2018年からの増税時代に備える FX税金対策最終回
- 給与所得控除の上限制限
- 所得によって配偶者控除対象外となる制度開始
- 環境税導入検討
2015年くらいから、「ちょっとづつ増税」となる税制改正が続いています。
そして、ジワジワと社会保険料も上昇しています。私は、自分の会社の給与計算もしているのですが、大体半年に1回くらいのペ−スで社会保険料引き上げがある気がします。
それも、1回1回はちょっとづつなんです。
しかも、対象となる国民層がずれていたりして大きな不満が出ないような流れです。巧妙に仕掛けてきている感じです。
これからも、この流れは続いていきそうです。
なかなか厳しい時代になったものですね。
でも、これでも昔よりはましなんです。
この資料をご覧ください。
今から43年ほどまえの昭和49年の最高税率は93%でした。高所得層は収入のほとんどを税金として納付している時代だったんですね。
累進課税制度なので、所得が少なければ税率も低く税金も少なくて済みます。
でも、一生懸命働いて収入が増えても、税金も大幅に増えていく、そんな厳しい時代だったのです。
こういう制度のもとでも、私たちの両親世代は一生懸命働いて私達を育ててくれたのだと改めて感じます。
「庶民が資産を作るには投資をするしかない」
こんなフレーズを本で読んだことがあります。当時は投資といえば株でした。証券会社が作っフレーズなのかもしれませんが、仕事で一生懸命働いてもほとんどを税金でもっていかれるので、考え方としては当然かもしれません。
ここに、これからの増税時代に私たちがとるべき道のヒントがある気がします。
増税時代にとるべき道
現在の税制が厳しくなったといっても、昔ほどではありません。でも、これからもいろんな税制や公的負担増の網が増えていくことは容易に推測できます。
歴史を振り返ってみると、株やFXなど投資分野での課税強化はおそらく後回しになります。
なぜなら、増税によって相場暴落が起きては政府としても困るからです。
「株」「FX」ともに、口座を開設したから利益が入るわけではありません。
ご存知のように、株やFXというものは友人のアドバイスやちょっと勉強しただけで儲かるものでもありません。多くの投資家が、一生懸命勉強しているのに利益を出せないで苦しんでいるのが投資世界の常識です。
こんな状況で、課税強化をすれば投資家は離れていくことになるのは必須です。投資家が離れていけば、大きな暴落などにも繋がります。
株式が特にそうですが、全体の株価下落は日本経済の活力自体を削いでしまいます。
海外からの買収なども起きやすくなり、日本の優良企業などが海外資本に支配される流れにもなりうるからです。
FXはそれほどの影響はありませんが、FXだけ課税強化することはまず考えられません。
現在、「金融税制の一体化」がすすめられているからです。
いずれは、株やFXなど多くの投資商品で損益通算や損失繰越ができるようになる流れです。課税側となる税務署にとっても非常にやりやすい制度ですので、この流れからFXだけが外れることはありえないことです。
これらの流れをみていくと、私たちが目指すべき方向性の一つが見えてきます。
それは、私達庶民が大きな資産を作りたいのであれば、株やFX運用を活用していかねばならないということです。
振り返ってみると、43年前は「不動産」という選択肢もありました。でも、現代日本でこれからも上昇し続ける不動産をみつけるのはなかなか困難なところがあります。
株やFXであれば、どなたにでどこにいても公平にチャンスがあります。成功のためには、運用技術をしっかりと磨いていかねばなりません。
運用技術を磨く
これからの増税時代がさらに進めば、昔のように「株やFXが税金負担が軽い」と考えて始めるような方も増えてくるでしょう。
でも、残念ながらそういう考えではこの世界で財をなすことはできません。
正しい運用法を正しく実践する投資家たちだけが、この世界で長期にわたり資産を増やし続ける力を持ちます。
正しい運用法は世の中には沢山あります。
私がやっているのは「サヤすべり取り」や「サヤ取り」です。
サヤ取りの応用形としてやっているのがメルマガでもお馴染みの「スワップポイントサヤ取り」や「NYダウサヤ取り」です。
でも、私に合うからといって皆さんに合う訳ではありません。
合わないと感じた方は、他の運用法を探す必要があります。
必ず見つけてくださいね。
そして、みつけた後は「正しく実践すること」も大切です。正しく実践を続けて、しっかりとした運用技術をみつけていきましょう。
私のメルマガが、その一助となればと思っています。
FX税金2018年 目次
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