資産倍増計画 2019年5月状況
運用資金が2倍になるまでは決済しないというルールででやっている資産倍増計画、2019年に入り「将来下げたら買う予定のポジション」も追加して運用中です。その状況をまとめました。ここで使っている口座はくりっく365口座です。
2019年5月時点の運用概況 投下資金そろそろ2倍
投下資金総額 |
決済利益+スワップ |
運用資金総額 |
含損益+運用資金 |
---|---|---|---|
3,900,000 |
3,720,133 |
7,620,133 |
6,104,283 |
最新含み損益は、2019年5月2日時点の78.170円で計算
現在ポジションの投下資金が390万円です。運用開始後の決済利益が2,515,750円+スワップポイント累積1,204,383円=3,720,133円とまで増えてきたので、あと20万円くらいで単純に運用資金2倍達成となります、
投下資金は今後も追加する予定なのですが、資金が着実に増えているのはうれしいです。
運用通貨は豪ドル円です。ここのところ、決済はなく毎月発生のスワップポイントが利益を増やしている流れになっています。
2019年4月スワップポイント発生は30,040円でした。30040×12ヶ月で年間360,480円ペースです。
現在の運用資金総額7,620,133に対する利回りでいくと、360,480円÷7,620,133×100=4.73%というところです。
2018年までの資産倍増計画ポジションは、豪ドル円の上昇がない限り、このままにしてありました。
2019年からは、FXオプション独特の性質を活用したポジションを投下して収益拡大を狙っています。
まずは、このポジションについて説明させていただきます。
FXオプションで利益上乗せ狙い
FXオプションを使うと、現在値よりも離れたところでポジションを持つことができます。また、「下がったら買う予定」という気持ちをポジションに反映することもできます。
この特徴を利用して「豪ドル円が下がったら買いポジションに変身」するポジションを保有中です。
ポジションを作るタイミングは、「豪ドル円現在値で買いポジションを作りたい」という局面です。この時に、現在値よりも安値の権利行使価格のプットオプション売りポジションを作ります。
このポジションは、最終的に下がった場合は豪ドル円買いポジションが発生して、最終的に上昇してしまった場合は利益だけが残ります。
発生する豪ドル円買いポジションは現在値よりも安いところですので、現在値で本気で買うつもりのある私にとっては「上がっても下がっても損にならないポジション」でもあります。
具体的にやることは、「豪ドル円プットオプショ売り」を作って保有し続けるだけです。
豪ドル円プットオプション売りは、豪ドル円上昇ならば利益・豪ドル円が下がると含み損となるポジションです。ポジションの清算方法には、「単純に損益決済する方法(キャッシュ)」と「豪ドル円買いポジションが発生する方法(スポット)」の2種類あります。ここで作ったポジションは、含み損で期日となった場合は、「豪ドル円買いポジションが発生する方法(スポット)」での清算を予定しています(参考記事:底値狙いのプット・オプション戦略)
「下がったら豪ドル円買い」という気持ちが本当であれば、FXオプションを活用することで「豪ドル円上昇なら単純に利益上乗せ」ということになるわけです。
2019年5月現在、私はこの豪ドル円プットオプション売りポジションを2本保有しています。
豪ドル円買いでFXオプションを使う効果
それぞれ以下のような内容です。
- 作成日:2019年3月11日
- 当時の豪ドル円:78.21円
- 権利行使価格:78.00円
- 権利行使期日:8月21日
- 売買数量2万通貨
- プレミアム:2.340(最大利益2.340×2万通貨=46,800円)
- 作成日:2019年4月17日
- 作成時点の豪ドル円:80.350円
- 権利行使価格:78.00円
- 権利行使期日:10月2日
- 売買数量2万通貨
- プレミアム:1.251(最大利益1.251×2万通貨=25,020円)
それぞれのポジション作成したときの記事はこちらです。
- 1本目作成記事:FXならではのお得に見える方法「値幅2.34円分の利益がほぼ確定のポジション」
- 2本目作成記事::豪ドル円78円プットオプション売り2万追加
豪ドル円プットオプション売り4万通貨は、期日に権利行使価格未満であれば豪ドル円買いポジション4万通貨が発生するという性質を持ちます。
このため、豪ドル円下落時には、豪ドル円プットオプション売り4万通貨はFXでの豪ドル円4万通貨買いポジションと同様の含み損を抱えることになります。
ただ、その含み損の増え方などはFXよりは緩くなります。
これは、プットオプション売りでは「日数の経過で利益が増える」「豪ドル円下落時に含み損増加ペースが緩め」という特徴があるためです。
この特徴のお蔭で、少々の為替変動でも含み損増加の衝撃が緩めになります。
その特徴は、ポジションを作ってからの損益推移をみて頂くと理解しやすいです。
FXオプション 損益推移
月日 | 豪ドル円値 | 含み損益 |
---|---|---|
4月17日 | 80.35円 | 27,920円 |
5月2日 | 78.18円 | -3,800円 |
含み損低減効果を活用した資産倍増計画の目論見
4月17日時点では豪ドル円は80.35円だったものが5月2日には78.18円となり、2.17円下落しています。それと共に、収支は27.920円→―3.800円と31,720円収支が悪化しています。
通常、豪ドル円買いポジション4万通貨保有していた場合は、4万×2.17円=86,800円含み損が増加することになります。
この2週間でスワップポイント発生効果で少し薄目られるものの、その効果は10銭程度=約4000円程度にすぎません。
プットオプション売りによる「含み損増加ペースが緩くなる効果」は、経過日数や為替変動幅などによって違ってきます。
今回のケースでは、・・・
FXでは86,800円くらい含み損が増えるはずだった
・・・のが・・・
プットオプション売りにしておいたことで31,720円程度で済んだ
・・・・ということになります。
FXオプションを使うことで、為替下落による含み損増加を半分くらいに抑えられている効果がでています。
2019年は、こういう効果を活用しながら、「資産倍増計画の追加収支を増加」させていく目論見です。
5月は、ここから豪ドル円が更に下落するようであれば、「豪ドル円プットオプション売り」を追加検討する予定でいます。
この運用では2つの口座を使用しています。
資産倍増計画 関連記事
ここから先は、資産倍増計画関連の内部記事です。
- 豪ドル円資産倍増計画 2019年からの運用体制概要
- ステップ1:FXオプションで豪ドル円安値圏ポジションを作っていく編
- ステップ2:資産倍増計画 運用全体状況
- 全体まとめ:豪ドル円による資産倍増計画 総まとめページ
- 損失抑制効果とその「限界」のまとめ FXオプションリスク
サイト内他記事