプションでは、この有利不利部分をお金に換算して投資家間で売買をします。

 

この有利な部分を具体的な金額として計算したのが「プレミアム」です。

 

FXオプションは、このプレミアムを売買します。

 

コールオプションで、このプレミアムを「買う」ことを「コールオプション買い」と呼びます。

 

実際のレートでポジションを作った場合で、この特長を説明してみますね。

 

コールオプション買いとは?

 

この記事を書いている時点の米ドル円コールオプションのプレミアムは以下のようになっています。

 

現在のプレミアム

 

  • 米ドル円現在値 109.08円
  • 種類:コールオプション
  • 権利行使価格 108円
  • 権利行使日6月9日
  • プレミアム 1.312

 

この状況で「コールオプション買い」をした場合には、プレミアム1.312に売買する通貨数量をかけた金額を支払います。

 

コールオプション買いは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「損失限定・利益限定なし」という性質を持ちます。

 

FXでの買いポジション同様の利益が狙えて損失は限定できる、そんなイメージです。、

 

仮に1万通貨コール買いをするとすれば・・・・

 

プレミアム代金:1.312×1万通貨=13,120円

 

13,120円のプレミアム代金を払えば、権利行使価格108円のコールオプション買いポジションが作れます。

 

米ドル円が109.08円で「108円で買う権利」が1.312で買える訳です。

 

権利行使日は、満期日と考えて下さい。このポジションは、この権利行使日に清算される運命にあります。

 

さて、このポジションは・・・「何が有利なのでしょうか?」

 

そして・・・「何が不利なのでしょうか?」

 

ちょっと考えてみましょう。

 

不利な部分:もしかして払いすぎ?

 

権利行使価格108円のコールオプション買いポジションというのは、FXに置き換えれば「108円の買いポジションを持っている」というのとほぼ同じです。

 

現在値が109.08円ですので、108円の買値であれば含み益が乗っているような感じです。

 

  • 含み益:109.08ー108円=1.08円

 

1万通貨であれば、1,08円×1万通貨=10,080円の含み益です。

 

このコールオプション買いポジションに支払ったプレミアム代金が13,120円です。

 

10,080円の含み益ポジション作るのに13,120円支払っています。

 

正直なところ・・・ちょっと払い過ぎていますね(苦笑)。

 

  • 13,120円ー10,080円=3.040円

 

FXでの108円の買いポジションの含み益に比べて3,040円多いんですよね。

 

実は、コールオプション買いポジションを作る際は、ほぼ必ずこうなります。プレミアム代金の方が含み益よりも大きくなるのが普通ということです。

 

これは、プレミアム代金算出の要素に「為替値」の他に「時間的価値」「金利」などがあるためです。

 

あと、FXと違うところはスワップポイントがないところです。米ドル円買いポジションであればスワップポイント受取が普通なので、それがないというのも不利なところですね。

 

でも、有利な部分もあります。

 

有利な部分その1:リスクも必要資金も限定

 

先程も書きましたが、コールオプション買いは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「損失限定・利益限定なし」という性質を持ちます。

 

その損失は、「プレミアム代金」に限定されます。

 

つまり、このポジションでの損失上限は13.120円です。

 

FXでの買いポジションならば、米ドル円が5円・10円と下げれば1万通貨でも5万円・10万円の損失となります。

 

でも、このコールオプション買いであれば最大損失は13,120円です。

 

これ以上の損失にはならないんです。

 

その2:必要資金も少額 レバレッジ100倍も可能?

 

しかも、必要資金も13,120円だけなんです。

 

これ見逃されがちなところなんですけど、大きな魅力です。

 

だって、米ドル円108円の買いポジションを作るのには最低でも4.3万円くらいの証拠金が必要ですよね。

 

強制ロスカットされない余裕を持たせるのであれば、短期売買でも1万通貨の売買に10万円くらいは入金するのが普通です。

 

それが、このコールオプション買いポジションであれば・・・・13,120円・・・・で済むんです。

 

どんなに下落してもこれ以上のお金は必要ありません。

 

だって、「損失限定」なんですから。

 

これレバレッジ計算したらどうなるでしょうね?

 

米ドル円109円でのレバレッジ試算

 

  • 109万円÷13,120円=約83倍

 

権利行使価格をいじれば、プレミアム0.8や0.5というコールオプション買いポジションも作れます。

 

リスクも違うので、これをFXのレバレッジに換算してもしょうがないのですが、レバレッジ100倍以上なんてのは簡単にできます。

 

言いたいことは・・・コールオプション買いは、それだけ小資金でリスクを抑えた取引ができるということです。

 

今回はこの辺までにしておきます。


2021/05/26


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