iDeCo(イデコ)2018年
FX税金対策の最後のパートは、「税制優遇商品活用」についてです。
私が利用しているのは「NISA」と「iDeCo(イデコ)」です。数年前に始めて、段々と形になってきつつあるので、その状況を報告させて頂きます。
今回は、「iDeCo(イデコ)」編です。
iDeCo(イデコ) 運用状況
最近のiDeCo(イデコ)口座の運用成績は下記記事でまとめています。
純粋な積立金が1,127,000円(手数料込み)で、資産残高が1,601,182円ですので単純に1.42倍まで増えています。
記事でも書きましたが、積立複利計算でいくと単純に16.7%複利のペースで増えています。
この運用成績で全額所得控除の節税効果もあるのですから、とっても有難い状況です。
これは、春先におこなった「運用管理機関変更」と「運用商品のスィッチング」による効果です。
当時、iDeCo(イデコ)運用管理機関で使っていた銀行は運用商品のラインナップに不満がありました。
いずれ、増加するだろうと思っていたのですが、数年たってもほとんど変わらない状況だったため、SBI証券に変更しています。
SBI証券に変更後、そこで運用商品を「ひふみ年金」にスィッチングしたところ、そこから半年で30%近い運用成績を出してくれました。
2017年11月に、「ifree NYダウインデックス」へと再スィッチングして現在に至っています。
iDeCo(イデコ)は、昨年くらいから大きな変化が出てきています。
iDeCo(イデコ)3つの大きな変化
私が感じている大きな変化は3つあります。
- 運用管理機関変更がやりやすくなった。
- 運用商品が充実
- 信託報酬の引き下げ競争激化
iDeCo(イデコ)認知度アップ+株高による好調な運用成績も追い風となり、日本国民にとって使いやすい制度になってきています。
それぞれ補足させて頂きます。
運用管理機関変更がやりやすくなった。
iDeCo(イデコ)の資金を私達から受け入れる役目をするのが運用管理機関です。具体的には、iDeCo(イデコ)口座開設勧誘をしていて、私たちが契約を交わしている銀行・保険会社・証券会社などのことです。
これまでは、一度申し込んだ運用管理機関を変更するのはいろんな費用がかかる、あるいは手続きがよくわからないなどやりにくいところがありました。
しかし、昨年くらいから状況が大きく変わってきています。
SBI証券・楽天証券などが「iDeCo(イデコ)変更手数料無料キャンペーン」を打ち出したためです。
これによって、iDeCo(イデコ)加入者が運営機関変更をしやすい環境ができました。
私も、このキャンペーンを利用して昨年から今年にかけて運営機関変更をしています。
一見、銀行・証券などの各運営機関はしのぎを削ってiDeCo(イデコ)加入者を勧誘しているように見えるのですが、現実はかなりの温度差があります。
私がそれまで使っていた運営管理機関も、手数料が業界最安値グループではあったものの運用商品のラインナップがいつまでも増えず、どの商品を選んでも大きな成果が期待できない状況にありました。
そんな時にiDeCo(イデコ)乗り換え手数料無料キャンペーンを目にして、運営管理機関変更を決断するに至ったわけです。
運営管理機関変更を一言でまとめると、「時間はかかります」が「手間はほとんどかからない」という感じです。
まず、変更に必要となる書類はそれほどありません。ただ、申し込んでから変更手続き完了までは数ヶ月ほどかかるので気長に待つことになります。
変更手数料無料キャンペーンを利用しても、運用商品の解約に伴う手数料などは発生します。
運用上少しくらい不利な部分があっても、、時代の流れについていけていないと感じる運営管理機関を使い続けるよりも、長い目でみれば変更によるメリットの方が上回ると私は思っています。
運用商品 種類と成績も充実
運営管理機関によって差はあるものの、業界全体としてみるとiDeCo(イデコ)で運用できる運用商品は大幅に増え続けています。
非常にうれしいのは、「ひふみ年金」を筆頭とする独立系運用会社が大手証券系と肩を並べて競争しているところです。
日本では、こういう市場は大手証券などが大きなシェアを握って主導権を握ってしまうことが多いのですが、iDeCo(イデコ)の運用会社は群雄割拠の戦国時代の様相を呈しています。
SBI証券で2017年12月現在63の運用商品が揃っています。
銀行預金から日本株・米国・新興国・債券と種類も豊富であり、どの運用商品にするかとても悩みます。
運用成績も好調です。
1年間の運用成績で50%以上の利益を出している運用商品もあります。
ここのところの株高の恩恵でもあるのですが、運用商品の半分くらいが年20%くらいの運用成績を出しています。
iDeCo(イデコ)加入者増加に伴い、運用商品の手数料である信託報酬低下も進んでいます。
信託報酬0.1%台の運用商品もでてきています。iDeCo(イデコ)開始当初はほとんどが信託報酬1%以上でした
当時に比べると5分の1程度に低下したことになります。
ここのところの運用商品の好成績には、この信託報酬低下も好影響を与えている気がします。
ベンテマークとしている指標を上回る運用成績を出す運用商品が増えているのです。
ベンチマーク・・・ってなんだ。
運用商品が成績の指標としている指数のことです。例えば、日経225系の運用商品であれば、運用成績は基本的には日経225に連動することになります。
その運用商品は、ベンチマークである日経225上昇を上回る運用成績を出せれば、その運用商品は優秀という目安にできます。
昔は、日経平均が20%上がっても10%くらいしか上昇しないような投信が沢山ありました。その原因の一つが「高い信託報酬だった」というう説もあります。
そういう投資信託を買った経験がある方は、「投資信託は大嫌い」という方がかなりいます。
実は、私もその一人です。
「プロが運用してなぜ平均以下の成績しか出せないのか?」というのは、誰もが不満に思っていました。
昔のメルマガで書いたことがありますが、iDeCo(イデコ)を始めた数年前でも「投資信託は嫌いだけど全額所得控除の節税効果があるからやってみよう」というのが、当時の偽らざる気持ちでした。
運用成績自体には、ほとんど期待していなかったのです。
だから、選んだのは株価変動の影響の少ない「REIT」です。
今は違うんですねぇ。
昔に比べて、本当に良い時代になりました。
投資信託も個人の株やFXと同じで運用は波があります。
なので、運用成績の絶好調がこれからもずっと続くとは思ってはいません。
それでも、信託報酬の低下などにより長く続けていくことで、10年・20年後には堅実な資産つくりができる環境が整ってきたと感じています。
FX税金2018年 目次
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