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RSIの使い方 3つのポイント MT4EA作成編第15回

RSIをFXで使う際の使い方を考えてみました。RSIをいじっていていろいろと面白い傾向を見つけたので今回はその辺についてまとめてみます。

RSIを使う3つのポイント

RSIが使えそうなものとして3つほど抜き出してみました。それぞれ、これを基本にして少し変化を加えると面白指標として使えそうな気がします

 

南アフリカランド円日足 単純RSI

RSI FX 使い方1

 

南アフリカランド円日足のRSI成績をまとめると以下のようになります。期間は2009年〜2014年5月までの約5年半です。

 

  • 売買単位 10万通貨
  • 総利益 1181.41pips
  • プロフィットファクター 1.40
  • 勝率61.90%

 

勝率がほどほどによいです。ここには出ていませんが損きりの値幅を設定して加工すると売りでの勝率が100%に近くなるパターンも可能です。このパターンは、昔紹介したことがあります。

 

過去記事:ランド売りのおじさんEA

 

EURCHF日足 RSIエグジット

RSI FX 使い方1

 

EURCHFは、ご存知の方も多いと思いますが1.2を死守するとスイス国立銀行が宣言している通貨です。その死守ラインが浸透してきた2013年のみでバックテストをしてみました。このEURCHFをRSIでみるととても興味深い動きをしています。

 

RSI70を超えてから暫くすると一気に下がり、高値圏を継続しないのです。EURCHFの値動きも、ある程度の高値圏にたっするとそこに長居はしないでスルスルと下げてくる動きをします。

 

RSIも、RSIエグジット戦略の方が合うようです。2013年は6回売買があって5回利益になるというかなり割りの良いバックテスト結果となりました。

 

USDHKD日足 RSIエグジット

RSI FX 使い方3

 

USDHKDもRSIが合いそうな通貨ペアです。香港ドルは米ドルと値動きが連動するペッグ通貨のためある程度の行き過ぎの水準まで動くと調整される値動きをします。その「行き過ぎ」の目安としてRSIが使えそうです。

 

この通貨ペアのリスクとしては、「1回の利益が薄い」ことと「中国本国の動きが読めない」というところでしょう。香港ドルと米ドルのペッグは暫くは続くと思われるものの、中国政府の意思により突然変更される可能性もないとはいえません。

 

それぞれ懸念すべき部分があるのですが、目先の売買判断のテクニカル指標としては機能してくれそうな気がします。

RSIが有効となる3つのポイント

米ドル円など他の通貨ペアでもやったのですが、メジャー通貨では良い結果は得られませんでした。RSIがうまく合うものには以下の特徴があるようです。

 

  • マイナー通貨で有効なことが多い
  • ペッグ系通貨が面白い
  • 日足または4時間足などの長目の時間軸で有効

 

じっくりとチャンスを待てば、RSIは有効に使えそうです。チャンスは年に5〜10回程度くらいという感じです。問題はそのチャンスをじっくりと待てるかどうかですね。

 

だからこそ、自動売買向けかもしれません。

 

自動売買で仕掛けておけばチャンスを逃さないで済みます。こういうパターンは自動売買向けともいえる気がします。ちなみに、日足系のEAはVPS契約をしなくてもある程度シグナルどおりに動かせます。

 

具体的には、朝パソコンを立ち上げたらMT4を30分くらい開くだけです。いくつかの制約条件があるので、これについてはいずれまとめたいと思っていますが、一応ポイントだけ列挙しておきます。

 

  • 一日一回ログインして注文が発注されそうな時は待つ。
  • 決済指値を入れる形にEAを改良しておく。
  • 決済を指値で発注するとパソコンOFFでも有効に成立する。
  • MT4の時間設定によって売買タイミングが最高23時間ずれる。

実際に、VPSを使わずに動かしているEAが数本あります。

 

  • 最初から注文値幅がきまっているトラリピに似たEA
  • 日足で売買判断をするEA

 

今のところパソコンをOFFにしても許容範囲で問題なく動いていますので、いずれ使い方をご紹介できるだろうと思います。

 

まあ、MT4のハードユーザーからは邪道といわれそうですけどね。

 

でも、商用EAを使わずに、簡単な自作でつくったゆったり売買用のEAをお金をかけずに動かしたいという方には有益だろうと思います。

MT4EA作成編目次

EAを手軽につくるやり方をまとめました。

 

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2014/05/23


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