無税範囲でのFX運用その3「FXスワップ投資編」・・・2019年の注意点

無税範囲 スワップ投資 2019

税金のかからない範囲で運用する方法は、私の思いつく限りで4つあります。

 

スワップポイントサヤ取り・トライオートでのリピート系自動売買については既にご紹介しました。

 

 

この2つのやり方は、「利益上限を無税枠33万円」までの運用としても使えます。

 

リピート系の自動売買は「利益額の調整がちょっと難しい」、スワップポイントサヤ取りは「スワップポイント差が開かない時期が続くと利益確保が難しくなる」という欠点があります。

 

この他に、無税枠内での運用を比較的低リスクでやる方法としては2つ考えられます。

 

これから2つの方法は、いずれも「目標とする利益を確保し易い」という特徴があります。

 

今回紹介するのは、3つ目となる「スワップ投資」でのやり方です。

 

 

無税範囲でのFX運用 その3

 

このやり方については、過去の連載記事を参考にして頂けるかと思います。

 

 

この流れは、現在も有効です。

 

ただ記事を書いた2015年からは変化してきている部分もあるので、ここで補足させていただきます。

 

スワップポイント振替機能について

 

「スワップポイント振替機能」は、ポジションに貯まってきたスワップポイントをポジションから切り離して口座残高に反映させる機能です。

 

これによって「スワップポイントを出金」したりできるようになります。

 

この機能を使うことは、税金上も大きな意味があります。

 

ポジションに貯めたままにしておけば、ポジション決済年に課税対象」です。

 

でも、スワップポイント振替機能を使って振替した場合は、そのスワップポイントは「振替をした年に課税対象」になります。

 

税金のかからない範囲で運用したい場合は、この機能を活用します。。

 

スワップポイントはポジションごとに一括振替となります。細かい調整をしたいときはポジションを小分けにしておくとよいです。

 

FX業者の中にも、スワップポイント振替機能を追加する口座が増えています。

 

2019年7月現在、スワップポイント振替機能を持っていて「高スワップポイント傾向のあるFX口座」は、みんなのFXです。

 

 

私は、自動売買とスワップポイントサヤ取りで利用しています。

 

時期によって「高スワップポイント口座」は違ってくるので、その時点の状況で扱うFX口座を選ぶことも大切なポイントです。

 

この運用では「どの通貨ペアで運用するか」も重要です。

 

通貨ペアについて

 

運用通貨については、高スワップポイントで為替変動も安定している通貨がおすすめです。

 

2019年7月現在であれば、「米ドル円」あたりです。

 

高スワップポイント通貨は他にもあるのですが、暴落可能性の高い通貨はできるだけ避けた方がよいです。

 

税金をゼロにできても、大きな含み損を抱えてしまっては本末転倒になってしまうからです。

 

基本的にスワップ放置運用でスワップポイントを貯めていくことになります。

 

何らかの対処が必要になるのが、「含み損が大きくなった時」と「含み益が大きくなった時」です。

 

これらの対処は予め決めておいた方が良いです。

 

含み損が大きくなったときの対処

 

含み損が大きくなってくるのは気分的に嫌なものです。この際の対処法は3つ考えられます。

 

  • 何もしない
  • スワップポイント利益を振替+利益分だけ損きり
  • 余裕資金で安値でポジションを増やす

 

この運用法をやる際は、「相当大きな為替変動があっても強制ロスカットされない」くらいの余裕資金をもたせてやるのが一般的です。

 

備えが十分にあるので、「何もしない」というのも有効です。

 

ただ気分的にはストレスが溜まります。

 

そういう時は、2番の方法がおすすめです。

 

今年の利益分をスワップポイント振替して、その利益の範囲内で保有ポジションの損きりをします。

 

利益と損きり 相殺イメージ

 

例えば、こんな感じです。

 

  • スワップポイント累積額:30万円
  • FXポジション含み損 :100万円

 

今年利益にはなるものの、含み損が大きくなってきて気になるという気持ちになったら考えます。

 

こんな時は、スワップポイント振替で30万円の利益を出して、その範囲内で損きりも実行してしまいます。

 

手順はこうです。

 

スワップポイント振替

 

まず、スワップポイント振替で30万円をポジションから切り離して口座残高に反映させます。

 

保有ポジション損きり

 

含み損100万円のうち30万円分を損きりします。

 

例えば、買値がおなじ6万通貨のポジションを保有していたとすれば、6万×0.3(30万円÷100万円)=1.8万通貨の損きりです。

 

これで、口座の含み損は70万円まで減ります。

 

ポジションも減るので、その後発生するスワップポイントも減ります。

 

あとは、為替状況をみながら新規ポジションを作っていく感じになります。

 

先程の一番最後の「余裕資金で安値でポジションを増やす」は、運用に自信のある方におすすめします。

 

リスクを高めて含み損増加を加速させる可能性もあるので、堅実にやる方法としてはおすすめできません。

 

含み益が大きくなった時の対処

 

含み益が大きくなってきて、「相場がそろそろ転換しそうだ」という時の対処も重要です。

 

ここの考え方も分かれると思います。

 

  • あくまで税金のかからない範囲にこだわって決済しない。
  • 「今年は税金を払う年」と覚悟して利益確定する。

 

私は、どちらかというと「後者」です。

 

無暗に利益調整をするのは、好調時の利益を削り、不調時の損失を補えなくなるリスクがあるのですべきではないというのがその理由です。

 

FXで無税枠の範囲でやる場合、この辺の調整には限界があります。

 

この部分は、FXオプションを活用するという選択肢もあります。

 

FXオプションを使うことで、「利益上限を抑え込むことができる」「利益上限を抑え込んだ見返りとしてリスクも低くできる」ということが可能となります。

 

  • 「利益上限を抑え込むことができる」
  • 「利益上限を抑え込んだ見返りとしてリスクも低くできる」

 

つまり、こういうことが可能となります。

 

「大きな利益が出せなくなる代わりにリスクを下げて利益を出しやすくする」

 

FXでは絶対作れないポジションですが、FXオプションを使えばそれが出来てしまいます。

 

それが、無税範囲でやる4番目の方法です。

 

FXオプション自体が理解しにくいところがあるので、上級者編という位置づけになるかもしれません。


投資家のための税金講座 目次

2019/07/22


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